複数回答データの処理

複数回答データを分析するに使用できる比較関数があります。

使用可能な比較関数は以下のとおりです。

  • value_at
  • first_index / last_index
  • first_non_null / last_non_null
  • first_non_null_index / last_non_null_index
  • min_index / max_index

例えば、特定の購買を決定した 1 番目、2 番目、3 番目に重要な理由 (例えば、価格、人に勧められた、レビュー、地元の提供業者など) を尋ねる複数回答の質問があるとします。 この場合、次のように最初に表示されたフィールドのインデックスを作成して価格の重要度を決定します。

first_index("price", [Reason1 Reason2 Reason3])

同様に、購入の可能性が高い順に 3 台の車をランク付けするように顧客に依頼した際に、以下のように 3 つの個別のフィールドに回答をコード化できます。

表 1. 車のランク付けの例
customer id car1 car2 car3
101 1 3 2
102 3 2 1
103 2 3 1

この場合は、min_index関数を使用して、最も好きな車 (ランク #1、または最も低いランク) のフィールドのインデックスを判別できます。

min_index(['car1' 'car2' 'car3'])

詳しくは、 比較関数 を参照してください。

複数回答セットの参照

特殊な@MULTI_RESPONSE_SET関数を使用して、多重応答セット内のすべてのフィールドを参照することができます。 例えば、上記の 3 つの car フィールドが car_rankings という名前の複数回答セットにある場合、次の関数が同じ結果を返します。

max_index(@MULTI_RESPONSE_SET("car_rankings"))