$SETRP – リカバリー処理オプションを設定する

リカバリー・ルーチン内の $SETRP は、$RETRY ルーチンの完了時に制御を受け取る 方法を指示する場合に使用します。リカバリーが行われるかどうかと、行われる場合の 方法を指定します。

フォーマット記述

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>>-+--------+--$SETRP------------------------------------------->
   '-symbol-'           

>--+-+---+--RECOVER--,--RESUME--=--resume-relexp--+---+-+------><
   | '-(-'                                        '-)-' |   
   +-TERMINATE------------------------------------------+   
   '-PERCOLATE------------------------------------------'   

RECOVER
リカバリーが行われることを指定します。すべての機能が、RESUME= パラメーター によって指定されたアドレスで正常に再開します。
RESUME=
エラー・リカバリーが正常に行われた時点で通常処理が再開する場所を 指定します。RECOVER が指定されているときは、このパラメーターは必須です。
TERMINATE
異常終了が生じ、リカバリーは試みられないことを指定します。
PERCOLATE
この特定のリカバリーは正常に行われませんでしたが、終了は起こらないことを 指定します。さらに上位のリカバリー・ルーチンがなくなる (異常終了が起こる) か、 リカバリーが正常に行われる (すべての機能が正常に再開する) まで、 上位リカバリー・ルーチンの 1 つ 1 つに入ります。
注: $SETRP では、リカバリー・ルーチンに入る原因となったエラーに 関連付けられるエラー・リカバリー域にアドレッシング可能であることが前提になります。 したがって、エラー・リカバリーを用意するルーチンに関する $MODULE マクロに、 必ず $ERA DSECT を追加しておきます。

実行環境