世代別データ・セット
世代別データ・セットは、世代別データ・グループ (GDG) として知られる、発生順に関連のある連続したカタログ式データ・セットの集合体の 1 つです。システムは各データ・セットが作成されるときに世代別データ・グループで それを追跡します。それにより、新規データ・セットを発生順に配列して、古いデータ・セットを簡単に取り出せるようになります。
このトピックでは、SMS 管理の世代別データ・セットと非 SMS 管理の世代別データ・セットについて説明します。
世代別データ・セットを作成または検索するときは、DD ステートメント DSNAME パラメーターの世代別データ・グループ名に続けて、相対世代番号を指定します。世代別データ・セットをカタログすると、オペレーティング・システムは、その番号を使用して、4 文字の絶対世代番号と 2 文字のバージョン番号を構成します。これは、その世代を示す G0000V00 という形式の番号になります。G0000V00 という番号は、システムがデータ・セットを正しい年代順に、明瞭にソートできるように、GDG 内で固有なものでなければなりません。
警告: IBM® は、新規世代を相対世代番号によって指定する こと (そしてシステムが G0000V00 番号を計算できるようにすること) を強くお勧めします。 こうすることによって、GDG のデータ・セットの世代番号が 9000 を 超えないようにすることができます。9000 を超えると、正しい発生順があいまいになる 可能性があります。例えば、完全修飾名を指定し、年を表すのにその番号の最初の 2 つの数字を使用した場合に、上記の問題が発生する可能性があります。ただし、完全修飾 G0000V00 名を指定しなければならない場合には、GDG ベース名の DD ステートメントを組み込み、それを基にデータ・セットの保全性を確保する必要があります。
世代番号の詳細については、z/OS DFSMS データ・セットの使用法を参照してください。
相対世代番号: 世代別データ・セットを作成するときに、相対世代番号によって、データ・セットが ジョブの実行時に最初に追加されたデータ・セットであるか、2 番目に追加された データ・セットであるか、3 番目に追加されたデータ・セットであるか (以下同様) を システムに伝えます。世代別データ・セットを検索するときは、相対世代番号によって、このデータ・セットが追加されてからグループに追加された データ・セットの数をシステムに伝えます。
GDGBIAS=JOB を使用するときに、世代別データ・グループの相対世代番号をジョブ内で最初に使用する
ときに、システムは相対世代番号と絶対世代番号の間の関係を確立します。システムは、ジョブを通じてこの関係を維持します。
例えば、相対世代番号 (+1) の世代別データ・セットを作成すると、システムはこのジョブでの (+1) への今後の参照を、同じ絶対世代番号を持つものと認めます。
- JES2 の場合には、相対世代番号によって
世代別データ・セットを指定する最初のステップの始まりで入手されます。注: 共用 DASD 環境では、異なるシステムで同時に実行されている 2 つ以上の ジョブが、同じデータ・セットの新しい世代を作成すると、JCL エラーが発生して どちらかのジョブが失敗します。
- JES3 の場合には、ジョブがセットアップされた時点で入手され、相対世代番号によって世代別データ・セットを指定する最初のステップの始まりで システムが再度入手します。両方の時点で最新のデータ・セットが違うと、予測できない結果が生じることがあります。
GDGBIAS=STEP を使用する場合、世代別データ・セットの相対参照はジョブ・ステップ・ベースで解決されます。世代別データ・セットが各ジョブ・ステップで最初に参照されるときに、システムは相対世代番号と絶対世代番号の間の関係を確立します。世代別データ・セットを参照する各ジョブ・ステップは、新しい関係を確立します。
例えば、相対世代番号 (+1) の世代別データ・セットを作成する場合、後続のジョブ・ステップはそのデータ・セットを (0) として参照します。
GDG における SMS 管理データ・セットのタイプ SMS 管理の世代別データ・グループ (GDG) は、直接アクセス・ボリュームに入っている カタログ式順次データ・セットと直接データ・セットで構成することができます。GDG 内の世代別データ・セットのデータ・セット属性とデータ・セット編成は、類似していてもしていなくても構いません。GDG が SMS 管理のボリュームに作成されると、新しい世代別データ・セットを 割り振るために、モデル・データ・セット・ラベルにおける依存性を 除去しなければなりません。GDG には、SMS 管理の世代別データ・セットと非 SMS 管理の世代別データ・セットの 両方を入れることができます。
GDG における非 SMS 管理データ・セットのタイプ 非 SMS 管理の世代別データ・グループ (GDG) は、テープ・ボリュームまたは 直接アクセス・ボリューム (あるいはその両方) に入っているカタログ式順次データ・セットと 直接データ・セットで構成することができます。GDG 内の世代別データ・セットの DCB 属性とデータ・セット編成は、類似していてもいなくても構いません。
GDG データ・セットの取得 世代別データ・グループのすべての世代は、データ・セットの連結として 一緒に取得することができます。取得順序は指定することができます。世代別データ・セットの検索を参照してください。