プログラム・オブジェクト
バインダーは、SYSLMOD で指定されたライブラリーのタイプに応じて、プログラム・オブジェクト またはロード・モジュールのいずれかを作成します。プログラム・オブジェクトとはロード・モジュール の機能を備え、さらに拡張したものです。 プログラム・オブジェクトは、区分データ・セットのプログラム・ライブラリーではなく、 拡張区分データ・セット (PDSE) のプログラム・ライブラリーまたは z/OS UNIX ファイルに保管され、 ロード・モジュールよりも制限は少なくなっています。例えば、ロード・モジュールの文字サイズは 16 MB までという制限がありますが、 プログラム・オブジェクトの文字サイズは 1 ギガバイトまで可能です。 また、プログラム・オブジェクトのブロック・サイズも固定であり、装置間でプログラムを コピーする際にブロック化し直す必要がありません。 プログラム管理ユーティリティーの使用で説明しているように、IEBCOPY を使用してプログラム・オブジェクトと ロード・モジュール間の変換を行うことができます。
プログラム・オブジェクトでは、複数のテキスト・クラス、追加の制御情報、および ADATA と して知られているユーザー指定またはコンパイラー指定のデータなどを表すために、サポートする データ・クラス の数は無制限になりました。モジュールの実行可能部分を 構成するプログラム・テキスト、命令およびデータは、クラス・セグメントに分割することができ、 それぞれが別々のストレージ・ロケーションにロードすることができます。 関連データ (ADATA) とは、言語翻訳プログラムによって作成されたモジュール に関する情報ですが、リンク、ロード、あるいは実行には必要ない情報です。 実際上、モジュールまたはそれを構成するセクションに関連したタイプのデータはいずれも、 プログラム・オブジェクトに保管することができます。 制約事項がいくつかあります。