カスタム・コンパイラー構成ファイルの使用
XL C/C++ コンパイラーは、デフォルト構成ファイル /opt/ibm/xlC/16.1.0/etc/xlc.cfg.$OSRelease.gcc$gccVersionをインストール時に生成します。 (インストール中に構成ファイルの生成に使用できるさまざまなツールについての情報は、XL C/C++ インストール・ガイド を参照してください。) 構成ファイルは、呼び出された時にコンパイラーが使用する情報を指定します。デフォルト構成ファイルの例は以下のとおりです。
- /opt/ibm/xlC/16.1.0/etc/xlc.cfg.sles.12.gcc.4.8.2
- /opt/ibm/xlC/16.1.0/etc/xlc.cfg.rhel.7.3.gcc.4.8.5
- /opt/ibm/xlC/16.1.0/etc/xlc.cfg.centos.7.gcc.4.8.3
- /opt/ibm/xlC/16.1.0/etc/xlc.cfg.ubuntu.16.04.gcc.4.8.2
単一ユーザー・システムで稼働している場合や、コンパイル・スクリプトや Make ファイルを持つコンパイル環境がすでにある場合は、デフォルトの構成ファイルをそのままにしておくことができます。
いくつかのコンパイラー・オプション・セットからユーザーが選択できるようにしたい場合は、特定の必要に合わせたカスタム構成ファイルを使用することもできます。例えば、xlc コンパイラー呼び出しコマンドを使用したコンパイルができるよう、-qlist をデフォルトで有効にすることもできます。これにより、xlc コマンドでコンパイラーを呼び出すたびに -qnolist が自動的に有効になるため、コンパイル時に毎回コマンド行でこのオプションを指定する必要がなくなります。
構成ファイルをカスタマイズする方法はいくつかあります。
- デフォルトの構成ファイルを直接編集する。 この場合、カスタマイズされたオプションは、すべてのコンパイルですべてのユーザーに対して適用されます。 このオプションの欠点は、コンパイラーを更新するたびに提供される新規のデフォルト構成ファイルにカスタマイズ内容を再適用しなければならない点です。
- デフォルトの構成ファイルを、コンパイル時に -F オプションで指定するカスタマイズ・コピーの基盤として使用する。この場合、カスタム・ファイルは、コンパイル単位のデフォルト・ファイルをオーバーライドします。注: このオプションでは、コンパイラーにサービスを適用後、カスタマイズを再適用する必要があります。
- XLC_USR_CONFIG 環境変数を使用して、コンパイル時に指定するカスタムまたはユーザー定義の構成ファイルを作成する。この場合、カスタムのユーザー定義ファイルは、デフォルトの構成ファイルをオーバーライドするのではなく補完します。これらのファイルはコンパイル単位またはグローバル単位で指定することもできます。このオプションの利点は、更新中に新規のシステム構成ファイルをインストールする際、既存のカスタム構成ファイルを変更する必要がない点です。 カスタム、およびユーザー定義の構成ファイルの作成手順を以下に示します。