PTON
PTON マクロは、標準のテキスト表示形式の IP アドレスを、 数字の 2 進数形式に変換します。正常終了すると、PTON は、 変換された IP アドレスを、用意されているバッファーに戻します。
この呼び出しには、次の要件が適用されます。
| 許可 : | 監視プログラム状態、問題プログラム状態、任意の PSW キー |
| ディスパッチ可能単位モード : | タスク |
| 仮想記憶間モード : | PASN = HASN |
| Amode: | 31 ビットまたは 24 ビット
注: CALL 命令 API の環境制限とプログラミング要件の『アドレス指定モード (Amode) の考慮事項』を参照してください。
|
| ASC モード : | 1 次アドレス・スペース制御 (ASC) モード |
| 割り込み状況 : | 割り込み可能。 |
| ロック : | アンロック状態 |
| 制御パラメーター : | パラメーターはすべて、呼び出し側からアドレスでき、 かつ 1 次アドレス・スペース内に存在している必要があります。 |
>>-EZASMI--TYPE=PTON--,AF--=--+-'INET'---+----------------------> +-'INET6'--+ +-address--+ +-*indaddr-+ '-(reg)----' >--,SRCADDR--=--+-address--+--,SRCLEN--=--+-address--+----------> +-*indaddr-+ +-*indaddr-+ '-(reg)----' '-(reg)----' >--,DSTADDR--=--+-address--+--,ERRNO--=--+-address--+-----------> +-*indaddr-+ +-*indaddr-+ '-(reg)----' '-(reg)----' >--,RETCODE--=--+-address--+--+-------------------------+------>< +-*indaddr-+ '-,ERROR--=--+-address--+-' '-(reg)----' +-*indaddr-+ '-(reg)----'
- キーワード
- 説明
- AF
- 入力パラメーター。
次のいずれかの値を指定します。
- 値
- 説明
- 'INET' または 10 進数の '2'
- 変換されようとしているアドレスが IPv4 アドレスであることを示します。
- 'INET6' または 10 進数の '19'
- 変換されようとしているアドレスが IPv6 アドレスであることを示します。
また、AF は、アドレス・ファミリーを指定しているフルワードの 2 進数も 示すことができます。
- SRCADDR
- 入力パラメーター。 変換されようとしている IPv4 または IPv6 アドレスの 標準テキスト表示形式が入るフィールド。IPv4 の場合、 アドレスは小数点付き 10 進数形式で、IPv6 の場合、アドレスはコロンで区切られた 16 進数形式です。 IPv4 アドレスのフィールドのサイズは 15 バイトでなければならず、IPv6 アドレスのサイズは 45 バイトでなければなりません。
- SRCLEN
- 入力パラメーター。 変換される IP アドレスの長さが入るハーフワードの 2 進数フィールド。
- DSTADDR
- 変換されようとしている IPv4 または IPv6 アドレスの数値の 2 進数形式をネットワーク・バイト・オーダーで受け取るために使用するフィールド。 IPv4 アドレスの場合、このフィールドはフルワードでなければなりません。 IPv6 アドレスの場合、このフィールドは 16 バイトでなければなりません。
- ERRNO
- 出力パラメーター。フルワード 2 進数フィールド。
RETCODE が負の場合、ERRNO には
有効なエラー番号が含まれます。
そうでない場合は ERRNO フィールドは無視してください。
ERRNO 戻りコードについては、ソケット呼び出しのエラー戻りコードを参照してください。
- RETCODE
- フルワード 2 進数フィールドであり、次の値のいずれかを戻します。
- 値
- 説明
- 0
- 呼び出しが正常に行われました。
- –1
- ERRNO にエラー・コードがないか調べます。
- ERROR
- 入力パラメーター。 アプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) の 処理モジュールをロードすることができなかった場合に制御を受け取るユーザー・プログラム内の位置です。
