cpuinfo

ワークステーション定義から情報を戻します。

構文

cpuinfo -V | -U

cpuinfo [folder/]workstation [infotype] [...]

引数

-V
コマンドのバージョンを表示して終了します。
-U
コマンド使用法の情報を表示して終了します。
[folder/]workstation

ワークステーションの名前 (オプションで、ワークステーションが定義されたフォルダー名が接頭部として付きます)。

infotype
表示する情報のタイプ。以下に挙げるもののうち、1 つ以上のものを指定します。
os_type
os フィールドの値 (UNIX®WNTZOSOTHER、および IBM i) を返します。 値 ZOS は、IBM Z Workload Scheduler コントローラーと通信するために使用されるリモート・エンジン・ワークステーションにのみ適用されます。
node
node フィールドの値を戻します。Workload Broker サーバーの場合、これは IBM Workload Scheduler Bridge をインストールしたワークステーションのホスト名または TCP/IP アドレスになります。 リモート・エンジン・ワークステーションの場合、これはリモート・エンジンがインストールされたワークステーションのホスト名になります。その他の場合は、ワークステーションのホスト名または TCP/IP アドレスを指定します。
port
tcpaddr フィールドの値を戻します。Workload Broker ワークステーションを定義している場合、TWSAgentConfig.properties ファイルの TWS.Agent.Port プロパティー値を指定します。リモート・エンジン・ワークステーションの場合、このフィールドの値はリモート・エンジンによって使用される HTTP ポート番号です。HTTPS プロトコルが使用されている場合は、このフィールドの値は 31111 です。
sslport
secureaddr フィールドの値を戻します。着信 SSL 接続を listen するのに使用されるポートです。リモート・エンジン・ワークステーションの場合、このフィールドの値はリモート・エンジンによって使用される HTTPS ポート番号です。HTTP プロトコルが使用されている場合は、このフィールドの値は 31113 です。
protocol
protocol フィールドの値 (HTTP または HTTPS) を戻します。ワークステーションのタイプがリモート・エンジンである場合は、この値はブローカー・サーバーとリモート・エンジンの間の通信に使用されるプロトコルを示します。
sec_level
securitylevel フィールドの値 (NONE、ENABLED、ON、または FORCE) を戻します。
autolink
autolink フィールドの値 (ON または OFF) を戻します。
fullstatus
fullstatus フィールドの値 (ON または OFF) を戻します。
resolvedep
ON または OFF を戻します。バージョン 8.6 ではもう使用されていません。
behindfirewall
behindfirewall フィールドの値 (ON または OFF) を戻します。
host
host フィールドの値を戻します。エージェントをホストしているワークステーションの名前です。
domain
domain フィールドの値を戻します。
ID
ブローカー・サーバーも接続しているときにワークステーションによって使用されるエージェント ID を戻します。タイプ AGENT、REM-ENG、POOL、D-POOL のワークステーションの場合。
method
拡張エージェントおよびネットワーク・エージェントの場合のみ。access フィールドの値を戻します。
server
server フィールドの値を戻します。
type
type フィールドの値を戻します。ワークステーションのタイプ (MASTER、MANAGER、FTA、S-AGENT、REM-ENG、AGENT、POOL、D-POOL および X-AGENT) を示します。
time_zone
timezone フィールドの値を戻します。ワークステーションの時間帯を示します。拡張エージェントの場合、このフィールドはブランクです。リモート・エンジン・ワークステーションの場合、これはリモート・エンジンの時間帯です。
version
ワークステーション上で実行中の IBM Workload Scheduler バージョンを戻します。拡張エージェントの場合、このフィールドはブランクです。
info
オペレーティング・システムのバージョンとワークステーション・モデルを戻します。拡張エージェントの場合、このフィールドはブランクです。リモート・エンジン・ワークステーションの場合、このフィールドはリモート・エンジンを表示します。

コメント

値は、引数をコマンド行に入力したのと同じ順序で、各行に 1 つずつ戻されます。引数を指定しない場合、該当するすべての情報がラベルと共に各行に 1 つずつ戻されます。

下記の例は、次のワークステーション定義に基づいています。
Workstation Name  Type     Domain            Updated On  Locked By
----------------  -------  ----------------  ----------  ------------------
RE-ZOS            REM-ENG  -                 09/06/2010  -

CPUNAME RE-ZOS
  OS ZOS
  NODE 9.168.119.189 TCPADDR 635
  FOR MAESTRO HOST NC123162_DWB
    TYPE REM-ENG
    PROTOCOL HTTP
END
ワークステーション RE-ZOStype および protocol を表示するには、以下のコマンドを実行します。
>cpuinfo RE-ZOS type protocol
REM-ENG
HTTP
ワークステーション RE-ZOS のすべての情報を印刷するには、次のコマンドを実行します。
>cpuinfo RE-ZOS
 OS_TYPE: ZOS
 NODE: 9.168.119.189
 PORT: 635
 SSLPORT: 31113
 ENGINEADDR: 0
 PROTOCOL: HTTP
 AUTOLINK: OFF
 FULLSTATUS: OFF
 RESOLVEDEP: OFF
 BEHINDFIREWALL: OFF
 HOST: NC123162_DWB
 DOMAIN: MASTERDM
 ID: D795263CBCD2365CA7B5C5BC0C3DD363
 SERVER:
 TYPE: REM-ENG
 TIME_ZONE: Europe/Rome
 VERSION: 8.6
 INFO: Remote Engine