IMPORT

IMPORT コマンドは、クラスターまたは代替索引を移動または復元したり、カタログを復元したりします。 IMPORT コマンドの構文は、次のとおりです。

コマンド パラメーター
IMPORT {INFILE(ddname)|INDATASET(entryname)}
  {OUTFILE(ddname)| OUTDATASET(entryname)}
  [ALIAS|NOALIAS]
  [ERASE|NOERASE]
  [INTOEMPTY]
  [LOCK|アンロック]
  [OBJECTS
    ((項目名
     [FILE(DD 名)]
     [MANAGEMENTCLASS(クラス)]
     [NEWNAME(newname)]
     [STORAGECLASS(クラス)]
     [VOLUMES(volser[ volser ...])])
   [(項目名...)...])]
  [PURGE|NOPURGE]
  [SAVRAC|NOSAVRAC]
  [CATALOG(catname)]
   [RLSTARGET(いいえ|YES|QUIESCE)]
制約事項:
  • IMPORT を使用すると、カタログの元のバージョンは 常に 削除されます。
  • データ・セットが 4GBより小さい場合は、拡張アドレッシング機能付きの KSDS を、拡張アドレッシング機能をサポートしないシステムにエクスポートすることができます。 これより大きい場合、EXPORT および IMPORT コマンドは正常に完了したように見えますが、データ・セットが 4GBを超えて拡張しようとすると、メッセージが発行されます。 IMPORT を使用する前に、REPRO (具体的には FROMKEY パラメーターと TOKEY パラメーター、または COUNT パラメーター) を使用して、データ・セットのサイズを 4GB 未満に減らすことができます。
  • DFSMS/MVS 1.2 以下のシステムで IMPORT を実行すると、VSAM レコード・レベル共用 (RLS) 情報が失われます。 リカバリーが保留されているデータ・セットをコピーまたは移動するときに使用する正しい手順については、「 z/OS DFSMS データ・セットの使用」の「VSAM レコード・レベル共用の使用」を参照してください。
  • アクセス方式サービス・プログラムは RLS を使用しません。 AMS によってオープンされるファイルの DD ステートメントに RLS キーワードが指定されている場合、そのキーワードは無視され、ファイルは非 RLS モードでオープンされてアクセスされます。
  • IMPORT を使用してカタログをリストアする場合、CATALOG パラメーターは受け入れられません。 マスター・カタログの下にのみカタログをインポートできます。