ACCOUNT-ADD サブコマンド - 作成モード

ADD サブコマンドを使用して、TSO/E の新規ユーザーのエントリーを UADS に作成します。UADS にエントリーを作成すると、TSO/E は、そのユーザーに対応するエントリー (ユーザー ID) を ブロードキャスト・データ・セットに作成します。TSO/E は、作成されたそれぞれのエントリーごとに、そのユーザー用に「典型的な」ユーザー・プロファイルを ユーザー・プロファイル・テーブル (UPT) に構築します。

UADS にエントリーを作成する際に、新規ユーザー用に以下の属性を選択する こともできます。

UADS にエントリーを作成するための、ACCOUNT の ADD コマンドの構文は次のとおりです。

IKJC4004
userid
UADS およびブロードキャスト・データ・セットの新規エントリーのユーザー ID を指定します
値 :
英字または特殊文字で始まる 1 から 7 文字の英数字

ブロードキャスト・データ・セットにすでに存在する userid を指定すると、TSO/E は その userid に関するすべてのメッセージを削除します。ただし、その userid は削除しません。

TRANSMIT/RECEIVE コマンドを使用して、JES ネットワークを通じて データを送信することを考えている場合は、以下のようなユーザー ID を定義してはなりません。
  • 外部書き出しプログラムの名前と同じもの
  • JES に対して定義されたノードの名前と同じもの
  • R、RM、RMT のいずれかの文字で始まるもの
password
新規ユーザー ID のパスワード
値 :
1 から 8 文字の英数字
*
ヌル・フィールド
acct_nmbr
新規ユーザー ID のアカウント番号
値 :
以下の文字を除く 1 から 40 文字の EBCDIC 文字
  • ブランク
  • コンマ
  • セミコロン
  • アポストロフィ
  • タブ
*
ヌル・フィールド
proc
新規ユーザー ID のプロシージャー名
値 :
英字または特殊文字で始まる 1 から 8 文字の英数字
SIZE
以下の場合に、新規プロシージャーに割り当てられる最小領域サイズ
  • LOGON プリプロンプト出口ルーチンで領域サイズを指定しない場合
  • LOGON コマンドで SIZE パラメーターを指定しない場合

さらに、上記の 2 つの条件が満たされている場合に、SIZE を指定しないか SIZE(0) を指定すると、TSO/E は、このユーザーの ログオン・プロシージャーにおける EXEC ステートメントの REGION= パラメーター の値にも基づいた領域サイズを割り当てるか、あるいは JES 初期設定パラメーター に基づくデフォルトのサイズを割り当てます。

このユーザー用の MAXSIZE より大きな最小領域サイズを SIZE で 指定すると、TSO/E は SIZE を MAXSIZE と同じ値に設定します。
rgn_size
このユーザーの専用ストレージ用の仮想記憶域であり、1024 バイト単位の数
値 :
0 から 2096128 の範囲の整数
UNIT
このユーザーがボリュームを指定せずに新規データ・セットを割り振るときの、装置名のデフォルトの指定。 (カタログを介して割り振られるデータ・セットは例外です。z/OS TSO/E コマンド解説書の ALLOCATE コマンドを参照してください。)
注: UADS での UNIT のデフォルトの指定は、ユーザー ID ではなく、フォアグラウンドで選択されたログオン・プロシージャーと関連があります。 バックグラウンドでサブミットされたジョブの場合、TSO/E はデフォルトの指定を 使用しません
name
装置または装置グループの名前 (例えば、SYSDA)
値 :
1 から 8 文字の英数字
USERDATA
このユーザー ID の下にあるオプションのデータ。UADS の 2 バイト・フィールドは、データ内容を表す 4 桁の 16 進数です。このオプションのデータは、ユーザーのプログラムで使用することができます。
data
オプションのデータ
値 :
4 文字の EBCDIC 文字 (有効な文字は、0 から 9 および A から F)
ACCT
このユーザーでは、ACCOUNT コマンドが使用できます。
NOACCT
このユーザーでは、ACCOUNT コマンドは使用できません。
DEST
動的に割り振られた SYSOUT データ・セットを処理するためのデフォルト のリモート宛先。このデフォルトを設定しておくと、このユーザーがサブミットした バッチ・ジョブで、ROUTE ステートメントが不要になります。 このユーザーは、ALLOCATE、FREE、およびその他のコマンドを使用することによって、デフォルトの宛先をオーバーライドすることができます。
注: DEST パラメーターで指定されたノード以外のノードでジョブを サブミットした場合には、そのユーザーは保留された出力を見ることができません。
id
デフォルトの宛先 (リモート・ワークステーション)
値 :
英字または特殊文字で始まる 1 から 7 文字の英数字
NODEST
このユーザーは、動的に割り振られた SYSOUT データ・セットを処理する ために、経路を明示的に定める必要があります。
JCL
このユーザーは、SUBMIT、STATUS、CANCEL、および OUTPUT コマンドを 使用できます。
NOJCL
このユーザーは、上記のコマンドを使用できません。
MAXSIZE
ユーザーがログオン時に要求できる最大領域サイズ。 MAXSIZE を指定しないか、MAXSIZE=0 を指定した場合 は、TSO/E は NOLIM と見なします。
region
このユーザーの専用ストレージ用の仮想記憶域であり、1024 バイト単位の数
値 :
0 から 2096128 の範囲の整数
NOLIM
このユーザーにはログオン時の最大領域サイズの制限がありません。
MOUNT
このユーザーは、ボリュームの取り付けが必要になるような動的割り振り要求 を出すことができます。

ボリューム要求は、明示的 (例えば、このユーザーが ALLOCATE コマンドを 出した場合)、または暗黙的 (例えば、このユーザーが一時的なスペースの 割り振りをもたらすようなコマンドを出した場合) のいずれでも構いません。

このユーザーは、オペレーターが要求に応答するまで、端末の前で「ロックされ た」状態で待つことになります。 したがって、このユーザーは特定のボリュームを要求するコマンドを出す前に、オペレーターにメッセージを送信する必要があります。

NOMOUNT
ボリュームの取り付けが必要になるような動的割り振り要求を このユーザーが出した場合には無視します。
OPER
このユーザーは、OPERATOR コマンドを使用できます。
NOOPER
このユーザーは、OPERATOR コマンドを使用できません。
HOLD
SUBMIT コマンドで HOLD キーワードを指定してサブミットされたジョブの ジョブ出力を保留キューに入れます。
class
サブミットされたジョブに対して、デフォルトの保留出力クラスを割り当てます。
値 :
特殊文字を除く、1 文字の英数字
NOHOLD
サブミットされたジョブに対して、MSGCLASS パラメーターで指示されたとおりの、デフォルトの出力クラスを割り当てます。
JOBCLASS
JOB ステートメントなしでサブミットされたジョブに対して、デフォルトのジョブ・クラスを割り当てます。
j_class
デフォルトのジョブ・クラス
値 :
特殊文字を除く、1 文字の英数字
NOJOBCLASS
JOB ステートメントなしでサブミットされたジョブに対して、JES2 または JES3 が デフォルトのジョブ・クラスを割り当てます。
MSGCLASS
JOB ステートメントなしで、あるいは JOB ステートメント で MSGCLASS= パラメーターを指定せずにジョブをサブミットした場合で、さらに SUBMIT コマンドで NOHOLD キーワードを指定した場合には、そのジョブをデフォルトの出力クラスに割り当てます。
o_class
デフォルトの出力クラス
値 :
特殊文字を除く、1 文字の英数字
NOMSGCLASS
JOB ステートメントなしで、あるいは JOB ステートメント で MSGCLASS= パラメーターを指定せずにジョブをサブミットした場合で、さらに SUBMIT コマンドで NOHOLD キーワードを指定した場合 は、JES2 または JES3 がデフォルトの出力クラスを割り当てます。
SYSOUT
ALLOCATE コマンドの SYSOUT キーワードで、class を指定しない場合は、デフォルトの SYSOUT クラスを割り当てます。
s_class
デフォルトの SYSOUT クラス
値 :
特殊文字を除く、1 文字の英数字
NOSYSOUT
ALLOCATE コマンドの SYSOUT キーワードで、class を指定しない場合は 、JES2 または JES3 がデフォルトの SYSOUT クラスを割り当てます。
RECOVER
このユーザーでは、EDIT リカバリー機能を使用することができます。
NORECOVER
このユーザーでは、EDIT リカバリー機能は使用できません。
PERFORM
このユーザーは、パフォーマンス・グループ (1 つまたは複数) を ログオン時に明示的に要求することができます。
perf_group
パフォーマンス・グループ (1 つまたは複数) の識別
値 :
1 から 255 の範囲の整数
注: TSO/E ユーザー用のインストール制御仕様を作成する 場合、PERFORM パラメーターの変換処理に対して、示された条件のもとで 以下のことが適用されます。
  • TSO/E は UADS のパフォーマンス・グループ (1 つまたは複数) をバイパスします。このユーザーがログオンする際に TSO/E が割り当てるパフォーマンス・グループは、インストール制御仕様で PGN と OPGN に指定する値、およびこのユーザーがログオン時に指定する値によって異なります。
    • ログオンの PERFORM 値 = OPGN 値の場合 : ログオンの値を受け入れる。
    • ログオンの PERFORM 値 ¬= OPGN 値の場合 : PGN 値を割り当てる。
    • ログオンの PERFORM 値 = PGN 値の場合 : ログオンの値を受け入れる。
    • ログオンの PERFORM 値 ¬= PGN 値 (OPGN 値の指定がない場合) : PGN 値を割り当てる。
NOPERFORM
このユーザーでは、パフォーマンス・グループを要求することはできません。