START コマンド
START コマンドを使用して、IMS™、CICS®、および RACF® のようなシステム機能をサポートする開始タスクを開始します。開始タスクは、カタログ式プロシージャー (プロシージャー・ライブラリーに常駐) の中で定義されるか、またはマスター JCL で定義する区分データ・セットに常駐するジョブを介して定義されます。
注: 一般には、IBM® では、サブシステムを開始する
際に、IEFSSNxx parmlib メンバーで指定するサブシステム名を、SYS1.PROCLIB から
使用するメンバーの名前と同じにすることをお勧めします。 名前が一致しないと、サブシステムを開始したときに、エラー・メッセージを受け取る可能性があります。
次の図は、START コマンドで実行できるタスクをリストしています。コマンドの具体的な用途に関して詳細が必要であれば、それぞれ記載されている参照個所をご覧ください。
| 参照個所 | コマンド |
|---|---|
| コンソールからのシステム・タスクの開始 | START membername |
| APPC/MVS アドレス・スペースの開始 | START APPC |
| APPC/MVS トランザクション・スケジューラー・アドレス・スペースの開始 | START ASCH |
| Common Event Adapter アドレス・スペースの開始 | START CEA |
| 汎用トレース機能の開始 | START GTF |
| IBM Generic Tracker for z/OS の開始 | START GTZ,SUB=MSTR |
| Hardware Instrumentation Services (HIS) の開始 | START hisproc |
| 基本制御プログラム内部インターフェース (BCPii) 終了後の BCPii アドレス・スペースの開始 | START HWISTART |
| IBM Health Checker for z/OS の開始 | START hzsproc,HZSPRM=PREV |
| ライブラリー検索機能 (LLA) アドレス・スペースの開始 | START LLA |
| オブジェクト・アクセス方式 (OAM) の開始 | START OAM |
| リソース・リカバリー・サービス (RRS) の開始 | START RRS |
| システム・オブジェクト・モデル (SOM) サブシステムの開始 | START SOM |
| TSO/VTAM タイム・シェアリングの開始 | START membername |
| 仮想ルックアサイド機能またはデータ・ルックアサイド機能の開始 | START VLF または START DLF |
| 外部書き込みプログラムの開始 | START XWTR |