ホーム ケーススタディ Hoffmann Neopac社 Hoffmann Neopac社
SAP S/4HANAとIBM Systemsの充実したデータ・インサイトで、環境に配慮した包装を
詳細はこちら
クリーンルームスーツを着た機械操作の男性

Hoffmann Neopac社は、消費者動向、規制、持続可能性に基づいて、包装システムを刷新します。同社は、IBMゴールド・ビジネス・パートナーのWAGNER AG社と協力して、IBM® Power Systems™ サーバーとIBM Storage を基盤としたプライベートクラウドの SAP S/4HANA® に移行し、充実したデータ・インサイトを得られるようになり、業務最適化、廃棄物の削減、環境への配慮を実施しやすくなりました。

ビジネス上の課題

包装材のスペシャリストであるHoffmann Neopac社は、スピーディーなイノベーション、消費者動向や規制への対応、廃棄物の削減をしたいと考えていました。業務最適化のため、データを検索して探すにはどのような良い方法があるでしょうか。

概要と経緯

Hoffmann Neopac社は、IBMゴールド・ビジネス・パートナーであるWAGNER AG社と協力して、高性能IBM Power SystemsサーバーとIBM FlashSystemストレージ上に構築されたプライベートクラウド環境のSAP S/4HANAに移行しました。

結果 15倍
IBMインフラストラクチャーによるエネルギー消費量の削減
90%
プロセッサーのフットプリントの削減
削減
ソフトウェアライセンス費用
ビジネス上の課題の詳細
変化への対応

ローションのチューブを絞ったり、高級クリームの缶を開けたりしたときに、Hoffmann Neopac社製の包装材を使っているかもしれません。食品、医薬品や、関連する専門分野にサービスを届ける同社は、最適な機能と魅力的なデザインを提供する新製品を生み出すために、研究、開発、イノベーションに多額の投資を行っています。

Hoffmann Neopac社のCIO(最高情報責任者)であるFrank Werdermann氏は、次のような話を取り上げています。「当社のすべての包装材システムは、外装が美しく、厳しい衛生と安全規制に準拠し、とても使いやすいものでなければなりません。ただし、業界、政府、環境規制と同様に、消費者の嗜好やトレンドは常に変化しているため、迅速に対応する必要があります。

「当社の最終的な目標は、お客様が望むものを予測し、お客様のニーズを完全に満たし、お客様が抱えていることさえ知らなかった問題を解決できる革新的な包装材システムをお届けできるようにすることです。包装材のトレンドを理解し、より正確な需要予測と計画を支援するために、私たちはビジネスについての最新のインサイトを必要としていました。コストを削減しながら、製造を最適化し、廃棄物を削減し、より持続可能な社会を促進したいと考えていました」

当社には自社のデータセンターでIBM Power Systemsサーバーを使用してきた長年の経験があり、信頼性が高く非常に高性能であることがわかっていました。 Frank Werdermann氏 CIO Hoffmann Neopac社
概要と経緯の詳細
エキスパート・パートナーとの連携

Hoffmann Neopac社は、20年以上にわたり、自社のオンプレミス・データセンターの IBM Power Systems サーバー上で稼働する SAP ERPに頼ってきました。以前は、業務支援に下記のSAP ERPモジュールを使用していました:Financial Accounting、Controlling、Controlling and Profitability Analysis、Production Planning、Supply Chain Management、Materials Management、Quality Management、 Manufacturing Intelligent Integration and Intelligence、Extended Warehouse Management、Sales and Distribution、Global Trade Services、Human Capital Management、Application Performance Manager、SAP Solution Manager。担当者は、これらのアプリケーションでは、業務最適化に必要なリアルタイム分析と運用上のインサイトが得られないことに気づきました。

リアルタイム分析を活用するため、同社は最新世代のインメモリー SAP S/4HANA スイートへの移行を決め、広範な評価プロセスを経て、グリーンフィールド導入(新規導入)を選択しました。

Frank Werdermann氏は次のように回想します。「ERPソリューションの評価には、150件以上の質問と基準を用いました。いくつかのソフトウェア・ベンダーのソリューションを検討しましたが、SAP S/4HANAが最も総合的で完全なパッケージを提供していることがすぐにわかりました。当社では何十年にもわたり既存のSAP ERP環境を基盤として構築してきたため、グリーンフィールド導入が最も速く簡単な方法でした」

評価期間中に、Hoffmann Neopac社は、新しいSAP環境のホスティングもIBMゴールド・ビジネス・パートナーであるWAGNER AG社に委託することを決定しました。 

「当社はIT企業ではなく包装材企業ですので、SAP環境の運用にたくさんの時間と労力をかけることは今では考えられなくなったのです」とFrank Werdermann氏は言います。「オンプレミス・ソリューションを管理するには、適切な知識とスキルを備えた人材が少なくとも2名が必要ですが、これはほとんどの中小企業には考えられません。IT部門がコア・ビジネスに資源を集中できるようにするため、ホスティング業務と通常のインフラ管理業務を私たちのためにやってくれる、環境や企業での経験豊富な専門家に任せることにしました。

アジャイルな業務を実現

Hoffmann Neopac社は、IBM Power SystemsとIBM Systems Storageインフラストラクチャに基づき、スイスにあるWAGNER AG社のデータセンターでホストされているフルマネージドのプライベートクラウド環境に、新規のSAP S/4HANAソリューションを導入しました。また、既存のSAP ERP環境をWAGNER AG社のプライベートクラウドに移行しました。

WAGNER AG社との5年間のサービス契約には、Hoffmann Neopac社のSAP ERPおよび SAP S/4HANA環境の2年間の並行運用期間が含まれており、必要に応じて契約を延長・変更できる柔軟な条項が含まれています。Frank Werdermann氏はこのように付け加えました。「WAGNER AG社との契約は業務を支援してくれるとても良いものであり、新規のソリューションに移行する際に、時間の経過とともに柔軟にSAP ERPワークロードを削減しSAP S/4HANAワークロードを追加できるようになりました」

彼は次のように回想します。「当社では基盤となるホスティング・インフラストラクチャを慎重に検討しましたが、WAGNER AG社の製品がIBMテクノロジーに基づいているという点が決め手となりました。当社には自社のデータセンターでIBM Power Systemsサーバーを使用してきた長年の経験があり、信頼性が高く非常に高性能であることがわかっていました。

「さらに、IBM Power Systems上でSAP S/4HANAを実行する場合の総所有コストは、x86アーキテクチャーを使用する場合よりもはるかに低くなりました。また、ワークロードを実行するには、他の処理プラットフォームでは540個のCPU が必要であったのに対し、IBM POWER9™ CPUは40個必要なだけでした。また、IBMインフラストラクチャは、他のプラットフォームやアーキテクチャに比べ、エネルギー消費量を15分の1に抑えられます。

Hoffmann Neopac社のSAP環境は、 IBM  PowerVM®を 使用して仮想化され、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsオペレーティングシステムを実行するIBM  Power System E950 および IBM Power System S922 サーバー上でホストされています。データ・ストレージは、2台の IBM FlashSystem® ストレージ・アレイに接続された4台の IBM SANボリューム・コントローラー ・システムを通じて管理されています。ストレージ容量は、IBM Spectrum Virtualize® を使用して仮想化されます。データは、IBM仮想テープ・ライブラリと物理IBM LTOテープ・ライブラリにバックアップされますサーバーとストレージは、 IBM System Storage Networking SAN24B スイッチで接続されています。

高スループット、低レイテンシーのIBM FlashSystemストレージにより、業務用データが即座に利用でき、オペレーションに関するリアルタイムのインサイトが得られるようになります。また、IBM Power Systemsサーバーと超高速IBMフラッシュ・ストレージ・ソリューションの優れた組み合わせにより、SAP HANAシステムの再起動にかかる時間はわずか30 秒になります(回転ディスクのあるプラットフォームでは10分かかります)。

WAGNER AG社のSenior IT Solution Architect(シニアITソリューション・アーキテクト)であるMartin A. Meier氏は、次のように述べています。「IBM Power SystemsとIBM Systems Storageは、当社のプライベートクラウド・サービスに最適な基盤です」

IBM Power Systemsを基盤にしたWAGNER AG社のプライベートクラウドにSAP S/4HANAを導入することで、当社のコア・ビジネス・プロセスの多くをデジタル化、自動化、効率化、高速化できるようになります。 Frank Werdermann氏 CIO Hoffmann Neopac社
成果の詳細
一歩先を行く

SAP環境がWAGNER AG社のクラウドで実行されるようになったことで、Hoffmann Neopac社は会社の長い歴史の中で新しく刺激的な一章に踏み出しました。

Frank Werdermann氏は次のように述べています。「これまで、年中無休で業務支援のために関連するITスキル人材を確保するのは簡単ではありませんでした。現在、WAGNER AG社の高度なスキルを持つ専門家チームが、当社のSAP環境全体に対応してくれています。マネージド・サービスにより、時間と労力が大幅に節約されるとともに、総所有コストも低く抑えられます。つまり、これにより当社の小規模なIT部門は、通常運転を続けるだけでなく、ビジネスに付加価値をつけることに集中できるということです」

IBMインフラストラクチャーにより、10のタイムゾーン、5カ国の生産拠点を持つHoffmann Neopac社にとり最優先事項である年中無休の可用性と高パフォーマンスが可能になっています。WAGNER AG社は、サービス・レベル・アグリーメント(SLA)で、99.9%のアップタイムと350ミリ秒以下の応答時間を保証しています。

「日常業務では、IBM Power SystemsとIBM FlashSystem ストレージの優れたパフォーマンスのおかげで、応答時間の90%は100ミリ秒未満となっています」と Frank Werdermann氏は述べています。「当社のお客様のほとんどは、当社製品のジャストインタイムの納品を必要としているため、高可用性と地理的に分散したレジリエンスは不可欠なのです。WAGNER AG社のクラウドに移行して以来、当社では100%の可用性を経験しており、これによりきわめて重要なSAPアプリケーションの年中無休のオペレーションが担保されています」

WAGNER AG社のサポートにより、Hoffmann Neopac社は、SAP S/4HANAで加速する俊敏性とインサイトを最大限に活用できるようになります。

Frank Werdermann氏は次のように説明しています。「SAP S/4HANAを活用したリアルタイム分析により、これまでよりも速く正確に業績を測定できるようになります。また、SAP S/4HANAにより、より高いレベルの自動化ができるため、変化する市場状況、消費者動向、包装材規制に、より機敏に対応できるようになります。こうした傾向を的確に突き止め把握できるようになるため、スマートなデータ主導型の戦略計画を立てられるようになります。

「リアルタイムの業務上のインサイトにより、生産誤差を回避し、廃棄物を削減しやすくなります。生産プロセスと物流プロセスにバーコード・スキャナーを導入することで、不良率と不良品数が減り、出力品質が向上し、ひいては顧客満足度を向上することができます。

「また、SAP S/4HANAソリューションによって、すべての生産プロセスへのエンドツーエンドの監査証跡が得られるため、お客様や業界の規制準拠を証明する際にも作業が容易になるだろうと予想しています。たとえば、製造中に包装内容品が汚染物質にさらされていないことを証明できるようになります。これにより、監査を完了するために必要な手作業を大幅に減らすことができ、同時にお客様の信頼も得ることができると思います」

さらに、Hoffmann Neopac社は、多くの顧客と同様に、SAP S/4HANAを活用することで、業務プロセスとの緊密な統合と効率化を実現できます。たとえば、自動化された計画プロセスと発注プロセスを備えたベンダー管理の在庫サービスを提供し、Hoffmann Neopac社と顧客のサプライチェーン業務効率化を計画しています。また、顧客の業務プロセスとの緊密な統合により、Hoffmann Neopac社は需要の急激な増加を的確に予測し、開発サイクルを短縮できます。

Frank Werdermann氏は次のように締めくくっていいます。「IBM Power Systemsを基盤にしたWAGNER AG社のプライベートクラウドにSAP S/4HANAを導入することで、当社のコア・ビジネス・プロセスの多くをデジタル化、自動化、効率化、高速化できるようになります。

Hoffmann Neopac社のロゴ
Hoffmann Neopac社

スイスのトゥーンに本社を置くHoffmann Neopac社 (ibm.com外部へのリンク)は、世界をリードする製薬会社、化粧品会社、消費財会社向けに高品質の缶やチューブを製造しています。Hoffmann Neopac社は現在も同族企業であり、世界中で1,000名以上の従業員を擁し、5カ国で製造拠点を構えています。

WAGNER AG社について

WAGNER AG社(ibm.com外部へのリンク)は、幅広いインフラストラクチャ、アウトソーシング、クラウド・サービスを提供するスイスの大手ITサービス・プロバイダーの1つです。IBMゴールド・ビジネス・パートナーであるWAGNER AG社は、長年の経験と技術的専門知識を活かし、クライアントに一流のサービスを提供しています。

詳細情報はこちら

この記事で紹介されているIBMソリューションの詳細については、IBMの担当者またはIBM ビジネス・パートナーにお問い合わせください。

IBM SAP Allianceの詳細については、IBM担当者またはIBMビジネス・パートナーにお問い合わせいただくか、下記をご覧ください。 www.ibm.com/jp-ja/consulting/sap

IBM Power Systemsについて詳しくは、IBM担当者または IBM ビジネス・パートナーにお問い合わせいただくか、下記をご覧ください。ibm.com/power

PDFファイルを読む 詳細はこちら
お客様事例はこちら
法務

© Copyright IBM Corporation 2021. 日本アイ・ビー・エム株式会社 〒103-8510 東京都中央区日本橋箱崎町19-21米国で制作2021年 6月

IBM、IBMロゴ、ibm.com、FlashSystem、PowerVM、Power、POWER9、IBM Spectrumは、世界の多くの国で法的に登録されているInternational Business Machines Corp. の商標です。その他の製品名・サービス名はIBMまたは他社の商標である可能性があります。IBMの登録商標の最新リストは、Webサイトの「著作権および登録商標情報」(ibm.com/legal/copyright-trademark)でご確認いただけます。

Linuxは、米国、その他の国、またはその両方におけるLinus Torvaldsの登録商標です。

IBMが事業を展開している国であっても、特定の製品を利用できない場合があります。

記載されている性能データとお客様事例は、例として示す目的でのみ提供されています。実際の結果は特定の構成や稼働条件によって異なります。

引用または説明されているすべての事例は、一部のクライアントがIBM製品を使用し、達成した結果の例として提示されています。実際の環境でのコストや結果の特性は、クライアントごとの構成や条件によって異なります。ご不明な点などございましたら、IBMにお問い合わせください。

IBM製品およびプログラムを使って他社製品またはプログラムの動作を評価したり、検証する場合は、お客様の責任で行ってください。

お客様は、自己の責任で関連法規および規則を順守しなければならないものとします。IBMは法律上の助言を提供することはなく、また、IBMのサービスまたは製品が、いかなる法規もしくは規則をお客様が順守していることの裏付けを、表明ならびに保証するものでもありません。

© 2022 SAP SE.All rights reserved.SAP、R/3、SAP NetWeaver、Duet、PartnerEdge、ByDesign、SAP BusinessObjects Explorer、StreamWork、SAP HANA、および本資料に記載されているその他のSAP製品およびサービス、ならびにそれぞれのロゴは、ドイツ連邦共和国およびその他の国々におけるSAP SEの商標または登録商標です。これらの資料は、SAP SEまたはSAPの関連会社により情報提供のみを目的として提供されるものであり、いかなる種類の表明または保証を行うものではありません。SAP SEまたは関連会社は、この資料に関連する誤りや省略に対して責任を負いません。本資料または関連するプレゼンテーション、およびSAP SEまたはその関連会社の戦略、将来的に実現する可能性のある開発、製品、および/またはプラットフォームの方向性および機能性は、すべて変更される可能性があります。SAP SEまたはその関連会社は、いつでも予告なしに理由を問わず変更することができます。