例: TEST ランタイム・オプション

以下の TEST ランタイム・オプションの使用例では、ユーザー・プログラムで使用可能なランタイム・オプションを説明しています。 ここでは、完全なコマンドは示していません。 TEST ランタイム・オプションの完全な構文については、Syntax of the TEST run-time optionを参照してください。

リモート・デバッグ
ユーザーが リモート・デバッグ・モードで作業している場合、すなわち、ユーザーのホスト・アプリケーションをワークステーションからデバッグしている場合、次の例が適用できます。
表 1. リモート・デバッグでの TEST ランタイム・オプションの例
シナリオ TEST ランタイム・オプションの使用
デバッグ・マネージャー を使用する Eclipse IDE TEST(,,,DBMDT:*)

Eclipse デバッグ・クライアントの Debug Tool 互換モード でデバッグ・セッションを開始するように指定します。 現在のユーザー ID のクライアントのアドレスは、デバッグ・マネージャー によって自動的に決定されます。

ワークステーション IP アドレスを使用する Eclipse IDE TEST(,,,TCPIP&abc.example.com%8001:*)

Eclipse デバッグ・クライアントの Debug Tool 互換モード でデバッグ・セッションを開始するように指定します。 この例では、クライアントの TCP/IP アドレスが手動で abc.example.com として指定され、デバッグ・デーモンはポート 8001 で listen します。

IBM Z® Open Debug TEST(,,,RDS:*)

リモート・デバッグ・サービス for Wazi Developer for VS Code または Wazi Developer for Workspaces を使用してデバッグ・セッションを開始するように指定します。 このシナリオでは、リモート・デバッグ・サービス が実行中で、構成済みである必要があります。


TEST(,,,TCPIP&127.0.0.1%8001:*)

リモート・デバッグ・サービス for Wazi Developer for VS Code または Wazi Developer for Workspaces を使用してデバッグ・セッションを開始するように指定します。 このシナリオでは、リモート・デバッグ・サービス は、TCP/IP アドレス 127.0.0.1 を使用してローカルの z/OS マシンで実行され、内部 z/OS® Debugger 接続のポート 8001 で listen します。

デバッグ・プロファイル・サービス がアクティブである場合はオプションで、サブオプションを指定せずに TEST を使用して、遅延デバッグ・モードを有効にすることができます。 詳しくは、シンプル TEST オプションを参照してください。

コード・カバレッジ
コード・カバレッジ・セッションを開始する場合は、以下の例が該当します。
表 2. コード・カバレッジでの TEST ランタイム・オプションの例
シナリオ TEST ランタイム・オプションの使用
デバッグ・マネージャー を使用する Eclipse IDE のコード・カバレッジ TEST(,,,DBMDT:*)

Eclipse IDE の Debug Tool 互換モード でコード・カバレッジ・セッションを開始するように指定します。 現在のユーザー ID のクライアントのアドレスは、デバッグ・マネージャー によって自動的に決定されます。

ワークステーションの IP アドレスを使用する Eclipse IDE でのコード・カバレッジ TEST(,,,TCPIP&abc.example.com%8001:*)

Eclipse IDE の Debug Tool 互換モード でコード・カバレッジ・セッションを開始するように指定します。 この例では、クライアントの TCP/IP アドレスが手動で abc.example.com として指定され、デバッグ・デーモンはポート 8001 で listen します。

リモート・デバッグ・サービス を使用する ヘッドレス・コード・カバレッジ TEST(,,,RDS:*)

コード・カバレッジ・セッションを実行し、リモート・デバッグ・サービス に接続するように指定します。 このシナリオでは、リモート・デバッグ・サービス が実行中で、コード・カバレッジを収集するように構成されている必要があります。

z/OS でのヘッドレス・コード・カバレッジ TEST(,,,TCPIP&127.0.0.1%8001:*)

ヘッドレス・コード・カバレッジを使用してコード・カバレッジ・セッションを実行するように指定します。 このシナリオでは、ヘッドレス・コード・カバレッジ は、TCP/IP アドレス 127.0.0.1 を使用してローカルの z/OS マシンで実行され、z/OS Debugger 接続のポート 8001 で listen します。

Windows または Linux クライアントでのヘッドレス・コード・カバレッジ TEST(,,,TCPIP&cde.example.com%8001:*)

ヘッドレス・コード・カバレッジを使用してコード・カバレッジ・セッションを開始するように指定します。 このシナリオでは、ヘッドレス・コード・カバレッジ デーモンは、TCP/IP アドレス cde.example.com を使用して Windows または Linux マシンで実行され、z/OS Debugger 接続のポート 8001 で listen します。

注:
  • EQA_STARTUP_KEY は、コード・カバレッジを指定するためにも必要です。 詳しくは、 の EQA_STARTUP_KEY および 開始キーにコード・カバレッジ・オプションを指定 および 。
  • コード・カバレッジは IBM® Wazi Developer for Red Hat® CodeReady Workspaces ではサポートされていません。
  • ヘッドレス・コード・カバレッジは IBM Debug for z/OS ではサポートされていません。
フルスクリーン・デバッグ
フルスクリーン・デバッグを使用する場合は、以下の例が該当します。
表 3. フルスクリーン・デバッグでの TEST ランタイム・オプション
シナリオ TEST ランタイム・オプションの使用
CICS フルスクリーン・モード TEST(ALL,,,MFI%F000:)

CICS® で実行中の場合、z/OS Debugger は画面を端末 ID F000 に表示します。

専用端末でのフルスクリーン・モード TEST(ALL,,,MFI%TRMLU001:)

端末インターフェース・マネージャーを使用せずに専用端末でフルスクリーン・モードで使用します。 表示には VTAM LU TRMLU001 が使用されます。 この端末は、VTAM に認識されている必要があり、z/OS Debugger を開始したときにセッション中であってはなりません。


TEST(ALL,,,MFI%SYSTEM01.TRMLU001:)
以下の状況で使用します。
  • 端末インターフェース・マネージャーを使用せずに専用端末を使用するフルスクリーン・モードを使用している。
  • ネットワーク ID を指定する必要がある。
表示にはネットワーク・ノード SYSTEM01 の VTAM LU TRMLU001 が使用されます。 この端末は、VTAM に認識されている必要があり、z/OS Debugger を開始したときにセッション中であってはなりません。
端末インターフェース・マネージャーを使用したフルスクリーン・モード TEST(ALL,,,VTAM%USERABCD:)

端末インターフェース・マネージャーを使用してフルスクリーン・モードで使用します。 ユーザーが、ユーザー ID USERABCD を使用して z/OS Debugger の端末インターフェース・マネージャーにアクセスしました。

TSO フルスクリーン・モード TEST(,,,MFI:*)

デバッガーが TSO フルスクリーン・モードでデバッグ・セッションを開始するように指定します。

注: フルスクリーン・デバッグは IBM Developer for z/OS Enterprise Edition および IBM Debug for z/OS でのみサポートされています。
NOTEST
これを指定すると、プログラム初期設定時に z/OS Debugger は始動されません。 CEETESTPLITEST、または __ctest() の呼び出しを行うと、 プログラムの実行時に z/OS Debugger が始動されることに注意してください。
NOTEST(ALL,MYCMDS,*,*)
これを指定すると、プログラム初期設定時に z/OS Debugger は始動されません。 CEETESTPLITEST、または __ctest() の呼び出しを行うと、 プログラムの実行時に z/OS Debugger が始動されることに注意してください。 z/OS Debugger が始動されると、指定されたサブオプションが有効となり、MYCMDS の DD 名に割り振られたファイル内のコマンドが処理されます。

NOTEST を指定し、z/OS Debugger が最初にアクティブになったプログラムから制御が戻ると、非Language Environment®のプログラムをデバッグしたり、非言語環境プログラム のイベントを検出したりすることができなくなります。

TEST
サブオプションを指定せずに TEST を指定すると、他の可能なサブオプションの定義が検査されます。 例えば、C と C++ は、#pragma runopts を使用して、コンパイル時にデフォルトのサブオプションを選択できます。 同様に、PL/I では PLIXOPT ストリングが提供されています。言語環境プログラム では、CEEXOPT マクロが提供されます。 このマクロを使用して、インストールおよびプログラム特定のデフォルトを 指定することができます。

サブオプションについての定義が他に存在しない場合、IBM 提供のデフォルトのサブオプション (ALL, *, PROMPT, INSPPREF) が有効になっています。 フォアグラウンド TSO タスクではない環境では、z/OS Debugger は、デバッグ・プロファイル・サービス API がアクティブになっている場合、遅延デバッグ・モードで動作します。

TEST(ALL,*,*,*)
z/OS Debugger は最初は始動されません。しかし、ユーザー・プログラムで、ある条件あるいはアテンションが発生すると、CEETESTPLITEST、あるいは __ctest() への呼び出しと同じように z/OS Debugger が始動されます。基本コマンド・ファイルも優先ファイルも使用されません。
TEST(NONE,,*,*)
z/OS Debugger は、最初は始動されず、「実動モード」で実行を開始します。すなわち、プログラムの処理には最小限の影響しか与えません。 しかし、CEETESTPLITEST、あるいは __ctest() を使用して z/OS Debugger を始動することができます。
TEST(ALL,test.scenario,PROMPT,prefer)
z/OS Debugger は、環境初期設定の終わりで、メインプログラムのプロローグが完了する前に始動されます。 DD 名 prefer は優先ファイルとして処理され、データ・セット test.scenario から後続のコマンドが検出されます。 コマンド・ファイル内のすべてのコマンドが処理され、プロンプトが出されたときに STEP コマンドを発行すると、またはコマンド・ファイル内で STEP コマンドが実行されると、メイン・ブロックが初期化を完了します (つまり、その AUTOMATIC ストレージが取得され、初期値が設定されます)。 なんらかの理由によって後で再び z/OS Debugger に入ると、test.scenario からのコマンドの取得を続け、この処理をファイルの終わりに達するまで繰り返します。 ファイルの終わりに達すると、コマンドはユーザーの端末から得られます。

このトピックで説明している内容に関して詳しくは、以降のトピックを参照してください。

  • 関連する参照項目
  • z/OS 言語環境プログラム プログラミング・ガイド