シェル・コマンドの説明
ここでは、z/OS シェルのすべてのコマンドについて説明します。説明は、コマンドの英字順に並んでいます。コマンドの説明の見方について は、コマンドの説明の読み方を参照してください。
z/OS シェルは、UNIX システム上で作成された Korn シェルに 基づいています。z/OS UNIX System Services用にインプリメントするに当たって、このシェルは POSIX 標準 1003.2-1992 に準拠しています。
制約事項: z/OS UNIX のシェル・コマンドは、単一ボリュームにあるデータのトラックが 65,535 以下の大容量フォーマット順次データ・セットしか読み取れません。
本書では、ユーザーの z/OS システムにリソース・アクセス管理機能 (RACF®) が組み込まれているものと想定しています。RACF の代わりに、これと同等のセキュリティー・プロダクトを システムは使用することができます。
- alias - コマンドの別名を表示または作成する
- amblist - 診断用にオブジェクト・ファイルおよび実行可能ファイルからフォーマット済み情報を表示する
- ar - ライブラリー・アーカイブを作成または保守する
- as - HLASM アセンブラーを使用してオブジェクト・ファイルを生成する
- asa - ASA/FORTRAN 紙送り制御を解釈する
- at - 指定された時間にコマンドを実行する
- autoload - 定義されていない関数名を示す
- automount - 自動マウント機能を構成する
- awk - awk 言語で書かれたプログラムを処理する
- basename - パス名の非ディレクトリー・コンポーネントを戻す
- batch - システム負荷が低いときにコマンドを実行する
- bc - 任意精度の算術計算言語を使用する
- bg - ジョブをバックグラウンドに移動する
- bpxmtext - 理由コードのテキストを表示する
- bpxtrace - プロセスのトレースをアクティブ化または非アクティブ化する
- bpxwmigf — HFS ファイル・システムを zFS にマイグレーションする
- break - シェル・スクリプト内のループを終了する
- c++ - C および C++ ソース・コードのコンパイル、実行可能ファイルのリンク・エディット および作成
- c89 - ホスト環境変数を使用したコンパイラー呼び出し
- c99 - C ソース・コードのコンパイル、実行可能ファイルのリンク・エディットおよび作成
- cal - 月または年のカレンダーを表示する
- calendar - すべての現在の予約を表示する
- cancel - 印刷キュー要求を取り消す (スタブ・コマンド)
- captoinfo - terminfo データベースにある端末項目を出力する
- cat - テキスト・ファイルを連結または表示する
- cc - C ソース・コードのコンパイル、実行可能ファイルのリンク・エディットおよび作成
- cd - 作業ディレクトリーを変更する
- ceebldtx - メッセージ・ソース・ファイルをアセンブラー・ソース・ファイルに変換する
- chaudit - ファイルの監査フラグを変更する
- chcp - 端末のために ASCII/EBCDIC コード・ページを照会または設定する
- chgrp - ファイルまたはディレクトリーのグループ所有者を変更する
- chlabel - ファイルおよびディレクトリーのセキュリティー・ラベルを設定する
- chmod - ファイルまたはディレクトリーのモードを変更する
- chmount - ファイル・システムのマウント属性を変更する
- chown - ファイルまたはディレクトリーの所有者またはグループを変更する
- chroot - コマンドの実行のためにルート・ディレクトリーを変更する
- chtag - ファイル・タグ情報の変更
- cksum - チェックサムおよびバイト・カウントを計算して表示する
- clear - 画面の前の出力をすべて消去する
- cmp – 2 つのファイルを比較する
- col - 逆方向行送りを除去する
- : (コロン) - 何もしない (正常に)
- comm — 2 つのファイルに共通な行を表示および選択またはリジェクトする
- command - 単純コマンドを実行する
- compress - Lempel-Ziv ファイルの圧縮
- confighfs - HFS ファイル・システム用に vfs_pfsctl 関数を呼び出す
- configstk - AF_UEINT スタックを構成する
- configstrm - STREAMS 物理ファイル・システム構成を設定および照会する
- continue - シェル・スクリプト内のループの次の反復へスキップする
- copytree - すべてのファイル属性を保持しながらファイル階層のコピーを作成する
- cp - ファイルをコピーする
- cpio - ファイル・アーカイブをコピー・イン/アウトする
- cron デーモン - 指定された日時にコマンドを実行する
- crontab - 定期的なバックグラウンド・ジョブをスケジュールする
- csplit - テキスト・ファイルを分割する
- ctags - ex、more、および vi のためにタグ・ファイルを作成する
- cu - 他のシステムを呼び出す (スタブのみ)
- cut - ファイルの各行から選択されたフィールドを切り取る
- cxx - C および C++ ソース・コードのコンパイル、実行可能ファイルのリンク・エディットおよび作成
- date - 日付および時刻を表示する
- dbgld - デバッグ用のモジュール・マップを作成する
- dbx - デバッガーを使用する
- dd - ファイルを変換し、コピーする
- df - ファイル・システム内のフリー・スペースの量を表示する
- diff - 2 つのファイルを比較し、違いを表示する
- dircmp - ディレクトリーを比較する
- dirname - パス名のディレクトリー・コンポーネントを戻す
- . (dot) - 現行環境でシェル・ファイルを実行する
- dspcat - メッセージ・カタログの全体または一部を表示する
- dspmsg - メッセージ・カタログから選択されたメッセージを表示する
- du - ファイル・スペースの使用量を要約する
- echo — 引数を標準出力に書き込む
- ed - ed 行指向テキスト・エディターを使用する
- edcmtext - errnojr 理由コードのテキストを表示する
- egrep - 指定したパターンについてファイルを検索する
- env - プロセスのための環境変数を表示または設定する
- eval — 引数を連結してコマンドを組み立てる
- ex - ex テキスト・エディターを使用する
- exec - コマンドを実行し、ファイル記述子を開く、クローズする、またはコピーする
- exit - シェルの親プロセスまたは TSO/E へ戻る
- expand - タブをスペースに展開する
- export - エクスポート変数を設定する
- expr - 引数を式として評価する
- exrecover デーモン - vi および ex ファイルを検索する
- extattr — ファイルのための拡張属性を設定、リセット、および表示する
- false - ゼロ以外の終了コードを戻す
- fc - コマンド・ヒストリー・リストを処理する
- fg - ジョブをフォアグラウンドに移動する
- fgrep - 指定したパターンについてファイルを検索する
- file — ファイル・タイプを判別する
- find - 指定した基準に合致するファイルを検出する
- filecache - ファイル・キャッシュを管理する
- fold - 行を短い行に分割する
- functions - 関数に対する属性を表示するか、関数に属性を割り当てる
- fuser - オープン・ファイルを持つプロセスのプロセス ID をリストする
- gencat - メッセージ・カタログを作成または変更する
- getconf — 構成値を取得する
- getfacl - 所有者、グループ、およびアクセス制御リスト (ACL) の項目を表示する
- getopts — ユーティリティー・オプションを解析する
- grep - 指定したパターンについてファイルを検索する
- hash - トラックされた別名を作成する
- head - ファイルの最初の部分を表示する
- history - コマンド・ヒストリー・リストを表示する
- iconv - 文字を 1 つのコード・セットから別のコード・セットに変換する
- id - ユーザー識別情報を戻す
- inetd デーモン - ネットワークのサービス管理の提供
- infocmp - 端末記述を比較または出力する
- integer - 各変数に整数値のマークを付ける
- ipcrm - メッセージ・キュー、セマフォー・セット、または共用メモリー ID を除去する
- ipcs - プロセス間通信機能の状況を報告する
- jobs - 現行セッション内のジョブの状況を戻す
- join - 2 つのソート済みテキスト・リレーショナル・データベースを結合する
- kill - プロセスまたはジョブを終了させる、またはシグナルを送る
- 左大括弧 — 条件のテスト
- ld - リンク・オブジェクト・ファイル
- let - 算術式を評価する
- lex - 字句解析タスク用のプログラムを生成する
- line - 標準入力の 1 行をコピーする
- link - ファイルへのハード・リンクを作成する
- ln - ファイルへのリンクを作成する
- locale - ロケール固有情報を入手する
- localedef - ロケール環境を定義する
- logger - メッセージをログに記録する
- logname - ユーザーのログイン名を戻す
- lp - ファイルをプリンターに送る
- lpstat - 印刷キューの状況を表示する (スタブ・コマンド)
- ls - ファイルおよびディレクトリーの名前と属性をリストする
- mail - メール・メッセージを読み取り、送信する
- mailx - 電子メールを送信または受信する
- make - プログラム生成ファイルおよび相互依存ファイルを保守する
- makedepend - ソースに依存した情報を生成する
- man - オンライン解説書のセクションを表示する
- mesg - メッセージを許可または拒否する
- mkcatdefs - メッセージ・ソース・ファイルをプリプロセスする
- mkdir - ディレクトリーを作成する
- mkfifo - FIFO スペシャル・ファイルを作成する
- mknod - FIFO またはキャラクター・スペシャル・ファイルを作成する
- more - ファイルを 1 ページずつ表示する
- mount - ファイル・システムを論理的にマウントする
- mv - ファイルまたはディレクトリーを名前変更または移動する
- newgrp - 新しいグループに変更する
- nice — 異なる優先順位でコマンドを実行する
- nl - ファイルの行に番号付けする
- nm - オブジェクト、ライブラリーまたは実行可能ファイルのシンボル・テーブルを表示する
- nohup - ハングアップの影響を受けないプロセスを開始する
- obrowse - z/OS UNIX ファイルをブラウズする
- od - 指定されたフォーマットでファイルをダンプする
- oedit - z/OS UNIX ファイル・システム内のファイルを編集する
- pack - Huffman コーディングによりファイルを圧縮する
- passwd - ユーザーのパスワードまたはパスワード・フレーズを変更する
- paste - ファイルの対応行または後続行をマージする
- patch - diff 出力を使用してファイルを変更する
- pathchk - パス名をチェックする
- pax - 移植可能アーカイブを交換する
- pcat - Huffman パック・ファイルをアンパックし表示する
- pg - ファイルを対話式に表示する
- pr - ファイルをページ編集済み形式にフォーマットし、それを標準出力に送る
- print - 引数をシェルから戻す
- printenv - 環境変数の値を表示する
- printf — 形式化された出力を書き出す
- ps - プロセスの状況を戻す
- pwd - 作業ディレクトリー名を戻す
- r - コマンド・ヒストリー・リストを処理する
- read - 標準入力から行を読み取る
- readonly - 変数に読み取り専用のマークを付ける
- renice - 実行プロセスの優先順位を変更する
- return - シェル関数または . (ドット) スクリプトから戻る
- rlogind - rlogin 要求を妥当性検査する
- rm - ディレクトリー項目を除去する
- rmdir - ディレクトリーを除去する
- runcat - mkcatdefs から gencat に出力をパイプ接続する
- script — 端末セッションのタイプスクリプトの作成
- sed - sed 非対話式ストリーム・エディターを開始する
- set - コマンド・オプションおよび定位置パラメーターを設定または設定解除する
- setfacl - アクセス制御リスト (ACL) の設定、削除および変更
- sh - シェルを起動する
- shedit — シェル内での対話式コマンドおよびヒストリーの編集
- shift - 定位置パラメーターをシフトする
- sleep - プロセスの実行を一定時間中断する
- skulker - 古いファイルをディレクトリーから除去する
- sort - ソート・マージ・ユーティリティーを開始する
- spell - ファイル内のスペル・エラーを検出する
- split - ファイルを管理可能な断片に分割する
- stop - プロセスまたはジョブを中断する
- strings - バイナリー・ファイル内の出力可能ストリングを表示する
- strip - 不要な情報を実行可能ファイルから除去する
- stty - 端末オプションを設定または表示する
- su — セッションに関連するユーザー ID を変更する
- submit - バックグラウンド・プロセス用のバッチ・ジョブを実行依頼する
- sum - チェックサムおよびブロック・カウントを計算して表示する
- suspend - 現行シェルに SIGSTOP を送信する
- sysvar - 静的システム・シンボルを表示する
- tabs - タブ停止位置を設定する
- tail – ファイルの末尾部分を表示する
- talk - 他のユーザーと通話する
- tar - ファイルのコピーまたはバックアップを作成するために tar アーカイブ・ファイルを操作する
- tcsh - C シェルを起動する
- tee - 出力ストリームを複写する
- test - 条件をテストする
- tic - 端末項目を terminfo データベースに置く
- time - コマンドのプロセッサー時間と経過時間を表示する
- times - プロセスと子プロセスの時間を入手する
- touch - ファイルのアクセスおよび変更時刻を変更する
- tput - 端末の特性を変更する
- tr - 文字を変換する
- trap - 異常条件および割り込みをインターセプトする
- true - 値 0 を戻す
- tso - TSO/E コマンドをシェルから実行する
- tsocmd - TSO/E コマンドをシェルから実行する (許可コマンドを含む)
- tsort - ファイルをトポロジー的にソートする
- tty - ユーザーの端末名を戻す
- type - シェルが名前を解釈する方法を指示する
- typeset - 変数に属性と値を割り当てる
- uconvdef - バイナリー変換テーブルを作成する
- ulimit - プロセスの制限を設定する
- umask - ファイル・モード作成マスクを設定または戻す
- unalias – 別名定義を削除する
- uname - 現行オペレーティング・システムの名前を表示する
- uncompress - ファイルの Lempel-Ziv 圧縮を元に戻す
- unexpand - スペースをタブに圧縮する
- uniq — ファイル内の繰り返し行を報告または抽出する
- unlink - ディレクトリー項目を除去する
- unmount - ファイル・システムをファイル階層から除去する
- unpack - Huffman でパックされたファイルをデコードする
- unset - 変数および関数の値と属性の設定を解除する
- uptime - システムが実行されていた時間の長さを報告する
- uucc - UUCP 構成ファイルをコンパイルする
- uucico デーモン - UUCP ファイル転送要求を処理する
- uucp - リモート UUCP システム間でファイルをコピーする
- uucpd デーモン - リモート UUCP システムから TCP/IP 接続のために uucico を起動する
- uudecode - 送信されたバイナリー・ファイルをデコードする
- uuencode - ファイルを安全に伝送するためにエンコードする
- uulog - UUCP イベントに関するログ情報を表示する
- uuname - リモート UUCP システムのリストを表示する
- uupick - uuto および uucp で送信されるファイルを管理する
- uustat - 保留されている UUCP 転送の状況を表示する
- uuto - ファイルをリモート UUCP システムのユーザーにコピーする
- uux - リモート UUCP システムでのコマンド実行を要求する
- uuxqt デーモン - リモート UUCP システムからのコマンド要求を実行する
- vi - ディスプレイ指向の対話式テキスト・エディターを使用する
- wait - 子プロセスが終了するのを待つ
- wall - ログインしたユーザーにメッセージをブロードキャストする
- wc - 改行数、ワード数、およびバイト数をカウントする
- whence - シェルがコマンド名を解釈する方法を指示する
- who - 現行ユーザーの情報を表示する
- whoami - 実効ユーザー名を表示する
- write - 他のユーザーにメッセージを送る
- writedown - ユーザーの write-down モードを設定または表示する
- xlc - カスタマイズ可能構成ファイルを使用したコンパイラー呼び出し
- xlC - C および C++ ソース・コードのコンパイル、実行可能ファイルのリンク・エディットおよび作成
- xlc++ - C および C++ ソース・コードのコンパイル、実行可能ファイルのリンク・エディットおよび作成
- xargs - 引数リストを組み立ててコマンドを実行する
- yacc - yacc コンパイラーを使用する
- zcat - データを圧縮解除して表示する
- zlsof - オープン・ファイル、ソケット、およびパイプに関する情報を表示する