ホーム ケーススタディ Galp Energia Services Cloud Sap Galp社、サステナビリティーの成功のためにオペレーションを統合
IBMとSAPによるエネルギー・イノベーションのための統合プラットフォームの構築
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概念実証

Galp社は、ダウンストリーム・エネルギー事業にとって2つの重要な国内市場であるポルトガルのアゾレス諸島およびマデイラ諸島地域とのグローバルな統合イニシアチブを開始しました。

Galp社のERPトランスフォーメーション・プログラムの責任者であるCatarina Ceitil氏は、次のように述べています。「IBM Servicesの支援のおかげで、SAP S/4HANAプラットフォームに接続されたSAP Fioriモバイル/アプリを使用して、当社のガソリン・スタンドやコンビニエンス・ストアの従業員が在庫の発注やメンテナン・スチケットの発行などの作業を迅速に行えるようになりました。将来的には、リアルタイムのPOSデータを使用して、きめ細かいお客様の購買行動に基づいて各店舗に最良の製品構成を迅速に特定する予定です。これらのケイパビリティーを組み合わせることで、お客様はいつでも当社の棚で希望の製品を見つけることができ、何度も足を運んでもらえるようになります。」

彼女はさらにこう続けます。「当社のB2Bオペレーションでは、マニュアル・プロセスを自動化されたデジタル・ワークフローに置き換え始めました。IBM Servicesと連携したこの取り組みは、すでに買掛金チームに非常に良いインパクトを与えており、送り状の直接処理が75%に向上しました。私たちは現在、社員を解放して付加価値のある活動に集中させています。フィードバックは非常に好意的で、最近の調査では回答者の76%が、プロジェクトは成功したと感じていると回答しました。」

エネルギーの未来のターゲティング

Galp社はエネルギーの未来に備えています。長期戦略は、競争力のある資産ポートフォリオを構築し、製品中心からお客様中心のサービスに移行し、エネルギー移行オポチュニティーが生じたときにそれを活用することを目的としています。

多くのエネルギー・リーダーと同様に、Galp社はSAPビジネス・システムを利用してエンドツーエンドのプロセスを管理しています。長年にわたり、同社のSAP ERPシステムは大幅にカスタマイズされていたため、トランスフォーメーション・イニシアチブの取り組みに俊敏性をもって対応することが困難でした。B2Cビジネスでは、複雑で労働集約的な商品の受入プロセスが、時として負のインベントリー・エラーを引き起こすという現実的な課題を抱えていました。また、カスタマイズされたシステムは、Galp社のB2Bオペレーションでも障害を引き起こしていました。

「既存のSAP ERPソリューションに小さな変更を加えるだけでも、最長6カ月の作業が必要になる可能性があります」とCatarina Ceitil氏は認めます。「当社の長期的な目標を実現するために、組織レベルでサイロ化したオペレーションを統合されたビジネスユニットに置き換え、効率の向上とカスタマー・エクスペリエンスの向上を実現します。たとえば、当社のさまざまな事業単位を統合することで、製品分野ごとに個別のアカウント・エグゼクティブ、購入注文、送り状を作成するのではなく、各B2Bのお客様に単一窓口を提供できます。」

ビジネス・インパクト
75%の直接の送り状処理が達成され、人員が付加価値のある作業に集中できるようになった。
調査対象となったバックオフィス・ユーザーの76%は、SAP S/4HANAプロジェクトが成功したと考えている。
迅速なデジタル・トランスフォーメーションを可能にする強力なデータ・ファウンデーションが構築される。
リアルタイムの販売データに基づいて小売在庫を最適化し、B2Cの販売を促進すると予測される。
B2Bのお客様関係を単一ビューで表示し、アップセールスおよびクロスセールス・オポチュニティーを特定し、ライフタイムのお客様価値を最大化するのに役立つ。
信頼できるパートナーの選択

トランスフォーメーションを加速するには、デジタル・ケイパビリティーが不可欠であるとGalp社は認識しました。短期的な目標は、社内の効率性を向上してお客様の利便性の向上を促進し、会社の事業単位間の統合を強化することです。長期的には、同社はデータを活用してスタートアップのイノベーションを促進し、新しいエネルギーのビジネス・モデルをサポートすることです。

「SAP S/4HANAの発売を聞いたとき、私たちはすぐに、それが私たちのトランスフォーメーション・プロジェクトにとって重要なイネーブラーになると認識しました」とCatarina Ceitil氏は振り返ります。「私たちが検討した他のベンダーとは異なり、SAPには石油・ガス業界の要件に特化して設計された成熟したソリューションがあり、SAP S/4HANAが私たちのニーズを満たしてくれると確信していました。」

事業体の新しいSAPソリューションへの移行をサポートするために、Galp社はSAP統合パートナーとしてIBM Servicesと契約しました。

「IBMは当初から、SAPソリューションに関する石油・ガス業界の強力な知識と深い技術的専門知識を発揮していました」とCatarina Ceitil氏は続けます。「会社を作るのは人であり、評価プロセス中のインタビューやラウンドテーブルでのIBMチームの効率には非常に感銘を受けました。Galp社とIBM、SAPは、複雑で多段階にわたるプロジェクトを成功に導くことができるチームを結成しました。」

統合されたグローバル・オペレーションの形成

アゾレス諸島とマデイラ諸島におけるSAP S/4HANAへの最初の移行の成功を通して、Galp社とIBMは、グローバル事業体全体で新しいSAPプラットフォームの継続的な展開を加速させる力となる貴重な教訓を学びました。

「次の段階でも、IBMはハイブリッド・アジャイル展開手法を開拓しながら、引き続き当社のトランスフォーメーションを支援していきます」とCatarina Ceitil氏は説明します。「設計と構築の段階ではアジャイルで反復的なスプリントを活用し、最終的なSAP S/4HANAへの移行(テスト、訓練、導入)ではウォーターフォール方法論を活用することで、私たちは積極的なスケジュールでプロジェクトの次の段階を完了し、長期的なトランスフォーメーション目標に近づくことができると確信しています。」

標準化された統合されたビジネス・システムをオペレーションの中心に置くことで、Galp社はデジタル・ケイパビリティーを迅速に強化し、将来の需要を満たすために必要なスケーラビリティーを実現しています。

Catarina Ceitil氏は次のように付け加えています。「以前は、SAP ERPアプリケーションに変更を加えるのに最長で半年かかることがありました。新しいSAPソリューションでは、それがすべて変わりました。実際、私たちは最近、SAP S/4HANAプラットフォームの最新バージョンにわずか10週間でアップグレードしました。その結果、日常のオペレーションに悪影響を与えることなく、強化された機能を迅速に活用できるようになりました。」

当社の重要な長期目標の1つは、お客様を中心においた事業体となることでB2Bクライアントの忠誠心を育むことです。Galp社はIBMおよびSAPと協力して、満足度を高め長期的な関係を強化するのに役立つSAPソリューションを使用して、新しいビジネス・モデルのファウンデーションを築きました。IBMは引き続き当社のトランスフォーメーション・ジャーニーへの取り組みをサポートし、テクノロジー専門家の専任チームを通じてSAPソリューションに対する継続的なサポートを提供します。 Catarina Ceitil Head of ERP Transformation Program Galp
困難を乗り越える

Galp社は、IBM Servicesと協力して、マデイラ諸島とアゾレス諸島にわたるB2BおよびB2Cビジネス・プロセスを計画し、SAP S/4HANA で統合ワークフローを構築するために必要な変更を特定することから始めました。

「最初のSAP S/4HANA移行は、グローバル・プロジェクトの重要な概念実証でした。私たちは稼働開始までにタイトな期限を設定しました」とCatarina Ceitil氏は言います。「IBMは私たちの目標を理解しており、その目標を達成できるよう常に柔軟に対応してくれました。プロジェクトの初期段階で、IBMはIBM Cloud®にSAP S/4HANA用のサンドボックス環境をセットアップしたため、AWSインフラストラクチャーの準備が整うのを待つことなく、すぐに作業を開始できるようになりました。」

当初、IBMはGalp社のプロジェクト・チームと協力して作業していました。プロジェクトの途中で、新型コロナウイルス感染症危機が発生しました。国家的ロックダウンによりポルトガル全土のオフィスが閉鎖されたため、両チームはリモートワークへの切り替えを余儀なくされました。

「新型コロナウイルス感染症による混乱に直面しても、IBMとGalp社のチームは予定通りの納期でこの状況を乗り切りました。実装上で解決すべき問題はほとんどありませんでした」とCatarina Ceitil氏は続けます。「IBMは、設計、テスト、訓練のプロセスをリモートで推進できるように努め、全員があらゆるステップで同じ目標に向かって進んでいきました。コラボレーションは大成功で、予定よりわずか1カ月遅れで稼働中とすることに成功しました。」

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Galp Energia社ロゴ
Galp Energia社について

ポルトガルのリスボンに本社を置くGalp社(リンクはibm.comの外部)は、、効率的で持続可能なソリューションの開発に取り組み、そのオペレーションと統合化なお客様への提供に尽力しているエネルギー企業です。同社は従業員6,360人を擁し、11カ国でオペレーションを展開しています。再生可能エネルギーからの電力から天然ガスや液体燃料まで、さまざまな種類のエネルギーを提供しています。Galp社は海面下数マイルにある貯留層から石油と天然ガスの採掘を行っており、イベリア最大の太陽光発電の生産者でもあります。

法務

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米国で製作、2021年2月

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