HEX - 16 進文字の表示

HEX 基本コマンドは、データを 16 進形式で表示するかどうかを決める HEX (16 進) モ ードを設定します。

構文

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              .-VERT-.     
>>-HEX--+-ON--+------+-+---------------------------------------><
        |     '-DATA-' |   
        +-VERT---------+   
        +-DATA---------+   
        '-OFF----------'   

ON VERT
データを 16 進表記で、各文字の下に縦に (1 バイト当たり 2 行で) 表示します。
ON DATA
データの 16 進表記を文字の下に 16 進文字のストリング (1 バイト当たり 2 文 字) として表示します。
OFF
データの 16 進表記を表示しません。
注: コマンド HEX OFF は、前の HX コマンドまたは HXX コマンドの効果を取り消します。

説明

HEX コマンドは、エディターに 16 進表記を縦に表示させるか、それともデータ ・ストリング・フォーマットで表示させるかを決定します。 この 2 つの形式 については、図 2図 3 を参照してください。

エディターが HEX モードで作動しているときは、各ソース行ごとに 3 行が表示されます。最初の行には、データが標準文字形式で示され、次の 2 行には、同じデータが 16 進表 記で示されます。これは、プロファイル行 (=PROF>)、除外行メッセージ (- - - )、 メッセージ行 (==MSG>)、 および通知行 (======) を除くすべての行に適用されます。

3 行のうちの最初の行に通常の編集を行う以外に、 16 進表記の上に重ねて入力することにより文字を変更できます。

また、HEX モードの設定値に関係なく、FIND、CHANGE、 および EXCLUDE コマンドを使用して、 無効な文字や特定の 16 進文字の検出、変更、または除外を行うことができます。データの検出、シーク、変更、および除外 のピクチャー・ストリングおよび 16 進ストリングの説 明を参照してください。

図 1 に示されているように、次のデータ・セッ トのメンバーを編集しているとします。

図 1. 16 進モードがオフの場合のメンバー
画面ダンプ。

Enter キーを押すと、図 2 で示したように、各文字の 16 進 値がブランクも含めて、縦形式で表示されます。

図 2. 16 進表示、縦形式表記
画面ダンプ。

HEX DATA コマンドを入力すると、図 3 で示したように、 表示をデータ・フォーマットに変更することができます。

図 3. 16 進表示、データ表記
画面ダンプ。