stdio.h — 標準入出力
stdio.h ヘッダー・ファイルは、標準入出力を処理する関数を宣言します。 それらの関数の 1 つ、fdopen() は、POSIX プログラムでのみサポートされます。
stdio.h ヘッダー・ファイルは、以下の関数も宣言します。
| clearerr() | clrmemf() | fclose() | fdelrec() | feof() |
| ferror() | fflush() | fgetc() | fgetpos() | fgets() |
| fldata() | flocate() | fopen() | fprintf() | fputc() |
| fputs() | fread() | freopen() | fscanf() | fseek() |
| fseeko() | fsetpos() | ftell() | ftello() | fupdate() |
| fwrite() | getc() | getchar() | getline()![]() |
gets() |
| perror() | printf() | putc() | putchar() | puts() |
| remove() | rename() | rewind() | scanf() | setbuf() |
| setvbuf() | sprintf() | sscanf() | svc99() | tmpfile() |
| tmpnam() | ungetc() | vfprintf() | vprintf() | vsprintf() |
stdio.h における定義型
ファイル ( ) タイプは stdio.hで定義されます。 ストリーム関数は、 ファイル ( ) タイプへのポインターを使用して、特定のストリームへのアクセスを取得します。 システムは、ストリームを保守する
のに FILE 構造体の情報を使用します。 C 標準ストリームの stdin、stdout、および stderr も stdio.h に定義します。
stdio.h で定義されている fpos_t 型は、fgetpos() と fsetpos() で使用されます。
stdio.h で定義されている型 __S99parms、__S99rbx_t、および __S99emparms_t は、svc99() 関数で使用されます。
stdio.h で定義されている型 fldata_t は、fldata() 関数で使用されます。
stdio.h で定義されている __amrc_type 型と
__amrc2_type 型は、入出力関数が失敗したときのエラー情報を
判別する場合に使用されます。
stdio.h に定義されるマクロ
BUFSIZ- ストリーム入出力用のバッファーを割り振るときに、
setbuf ()ライブラリー関数によって使用されるバッファー・サイズを指定します。 この値は、setbuf ()に提供されるユーザー・バッファーの予期されるサイズです。 より大きいバッファーが必要な場合 ( 例えば、 ブロック・サイズ が BUFSIZ より大きい場合 ) 、または特殊バッファー属性が必要な場合、 z/OS® XL C/C++ アプリケーションはそのユーザーのバッファーを使用しません。 EOF- ファイル終わり (EOF) (または、場合によってはエラー) が検出されたときに、入出力関数によって戻される値。
FOPEN_MAX- 同時にオープンすることのできるファイルの最大数。
FILENAME_MAX- ファイル名の文字の最大数。 配列のサイズ指定で使用することができます (例えば、fldata() で戻されるファイル名の保持など)。
L_tmpnam- tmpnam() 関数で生成することができる、最長一時名のサイズ。
L_ctermid- ctermid() 出力用の文字配列の最大サイズ。 このマクロは、POSIX プログラムでのみサポートされます。
- NULL
- データ・オブジェクトを示すことのないポインター。
TMP_MAX- tmpnam() 関数で生成することのできる固有ファイル名の最小数。
SEEK_CUR、SEEK_END、および SEEK_SET マクロは整数定数式に
展開し、fseek() の 3 番目の引数として使用することができます。
_IOFBF、_IOLBF、および _IONBF マクロは、setvbuf() 関数
への 3 番目の引数として使用するのに適切な
別個の値を使用して、整数定数式に展開します。
以下のマクロは、 fldata_t 構造内の fldata()によって返される値の解釈に適した整数定数式に展開されます。
| __APPEND | __BINARY | __BLOCKED | __DISK |
| __DUMMY | __ESDS | __ESDS_PATH | __HFS |
| __HIPERSPACE | __KSDS | __KSDS_PATH | __MEMORY |
| __MSGFILE | __NORLS | __NOTVSAM | __OTHER |
| __PRINTER | __READ | __RECORD | __RLS |
| __RSDS | __TAPE | __TDQ | __TERMINAL |
| __TEXT | __UPDATE | __WRITE |
以下のマクロは、flocate() 関数への 4 番目の引数として使用するのに適切な整数定数式に展開します。
| __KEY_EQ | __KEY_EQ_BWD | __KEY_FIRST | __KEY_GE |
| __KEY_LAST | __RBA_EQ | __RBA_EQ_BWD |
以下のマクロは、clrmemf() 関数への引数として使用するのに適切な整数定数式に展開します。
| __CURRENT | __CURRENT_LOWER | __LOWER |
以下のマクロは、__amrc_type 構造体で報告された、最後の命令を判断するのに適切な整数定数式に展開します。 これらすべてのマクロについては、「z/OS XL C/C++ プログラミング・ガイド」で取り上げられています。
| __BSAM_BLDL | __BSAM_CLOSE | __BSAM_CLOSE_T |
| __BSAM_NOTE | __BSAM_OPEN | __BSAM_POINT |
| __BSAM_READ | __BSAM_STOW | __BSAM_WRITE |
| __C_CANNOT_EXTEND | __C_DBCS_SI_TRUNCATE | __C_DBCS_SO_TRUNCATE |
| __C_DBCS_TRUNCATE | __C_DBCS_UNEVEN | __C_FCBCHECK |
| __C_TRUNCATE | __CELMSGF_WRITE | __CICS_WRITEQ_TD |
| __HSP_CREATE | __HSP_DELETE | __HSP_EXTEND |
| __HSP_READ | __HSP_WRITE | __INTERCEPT_READ |
| __INTERCEPT_WRITE | __IO_CATALOG | __IO_DEVTYPE |
| __IO_INIT | __IO_LOCATE | __IO_OBTAIN |
| __IO_RDJFCB | __IO_RENAME | __IO_SCRATCH |
| __IO_TRKCALC | __IO_UNCATALOG | __LFS_CLOSE |
| __LFS_FSTAT | __LFS_LSEEK | __LFS_OPEN |
| __LFS_READ | __LFS_WRITE | __NOSEEK_REWIND |
| __OS_CLOSE | __OS_OPEN | __QSAM_FREEPOOL |
| __QSAM_GET | __QSAM_PUT | __QSAM_RELSE |
| __QSAM_TRUNC | __SVC99_ALLOC | __SVC99_ALLOC_NEW |
| __SVC99_UNALLOC | __TGET_READ | __TPUT_WRITE |
| __VSAM_CLOSE | __VSAM_ENDREQ | __VSAM_ERASE |
| __VSAM_GENCB | __VSAM_GET | __VSAM_MODCB |
| __VSAM_OPEN_ESDS | __VSAM_OPEN_ESDS_PATH | __VSAM_OPEN_FAIL |
| __VSAM_OPEN_KSDS | __VSAM_OPEN_KSDS_PATH | __VSAM_OPEN_RRDS |
| __VSAM_POINT | __VSAM_PUT | __VSAM_SHOWCB |
| __VSAM_TESTCB |
getline()