マルチボリューム VSAM データ・セット
現行ボリュームが満杯になっても、そのデータ・セットに指定された追加ボリュームがあれば、割り振りを継続することができます。
拡張機能をともなわないマルチボリューム VSAM データ・セットが次のボリュームに拡張するとき、そのボリュームに割り振られた初期スペースは 1 次量です。 拡張フォーマットをともなうマルチボリューム VSAM データ・セットが次のボリュームに拡張する場合、データ・クラス・オプション、追加ボリューム量の現行値はそのボリュームに割り振られた初期スペースが 1 次量または 2 次量のどちらであるかを指定します。 デフォルトは 1 次量です。 そのボリュームに割り振られた初期スペースを使い果たすと、2 次量でスペースが割り振られます。 以上のコメントは、ストライピング VSAM データには関係ありません。 ストライプ・フォーマットでの VSAM データについて詳しくは、VSAM データ・ストライピングを参照してください。
2 次割り振り数量がゼロの場合に関する特別な考慮事項
- 非ストライプ VSAM データ・セットで 2 次割り振り数量がゼロの場合は、そのボリューム上で 2 次エクステントを行うことはできません。 その他のボリュームが定義されている場合は、次に使用可能なボリューム上で 1 次割り振りが行われます。それ以外の場合は、エクステントが失敗します。
- ストライピング VSAM データ・セットの場合、ストライプごとに拡張が発生するため、ゼロの 2 次数量がある場合、1 次ボリュームおよび新規ボリューム上でスペースが使い尽くされるまで、すなわちデータ・セットの最大エクステントに達するまで、すべてのストライプにわたる拡張に 1 次スペース値が使用されます。