万一、関西で広域災害が発生した場合でも、必要なデータやシステムは遠隔バックアップされているので、ビジネスを停止させずに済むという大きな安心感を得ることができました

—株式会社 神戸製鋼所 IT企画部長 小寺 雄作氏,

Business Challenge story

神戸製鋼所は阪神・淡路大震災と東日本大震災の経験から、データセンターに耐震補強を実施し、各拠点に分散していた仮想サーバーや物理サーバーの集約を進めてきましたが、広域災害が関西地方を中心に発生した場合には、サーバーを集約しているデータセンターが全面停止してしまう危険性があります。そこで、同社は、災害発生時に業務継続を可能にするため、関西圏以外のデータセンターを利用し、遠隔バックアップによる災害対策サイトを構築することとし、サーバーを集約しているデータセンターに設置されているサーバー群の中から、まず、VMwareで仮想化されているものを災害対策の対象にすることとしました。

Transformation

神戸製鋼所は災害対策サイト構築の要件を提示して、複数のベンダーに提案を求め、最終的に、同社の情報システムの開発・保守・運用業務をアウトソーシングで担当し、サーバーを集約しているデータセンターの状況を最もよく理解し、最適なソリューションを提案してくれると判断したIBMの提案を選定しました。コベルコシステムとIBMが連携して、災害対策サイトの設計・構築、データ移行、運用開始までの一連の作業をきめ細かく調整した結果、1カ月半で作業を完了し、ユーザー部門の要望どおり、2017年6月末に一部のシステムの運用を開始しました。

Benefits

6月末の一部の災害対策サイト運用開始に続いて、8月末にはその他のデータセンターのための災害対策サイトの運用が始まりました。基盤となるIBM Cloudベア・メタル・サーバーは、平常時は最小限の物理サーバー構成で運用し、被災時に物理サーバーをオーダーして、VMware環境のリソースを増強後、VMware Site Recovery Managerで業務システム用の仮想マシンをリカバリーします。これによって、平常時のクラウド利用費用を抑制し、災害対策サイトの待機コストを最小化することができました。重要度の高いシステムから優先的に災害対策サイトでの遠隔バックアップを進め、今後、対象システムの拡大を図っていきます。

 

製品・サービス・技術 情報

当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。

IBM Cloud ベア・メタル・サーバー

VMware ソリューション VMware vSphere Replication、VMware Site Recovery Manager

Solution Category

  • IBM Cloud