Language Environment® で始動するプログラムの z/OS Debugger の始動
TSO の MVS 下で z/OS® Debugger を始動するには、以下のいずれかのオプションを選択します。
- このセクションで概説される説明に従う。 この説明では、デバッグ・セッションの開始に必要なすべてのファイルを割り振る方法、および適切なパラメーターによってプログラムを始動する方法について解説します。
- z/OS Debugger セットアップ・ユーティリティー (DTSU) を使用する。 DTSU は、デバッグ・セッションの開始に必要なすべてのファイルの割り振りを支援し、プログラムの始動、またはバッチ・ジョブの実行ができます。 DTSU の使用方法の説明は、z/OS Debugger Utilities から の IBM z/OS Debugger の始動を参照してください。
DTSUを使用せずに TSO の MVS 下で z/OS Debugger を始動するには、以下の手順を実行します。
- プログラムは、
TEST
コンパイラー・オプションを使用して必ずコンパイル済みの状態にしてください。 - z/OS Debugger SEQAMOD ライブラリーがロード・モジュール検索パス内にあることを確認してください。
SEQAMOD
は、ロード・モジュール検索パス内の他のライブラリーの前に置かれる必要があります。このロード・モジュール検索パスには、z/OS Debugger がデバッグ・セッションをコントロールするためのCEEEVDBG
が含まれます。注: 高位修飾子およびロード・ライブラリー名は、ご使用のシステムに固有のものです。 データ・セットの名前については、z/OS Debugger をインストールした担当者に問い合わせてください。 デフォルトでは、データ・セットの名前は SEQAMOD で終わります。 このデータ・セットは既に、リンク・リスト内にあるか、または TSO ログオン・プロシージャーに組み込まれている可能性があります。そのような場合は、特に操作を行わなくてもアクセスできます。 - プログラムに必要なファイルを含んでいるその他のすべてのデータ・セットを割り振ります。
- 使用したいすべての z/OS Debugger ファイルを割り振ります。 例えば、セッション・ログ・ファイルが必要であれば、そのセッション・ログ・ファイルに対してデータ・セットを割り振ってください。 セッション・ログ・ファイルは、端末に割り振らないでください。 例えば、
ALLOC FI(INSPLOG) DA(*)
は使用しないでください。 TEST
ランタイム・オプションに適切なサブオプションを指定してプログラムを開始させるか、あるいは プログラムのソースにCEETEST
、PLITEST
、または__ctest()
の呼び出しを 組み込んでください。
このトピックで説明している内容に関して詳しくは、以降のトピックを参照してください。
- 関連タスク
- TEST ランタイム・オプション・ストリングの記述
- 端末インターフェース・マネージャーを使用したフルスクリーン・モード (full-screen mode using the Terminal Interface Manager)または専用端末を使用したフルスクリーン・モードでのデバッグ・セッションの開始
- ログ・ファイルへのデバッグ・セッションの記録
- プログラムからの z/OS Debugger の始動
- 関連参照
- IBM® z/OS Debugger リファレンスおよびメッセージ
- z/OS 言語環境プログラム プログラミング・ガイド