DFSORT は、実行時に次の 2 つのタイプのユーザー異常終了を出します。
- ABEND または ABSTP が有効であり、DFSORT がエラー・メッセージで
終了する場合は、ユーザー異常終了を受け取ります。インストール・オプション ABCODE=MSG (提供されているデフォルト) では、ユーザー異常終了コードとエラー・メッセージは等しくなります (例: メッセージ ICE046A の場合 U0046)。インストール・オプション ABCODE=n の場合、ユーザー異常終了コードは n に等しくなります (例: ABCODE=10 の場合すべてのエラー・メッセージで U0010)。エラー・メッセージ番号になっているユーザー異常終了コード (ABCODE=MSG) については、対応するメッセージの説明を参照することができます (例: U0046 の場合 ICE046A の説明)。
テープ作業データ・セット分類または標準的な組み合わせについては、DFSORT が
エラー・メッセージで終了し、ABEND または ABSTP が有効である
場合は、ユーザー異常終了 0 が発行される場合があります。
- コードが 1000 ~ 1599 のユーザー異常終了を受け取る場合は、DFSORT がその内部論理に
エラーを検出しました。
この場合、異常終了は、無限ループを防止し、問題の診断を援助するために
出されます。
そのような問題は IBM 担当員に報告してください。
場合によっては、DFSORT に利用可能な記憶域を増やすことにより (REGION
パラメーターあるいは MAINSIZE または SIZE 値を変更して、32 KB を追加
することにより)、DFSORT ユーザー 1nnn 異常終了をバイパス
することができます。MAINSIZE および SIZE を指定する方法については、「z/OS DFSORT アプリケーション・プログラミング・ガイド」を参照してください。