IPv6 デフォルト・アドレス選択のポリシー・テーブル

IPv6 デフォルト・アドレス選択のポリシー・テーブルは、 プレフィックスの一致が最も長いものを用いるルックアップ・テーブルで、ルーティング・テーブルと類似しています。 このテーブルは、ご使用の環境に合わせて構成することができます。

アドレスを指定すると、ポリシー・テーブルのルックアップは 2 つの値を 戻します。アドレスの優先順位の値と、アドレスのラベルです。 このテーブルでは、IPv4 アドレスは IPv4 のマップされた IPv6 アドレスとして表されます。IPv6 デフォルト・アドレス選択のデフォルト・ポリシー・テーブルには、次の値が含まれます。

表 1. IPv6 デフォルト・アドレス選択のデフォルト・ポリシー・テーブル
プレフィックス 優先順位 ラベル
::1/128 50 0
::/0 40 1
2002::/16 30 2
::/96 20 3
::ffff:0.0.0.0/96 10 4

このテーブルで、プレフィックスの値は、ソース・アドレスまたは宛先アドレスに最適なポリシー・テーブルの項目を選択する際に使用するアドレス・プレフィックスを指定します。 優先順位の値は、宛先アドレスがどのようにソートされるかを指定します。 ラベルの値は、指定したソース・アドレス・プレフィックスが、指定した宛先アドレス・プレフィックスと ともに使用する際に優先されるかどうかを指定します。

このデフォルトの構成により、次のようになります。

DEFADDRTABLE TCP/IP プロファイル・ステートメントを使用して、ご使用の環境に合うように IPv6 デフォルト・アドレス選択のポリシー・テーブルを構成することができます。 例えば、IPv4 アドレスが IPv6 アドレスよりも優先されるように指定することができます。