IMAP と POP アクセスの構成

IMAP または POP アクセス、SMTP 認証を使用することにより、各種メールプログラムをセットアップして、 IBM® Web Mail Cloud を操作し、メールを表示したり送信したりできます。 メールクライアントやモバイルデバイスの種類によって、IMAP、POP または SMTP の設定に必要な手順が異なります。

始める前に

注: この手順は IBM Web Mail Cloud のみに適用されます。 IBM SmartCloud Notes 用に IMAP を構成するには、「IMAP アクセスの有効化」を参照してください。

このタスクについて

デバイスまたはメールクライアントに対して IMAP、POP または SMTP 認証をセットアップする前に、以下の情報を確認しておく必要があります。
  • 自分の IBM Web Mail Cloud メールアドレス
    複数の Connections Cloudメールアドレスを持っている場合、次のいずれかの状況にあります。
    • Connections Cloud ログインページの [組織のログインを使用] リンクを選択してログインする場合、ここで入力するメールアドレスは、自分の Web Mail Cloud メールアドレスとは異なる場合があります。
    • 会社に複数の Connections Cloud サブスクリプションがある場合、サブスクリプションごとに 1 つのメールアドレスがある場合があります。 例えば、会社が Connections Cloud S2Web Mail Cloud を使用している場合が考えられます。
    自分の Web Mail Cloudメールアドレス は、最初にログインしたときに送信される入門ガイドに含まれています。 [プリファレンス] > [基本設定] の順に選択し、[メールサーバー設定][アカウント名] を確認することでも、自分の Web Mail Cloudメールアドレスを確認できます。
  • ご使用のメールパスワード

    システムで生成されたワンタイムパスワードが設定されています。アカウントを使用するには、https://apps.na.collabserv.com にログインし (新しいウィンドウが開きます)、このパスワードを変更する必要があります。

  • 受信用の POP または IMAP メールサーバーの情報 (ホスト名、ユーザー名、パスワードなど)。

    Web Mail Cloud は、SSL 接続のみをサポートするため、必ず IMAP でポート 993 が使用可能であることを確認してください。 POP では、ポート 995 が使用可能でなければなりません。 メールサーバー情報は、[プリファレンス] > [基本設定][メールサーバー設定] で確認できます。

  • 送信用の SMTP メールサーバーの情報 (ホスト名、ユーザー名、パスワードなど)。

    Web Mail Cloud は、SSL 接続のみをサポートするため、必ずポート 465 またはポート 587 が使用可能であることを確認してください。

以下の情報は、デバイスまたはメールクライアントの種類に関係なくあてはまります。
  • メールの送受信を正常に行うには、送信メールサーバーと受信メールサーバーでユーザー名とパスワードを使用する必要があります。
  • メールクライアントでの必要に応じて、認証が必要な受信メールサーバーと送信メールサーバーに関するすべてのチェックボックスを選択してください。また、受信メールサーバーと送信メールサーバーで同じ設定を使用していることも確認してください。 そうでない場合、メールの送受信ができない可能性があります。
  • SSL は有効にする必要があります。
  • ご使用のインターネット接続の速度が、IMAP または POP のセットアップ時の所要時間に影響を与えます。
  • IMAP が推奨されるプロトコルです。IMAP が使用できない場合に、POP を使用してください。
  • メールに IMAP 経由でアクセスする場合、フォルダ名の最大長は 255 文字で、フォルダ階層は最大 5 レベルまでです。 フォルダ名の非 ASCII 文字は base64 を使用して UTF-7 でエンコードされます。

ご使用のデバイスまたはメールクライアントがリストされていない場合は、「その他のメールクライアント」トピックで一般的な手順を参照するか、アカウント管理者やメールプロバイダにお問い合わせください。