IXC358I (XCF メッセージ)

説明

メッセージ内の text は、次のとおりです。
SYSPLEX COUPLE DATA SETS
PRIMARY DSN: dsname
    VOLSER: prisysvol     DEVN: prisysdev
    FORMAT TOD            MAXSYSTEMMAXGROUP(PEAK)   MAXMEMBER(PEAK)
    mm/dd/yyy hh:mm:ss    maxsys  maxgroup(peakgrp) maxmember(peakmem)
    ADDITIONAL INFORMATION:
     sysplexfunction

ALTERNATE DSN: dsname
          VOLSER: altsysvol  DEVN: altsysdev
          FORMAT TOD         MAXSYSTEM  MAXGROUP        MAXMEMBER
          mm/dd/yyy hh:mm:ss maxsys     maxgroup        maxmember
          ADDITIONAL INFORMATION:
            sysplexfunction

cdstype COUPLE DATA SETS
PRIMARY   DSN: dsname
          VOLSER: privol  DEVN: pridev
          FORMAT TOD       MAXSYSTEM
          mm/dd/yyy hh:mm:ss maxsys
          ADDITIONAL INFORMATION:
            typeinfo

         [DATA SET BEING REMOVED]

ALTERNATE DSN: dsname
          VOLSER: altvol    DEVN: altdev
          FORMAT TOD         MAXSYSTEM
          mm/dd/yyy hh:mm:ss maxsys
          ADDITIONAL INFORMATION:
            typeinfo


   [SYNCHRONIZATION WITH PRIMARY IN PROGRESS]

   [DATA SET BEING REMOVED]
[cdstype IN USE BY ALL SYSTEMS]

[SYSTEMS USING cdstype:
  sysname sysname sysname sysname sysname sysname sysname]

[SYSTEMS NOT USING cdstype:
  sysname sysname sysname sysname sysname sysname sysname]

[SYSTEMS processtype FOR cdstype:
   sysname2 sysname2 sysname2 sysname2 sysname2 sysname2]

[THERE ARE NO COUPLE DATA SETS DEFINED TO THE SYSPLEX]

[THE FOLLOWING REQUESTED TYPES
ARE NOT DEFINED TO THE SYSPLEX:
  ndeftype ndeftype ndeftype ndeftype ndeftype ndeftype ndeftype]

[cdstype NOT IN USE BY ANY SYSTEM]

結合データ・セットに関する詳細情報を表示するために、DISPLAY XCF,COUPLE コマンドが入力された。 1 次および代替データ・セットに関する情報が表示される。

DATA SET BEING REMOVED というメッセージが、1 次結合データ・セットに関 して表示されることがあるが、その理由には、データ・セットのエラーによ る場合と、PSWITCH キーワードを持つ SETXCF コマンドがオペレーターによ って入力されたことによる場合がある。その結果、代替結合データ・セットが 1 次結合データ・セットになる。 そのメッセージは、データ・セットのエラー のため、あるいは ACOUPLE キーワードを持つ SETXCF コマンドをオペレータ ーが入力したために、代替結合データ・セットに関して表示されることがあ る。その結果、代替結合データ・セットは交換される。

1 つ以上のタイプがすべてのシステムによって使用されている場合は、DISPLAY XCF,SYSPLEX コマンドを出すことにより、シスプレックス内の全 システムのリストを表示させることができる。

表示出力に結合データ・セット情報があっても、システムがその結合データ・セットにアクセスできることを 必ずしも暗黙指定するものではない。 結合データ・セットは物理的にアクセス不能な場合があるが表示を行っているシステムからその結合データ・セットへの使用可能なパスがない)、システムは、そのデータ・セットへの入出力の実行を試みない限り、その問題を認識しない。 入出力の頻度は、結合データ・セット・タイプによって異なる。 シスプレックス結合データ・セットは数秒毎に更新される。 一方、機能結合データ・セットはまれにしかアクセスされない (例えば、新規ポリシーの開始時) 場合があるため、システムは約 1 分に 1 回それらへの入出力を試行して、アクセス可能性が持続していることを検査する。

メッセージ・テキストには以下の項目が示されます。
hh.mm.ss
DISPLAY XCF コマンドの時刻。時間 (00 から 23)、分 (00 から 59)、お よび秒 (00 から 59) の形式で示される。
dsname
結合データ・セットの名前。 1 次シスプレックス結合データ・セット は、COUPLExx parmlib メンバーを経由して XCF に定義する必要がある。 その他の結合データ・セットはすべて、COUPLExx parmlib メンバーまたは SETXCF コマンドによって定義することができる。
prisysvol
1 次シスプレックス結合データ・セットが常駐しているボリューム
prisysdev
1 次シスプレックス結合データ・セットが常駐している装置の装置ア ドレス
mm/dd/yyyy
1 次結合データ・セットがフォーマットされた日付。 日付は、月 (01 から 12)、日 (01 から 31)、および年の形式で示される。
hh:mm:ss
1 次結合データ・セットがフォーマットされた時刻。 時間 (00 から 23)、分 (00 から 59)、および秒 (00 から 59) の形式で示される。 これにより、データ・セットを個別に識別することができる。
maxsys
結合データ・セットがサポートすることができるシステムの最大数
maxgroup
結合データ・セットがサポートすることができるグループの最大数
peakgrp
シスプレックスで今までに使用されたグループの最大数
maxmember
1 次結合データ・セットが 1 つのグループの中でサポートすることが できる、1 グループ当たりのメンバーの最大数
peakmem
シスプレックスで今までに使用された最大グループのメンバーの最大数
ADDITIONAL INFORMATION:
このヘッダーに続く行は、結合データ・セットを所有するコンポーネ ントによって提供される。
sysplexfunction
結合データ・セットがフォーマット設定される機能のレベル。 sysplexfunction のフォーマットは以下のとおりです。
  • 次の 2 つのステートメントのいずれかがある。
    SYSPLEX-ONLY COUPLE DATA SET SUPPORTED
    結合データ・セットは、シスプレックス結合データ・セット自体の使 用だけをサポートする。
    ALL TYPES OF COUPLE DATA SETS ARE SUPPORTED
    結合データ・セットは、CFRM や SFM など、その他の結合データ・セットの使用もサポートする。
  • 以下のうち、1 つ以上の行も表示される場合がある。
    GRS STAR MODE IS SUPPORTED
    結合データ・セットは、GRS スター・モード操作をサポートする。
    CLUSTER RESOURCE MANAGEMENT IS SUPPORTED
    結合データ・セットは、クラスター・リソース管理操作をサポートする。
    SYSTEM STATUS DETECTION PROTOCOL IS SUPPORTED
    結合データ・セットは、システム状況検出区画化プロトコルをサポートする。
altsysvol
代替シスプレックス結合データ・セットが常駐しているボリューム
altsysdev
代替シスプレックス結合データ・セットが常駐している装置の装置ア ドレス
cdstype
結合データ・セットに関連するタイプ名
privol
1 次結合データ・セットが常駐しているボリューム
pridev
1 次結合データ・セットが常駐している装置の装置アドレス 値「N/A」は、その装置アドレスは表示を行っているシステムでは使用できないことを意味する。 これは、その機能がシステム上でアクティブでないためか、あるいは PSWITCH または入出力エラーが 原因でそのデータ・セットが除去されたためか、いずれかの理由による。
altvol
代替結合データ・セットが常駐しているボリューム
altdev
代替結合データ・セットが常駐している装置の装置アドレス。 値「N/A」は、その装置アドレスは表示を行っているシステムでは使用できないことを意味する。これは、その機能がシステム上でアクティブでないためである。
typeinfo
結合データ・セットを所有するコンポーネントによって提供される補 足情報。 例えば、結合データ・セットが特殊な機能に合わせてフォーマットされている場合に、 その特殊機能のレベルを記述している場合がある。
  • typeinfo は、すべての cdstype について以下を表示する。
    NOT PROVIDED
    結合データ・セットを所有するコンポーネントが補足情報を提供しなかったか、システムが結合データ・セットを使用していない。
    Component-supplied information
    結合データ・セットを所有するコンポーネントが提供した情報。 詳しくは、所有コンポーネントに関する資料を参照。
  • cdstype が ARM の場合typeinfo のフォーマットは以下のとおり。
     FORMAT DATA
    VERSION version, formatlvl
    POLICY(policy) MAXELEM(maxelem) 
    TOTELEM(totelem)
    version
    結合データ・セットのバージョンを示す。
    formatlvl
    以下のいずれか 1 つです。
    HBB5520 SYMBOL TABLE SUPPORT
    これは、初期または基本の ARM 結合データ・セットのフォーマット・レベルであり、ARM 結合データ・セットが z/OS® V1R4 より前のバージョンの IXCL1DSU を使用してフォーマットされる場合に作成される。
    HBB7707 SYMBOL TABLE SUPPORT
    このフォーマット・レベルは、ARM 結合データ・セットが z/OS V1R4 以上のバージョンの IXCL1DSU を使用してフォーマットされる場合に作成される。
    HBB77A0 SYMBOL TABLE SUPPORT
    このフォーマット・レベルは、ARM 結合データ・セットが z/OS V2R2 以上のバージョンの IXCL1DSU を使用してフォーマットされる場合に作成される。
    POLICY(policy) MAXELEM(maxelem) TOTELEM(totelem)
    この行は、結合データ・セットをフォーマットするために使用された IXCL1DSU 制御ステートメントを表す。
  • cdstype が BPXMCDS である場合は、 typeinfo のフォーマットは以下のとおりです。
    ADDITIONAL INFORMATION:
    FORMAT DATA
    VERSION(version)
    MOUNTS(mounts) AMTRULES(amtrules)  
    typeinfo 行は、BPXMCDS 結合データ・セットで検出された CDS バージョン、MOUNT パラメーター値、および AMTRULES パラメーター値を示す。
  • cdstype が CFRM の場合typeinfo のフォーマットは以下のとおり。
    FORMAT DATA
     POLICY(n)  CF(n)  STR(n)   CONNECT(n)
     [SMREBLD(1) [SMDUPLEX(1) [MSGBASED(1) [ASYNCDUPLEX(1)]]]]			
    FORMAT DATA 行は、結合データ・セットを記述されているものと同じように フォーマットするために必要な IXCL1DSU 制御ステートメントを示す。
  • cdstype が LOGR の場合typeinfo のフォーマットは以下のとおり。
    LOGR COUPLE DATA SET FORMAT LEVEL: formatlvl
    LSR(lsrnum) LSTRR(lstrrnum) DSEXTENT(dsextentnum)
    SMDUPLEX(smduplexnum)
    typeinfo 行は、LOGR 結合データ・セット内のレコードのフォーマ ット・レベル、タイプ、および数を示す。
    formatlvl
    この結合データ・セットのフォーマット・レベルを示す。
    HBB7705
    この LOGR CDS は、ITEM NAME(SMDUPLEX) 指定が提供されていない z/OS V1R2 以降のリリース・レベル、または ITEM NAME(SMDUPLEX) に対してオプション NUMBER(1) が指定された z/OS V1R2 以降のリリース・レベルでフォーマット設定されたことを示す。
    HBB6603
    この LOGR CDS は、OS/390 V1R3 以降のリリース・レベルから OS/390 V2R10 および z/OS V1R1、または ITEM NAME(SMDUPLEX) に対してオプション NUMBER(1) が指定されていない z/OS V1R2 以降のリリース・レベルから z/OS V2R1、または ITEM NAME(SMDUPLEX) に対してオプション NUMBER(0) が指定された z/OS V1R2 以降のリリース・レベルでフォーマット設定されたことを示す。
    HBB5220
    この LOGR CDS は、z/OS V1R3 より前のリリース・レベルでフォーマット設定されたことを示す。
    異なる LOGR CDS フォーマット・レベルを使用してサポートされているシステム・ロガー機能の考慮事項については z/OS MVS シスプレックスのセットアップLOGR 結合データ・セットのバージョン管理 - 新規フォーマット・レベル を参照してください。
    lsrnum
    この LOGR 結合データ・セット内にフォーマットされている、LSR タイプのレコードの数を示す。
    lstrrnum
    この LOGR 結合データ・セット内にフォーマットされている、LSTRR タイ プのレコードの数を示す。
    dsextentnum
    この LOGR 結合データ・セット内にフォーマットされている、DSEXTENT タ イプのレコードの数を示す。 このレコードのタイプは、少なくとも HBB6603 のリリース・レベルの LOGR CDS フォーマット・レベルでサポートされる。
    smduplexnum
    ロガーが XES システム管理ストラクチャー二重化をサポートするかどうかを指定する。
    • 0 は、ロガーがシステム管理ストラクチャー二重化をサポートしないことを指示する。 HBB6603 という LOGR CDS フォーマット・レベルになる。
    • 1 は、ロガーがシステム管理ストラクチャー二重化をサポートすることを指示する。 HBB7705 という LOGR CDS フォーマット・レベルになる。
  • cdstype が LOGRY または LOGRZの場合、 typeinfo のフォーマットは以下のとおりです。
    cdstype COUPLE DATA SET FORMAT LEVEL: formatlvl
      LSR(lsrnum) DSEXTENT(dsextentnum)
      FMTLEVEL(fmtlevelnum)
    
    typeinfo 行は、システムで使用されている特定の cdstype (LOGRY または LOGRZ) アクティブ結合データ・セット内で検出されたレコードのフォーマット・レベル、タイプ、およびレコード数を示します。
    formatlvl
    この結合データ・セットのフォーマット・レベルを示す。
    HBB77C0
    このシステム・ロガーの単一システム・スコープ CDS が z/OS V2R4 またはそれ以降のリリース・レベルでフォーマットされたことを示します。
    異なるLOGR CDSフォーマット・レベルを使用してサポートされているSystem Logger機能については、 z/OS MVS シスプレックスのセットアップ の「LOGRY または LOGRZ 結合データセットのバージョン管理 - 新たなフォーマット・レベル」を参照してください。
    lsrnum
    この LOGRY または LOGRZ 単一システム有効範囲結合データ・セット内でフォーマット設定された LSR タイプ・レコードの数を示します。
    dsextentnum
    この単一システム有効範囲 LOGRY または LOGRZ 結合データ・セットでフォーマット設定された DSEXTENT タイプ・レコードの数を示します。
    fmtlevelnum
    単一システム・スコープ LOGRY または LOGRZ 結合データ・セットがフォーマットされたときに、項目名 FMTLEVEL に指定された数を指定します。
  • cdstype が SFM の場合typeinfo のフォーマットは以下のとおり。
     FORMAT DATA
      POLICY(policy) SYSTEM(system) RECONFIG(reconfig)
    POLICY(policy) SYSTEM(system) RECONFIG( reconfig) 行は、結合データ・セットをフォーマットするために使用された IXCL1DSU 制御ステートメントを表す。
sysname
あるタイプを使用している、または使用していないシステムの名前 。 あるタイプがすべてのシステムによって使用されている場合、あるいはどの システムにも使用されていない場合は、この行は表示されない。 代わりに、先行する行が cdstype IN USE BY ALL SYSTEMS か、cdstype NOT IN USE BY ANY SYSTEM かどちらか適当なもので置き換えられる。
processtype
以下のいずれか 1 つです。
REMAINING IN PERMANENT ERROR
指定された結合データ・セット・タイプについて、永続エラー・プロセス (一方または両方の結合データ・セットの除去) が進行中である。 指定されたシステムは、プロセスへの参加をまだ報告していなかった。
PARTICIPATING IN ACOUPLE
指定された結合データ・セット・タイプについて、ACOUPLE が進行中である。 指定されたシステムはプロセスに参加している。
sysname2
永続エラーまたは ACOUPLE プロセスに参加するか、参加することが予期されるシステムの名前
ndeftype
シスプレックスに対して定義されていない、要求されたタイプ名

システムの処置

システムは処理を続行する。

オペレーターの応答

適用されません。

システム・プログラマーの応答

適用されません。

ソース

システム間カップリング・ファシリティー (SCXCF)

モジュール

IXCO1DCP

宛先コード

#

記述子コード

5、8、9