JES2 チェックポイント機能
- JES2 の再始動を容易にするためのジョブ・キューおよび出力キューの バックアップ
- 独立した JES2 の効率的な操作を確保するための多重アクセス・スプール (MAS) メンバー間の作業負荷の伝達
インストール・システムの構成でチェックポイント・データ・セットが果たす機能は、その構成が JES2 の単一メンバーの MAS であるのか、最高 32 までメンバーを持つ 複数メンバーの MAS であるかによって異なります。
チェックポイント機能とは、メンバーのストレージ内ジョブ・キューおよび出力キューを定期的にチェックポイント・データ・セットにコピーする機能です。チェックポイント・データ・セットは DASD ボリューム、またはカップリング・ファシリティー構造体に置くことができます。チェックポイント機能を使用すると、ハードウェア・エラーまたはソフトウェア・エラーの 結果としてメンバーがストレージ内ジョブ・キューおよび出力キューにアクセスできなく なった場合でも、メンバーのそれらのキューの情報は失われません。JES2 の MAS 構成内のメンバーはすべて疎結合方式で動作し、各メンバーは同じ ジョブ・キューおよび出力キューから作業を選択することができるので、チェックポイント機能により、すべてのメンバーが現在のキュー状況を知ることができます。
単一メンバー環境では、チェックポイント機能は、JES2 が維持管理する “ストレージ内” ジョブ・キューおよび出力 (SYSOUT) キューのバックア ップとして機能するだけです。
MAS 環境では、チェックポイント・データ・セットは、ジョブ・キューと出力キューのバックアップを とるだけでなく、すべてのメンバーを連結する役目も果たします。このデータ・セットは、共通にアクセス できるメンバーのアクティビティー情報のリポジトリーであり、これによって、各メンバーは相互に通信できると共に、現行作業負荷について知ることができます。チェックポイント・データ・セットは、MAS 環境の全体的な構成を記述するメンバー値の記録、および特定の特性、さらに各メンバーの現行状況を記述する情報を含んでいます。チェックポイント機能により、すべてのメンバーは、チェックポイント・データ・セットをアクセスして更新 (書き込み) することができ、さらにチェックポイント・データ・セットからの 読み込みにより、すべてのメンバーがストレージ内キューを最新表示させることができます。
- チェックポイント・データ・セットの配置
ここでは、チェックポイント・データ・セットを DASD ではなく、カップリング・ファシリティー構造体に置くことにより、どのように作業負荷パフォーマンスが向上するか を説明しています。
- チェックポイント・データ・セットの指定
ここでは、カップリング・ファシリティー構造体と DASD の両方に置かれるチェックポイントにつ いての CKPTDEF 初期設定ステートメントを使用して、初期設定時に、どのよう に基本チェックポイント・データ・セットおよび 2 次チェックポイント・デー タ・セットを指定するかを説明しています。
- チェックポイント・データ・セットのサイズの決定
ここでは、メンバーのチェックポイント・データ・セットに必要な 4K レコー ド数を求める方法を説明しています。
- カップリング・ファシリティー上への初めてのチェックポイントの配置
ここでは、チェックポイント・データ・セットを初めてカップリング・ファシリティーに置いて JES2 を始動 する方法を説明しています。また、カップリング・ファシリティー構造体のサイズを指定する際のエラーの訂正方法についての 指針も示しています。
- チェックポイント・サイクル
ここでは、JES2 が MAS 環境でチェックポイント・レコードの読み書きを行 う段階について説明しています。この情報は、ID TRACE 17 を使用する時に特に役立ちます。
- チェックポイント構成モード
ここでは、CKPTDEF 初期設定ステートメントの MODE= およ び DUPLEX= サブパラメーターを使用して、チェックポイント・データ・セット に指定するモード (バックアップありの DUPLEX、バックアップなしの DUPLEX、または DUAL) を決める方法について説明しています。
- MAS における CKPTn データ・セットのアクセス
ここでは、MASDEF 初期設定ステートメントの HOLD= およ び DORMANCY= パラメーターを使用して、どのように MAS 環境で チェックポイントへのアクセス権を共用する仕方を制御できるかを説明しています。
- 置換データ・セット (NEWCKPTn) の定義
ここでは、JES2 が CKPTn データ・セットをアクセスできなくなった時のリカバリーを容易にするための、置換チェックポイント・データ・セット定義の指定 方法を説明しています。
- チェックポイント再構成: 概要
ここでは、置換、使用の中断、またはチェックポイント・データ・セットの 使用による再開を行うための、JES2 チェックポイント・データ・セット構成 の動的な再定義方法を説明しています。
- 他の JES2 メンバーでのメンバー障害からのリカバリー
ここでは、障害を起こしたメンバーのジョブをアクティブな MAS メンバーで 再始動させるための、JES2 オペレーター・コマンドまたは AUTOEMEM オプションの使用法を 説明しています。
- アプリケーション・プログラムへの JES2 チェックポイント・コピーの提供
ここでは、許可アプリケーション・プログラムがチェックポイント・データ・セットの コピーを入手する方法を説明しています。