福岡市科学館でROBOLAB(ロボラボ)プログラミング教室を開催

現役のエンジニアと共に試行錯誤を通して学ぶ

2017年11月11日(土)、前月にオープンしたばかりの福岡市科学館にて、「ROBOLAB(ロボラボ)プログラミング教室」が開催されました。本イベントは、福岡市科学館が主催で日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)およびUOS(ユーオス)グループ九州支部が共催、当日は、両グループから現役のエンジニアを中心とした13名がボランティアで参加し、約20名の子供たちの講師やサポーターを務めました。

新しく出来た科学館で、地元の子供たちにプログラミングについて知ってもらいたい

ROBOLAB(ロボラボ)は、IBMが社会貢献活動の一環として行っている教育支援プログラム。教育用のブロック教材を使用し、プログラミングを通じてIBMの技術者が子供たちに科学や数学の面白さを伝え、“エンジニア”の仕事に興味をもってもらうことを目指しています。また、日本では、IBMだけではなく、各地でビジネスパートナーの皆さんとも一緒に、本プログラムを展開して来ました。
2017年の初めに、そのようなビジネスパートナーの1つであるUOS(ユーオス)グループ九州支部と日本IBMが連携して、九州大学教養部跡地に出来る新しい福岡市科学館でのイベントを、日本IBM創立80周年の節目でもある今年度に実現しよう、と言う話が持ち上がり、関係者との調整の末、今回の実施に至りました。

現役エンジニアと一緒に子供たちも試行錯誤を繰り返す

科学館の担当者の方によると、今回の教室はとても人気で、募集開始早々に定員に達したそうで、市外からの参加者も多かったようです。
教室の始まりは、「エンジニアとは」の話。普段の仕事とはだいぶ勝手が違う子供たち相手に少々緊張しつつも、現役エンジニアからコンピューターについて、家電や自動車や自動販売機などの例をあげながら説明した上で、「世の中にはたくさんのエンジニアが活躍している。エンジニアは、『考えて、試して、失敗をくり返しながら、社会に役立つものを作りだしている人』たちなんです。今日は皆さんもたくさん、色々なことを試して、失敗もたくさんしてみてください。」とメッセージを送りました。

その後、いよいよ、プログラミングについての講義と演習が始まります。子供たちは、まずは、PC上のゲームを使って「各命令をステップと呼ぶ」ことや、「ステップの組み合わせをプログラムと呼ぶ」ことを学びます。次いで、車型ロボットの組み立てを行います。今回は2人で1組でしたが、初めて出会った子供同士も力を合わせて組み立てることが出来ました。
組み立てが終わると、いよいよワークシートを進めながらロボットの試走を行います。最初はワークシートの例題を解きながら法則性を学び、次いで、床の上に置かれた本番用のコースを走らせるのです。初級は直線、中級はコの字、上級は同じコースを2周。さらには、「M」や「R」という「超上級コース」も!中級以上になると、1つずつのステップを確実に確認して少しずつ進んでいくチームもいれば、とにかくプログラム全てを一度に組んでから一挙に試すチームなど、個性が分かれます。

途中、詰まってしまう子供や、姉弟げんか勃発などのトラブルもありつつも、ボランティアたちは、時に優しく、時に辛抱強く、励ましたり、見守ったりしながら丁寧にサポート。コースをクリアすると、子供たちと一緒に歓声や拍手が起こる姿も見られました。休憩時間も惜しんで取り組む子供たちもいて、予定された時間はあっと言う間に過ぎました。会場がガラス張りだったこともあり、通りがかった来館者から、これは何をやっているのですか?との問い合わせもあったそうです。

今回のプログラムを担当して下さった、福岡市科学館企画開発担当の針谷亜希子様は、「何度も試す、失敗しても挑戦する、考える、達成する、といったプロセスを通して、子供たちが、『難しいけど楽しい、またやりたい、おもしろい』、と感じていたのがとても印象的でした。」と話しました。
また、当初より、企画に携わった日本IBMの九州・沖縄地区部長である長田吉栄は、「このような形で、IBMとビジネスパートナー様の双方の組織から多数のメンバーがボランティアとして協力し、子供たちが、エンジニア、もの作り、もしくは、何かに取り組む姿勢、チームワークなど、将来に向けて何らかのきっかけを提供できたのであれば、非常に喜ばしいことです」と語ります。
IBMは、今後もビジネスパートナー様と連携し、地域に根ざした社会貢献活動を続けて行きます。

子供たちの感想

主催・参加者の声

  • 松尾 昌弘様の顔写真

    ユーオス・グループ
    九州支部 広域委員
    松尾 昌弘様

UOSグループ※では、日本IBM様とも連携し、各地で広域委員を中心とした社会貢献活動を行っており、ROBOLABプログラミング教室には、私も何度か参加しておりますが、所属する九州支部のメンバーともこの体験を共有したいとの思いから今回の実施提案に至りました。

授業を進めていくうちにみるみる子供たちの目がキラキラしていく様子はどこの会場でも同じで、我々ボランティアの「感動の共有」そのものです。

我々UOSグループからも子供たちのエンジニア志向につながるイベントが少しでも増えるよう、今後とも、日本IBM様、福岡市科学館様とも連携しての活動を続けていきたいと思います。
※UOS(User Oriented Systems)グループ:IBMマーケットビジネスに携わるIT関連企業の集団

  • 熊埜御堂 智文の顔写真

    日本アイ・ビー・エム株式会社
    グローバル・テクノロジー・サービス事業部
    熊埜御堂 智文

長く「システムズ・エンジニア」をやってますが、改めて「エンジニアとは」を、小学生に説明する難しさを感じました。ただ、アンケートに、一番伝えたかった「失敗をくり返しながら…」が伝わっている感想を書いてくれた子供がいたので、とても嬉しかったです。

子供たちのモチベーションも非常に高く、私の担当した兄弟も「いろいろ考える兄」、「実際に動かしてみる弟」と連携もよく、ちょっとアドバイスするだけで、順調に進めて行きました。最後の難しいチャレンジが成功すると私も思わず「やった!」と拍手をしてしまい、兄弟も嬉しそうでした。

休日の活動ですが、初めて会う子供たちや、ボランティアで参加した方々との出会い、通常の仕事では得られない経験が出来るのが社会貢献活動の良いところだと改めて思いました。今後も継続的に参加し、子供たちの笑顔に触れたいと思います。