スプール・データ・セットとスプーリング
スプール (Simultaneous Peripheral Operations Online - SPOOL) には、本書および JES2 資料を通じて使用されているとおり、いくつかの意味があります。
スプーリングは、システムがその作業を操作するときのプロセスの 1 つ
です。このプロセスには、次のような作業が含まれます。
- 周辺装置と実行されるプログラム間でデータを転送するときの処理の遅 延を減少させるために、バッファー・ストレージとして DASD 上のストレージを使用する。
- 後の処理または出力のために、入力ストリームと出力ストリームを中間 装置上で読み書きする。
- コンピューターが他の作業で使用中のとき、印刷などの操作を行う。
スプールは、スプール・データ・セットが入っている直接アクセス装置を指すこともあります。このスプールの定義は、一般に、文脈から明らかであり、JES2 資料で誤解を招くことはないはずです。
z/OS-JES2 環境のパフォーマンスを維持する上で、スプーリングは重要な役割を担って います。 JES2 はスプーリング操作のパフォーマンスを 最高にしようとするので、JES2 をインストールすることで 作業のスループットは向上します。前述したように、スプーリングにより、同時処理が可能となり、かつまだ完了して いない作業のために一時記憶域が提供されます。JES2 はいったんジョブをシ ステムの中に読み込んだ後、次の処理が可能になるまで、そのジョブ、JCL、制御ステートメント、およびデータをスプール・データ・セットに書き 込みます。