embedded-webserver

Watson™ Explorer Engine の一部としてインストールされている組み込み Web サーバーの実行状態を管理します。

構文

embedded-webserver [-h|-help|-?|
    [-quiet]
    is-running|start|stop|restart|configtest]

説明

embedded-webserver コマンドは Watson Explorer Engine インストール済み環境の bin サブディレクトリーにあります (Microsoft オペレーティング・システムの場合、このコマンドには .exe というファイル拡張子が付いています)。このコマンドの機能を使用できるようにするには、embedded-webserver-config コマンドを使用して組み込み Web サーバーを使用可能にする必要があります。

オプション

  • -h|-help|-? コマンド・ラインのヘルプ・メッセージを表示して終了します。
  • -quiet 標準のメッセージを抑制し、致命的エラーのみを出力します。
  • configtest 組み込み Web サーバーの構成ファイル INSTALLDIR/webserver/webserver.conf.3 およびそのルート構成ファイルからリンクしているすべてのファイルの構文を検証します。それらのファイルにエラーがある場合は、構文エラーに関する詳細情報がユーザーに返されます。ただし、-quiet を設定した場合はこの限りではありません。
    注: Watson Explorer Engine の組み込み Web サーバーはランタイム構成ファイルとして INSTALLDIR/webserver/webserver.conf.3 を使用しますが、このファイルは、embedded-webserver が呼び出されるごとに毎回テンプレート INSTALLDIR/webserver/webserver.conf.3.tmpl から再生成されます。そのため、構文を変更したり修正したりする場合は、構成ファイルを直接編集するのではなく、必ずテンプレート・ファイルを編集してください。
  • is-running 組み込み Web サーバーが現在稼動中かどうかを短時間で判別します。-quiet が設定されず、かつ Web サーバーが稼動している場合は、メイン Web サーバー・プロセスのプロセス ID (PID) が返されます。
  • restart Watson Explorer Engine の一部としてインストールされた組み込み Web サーバーが実行中である場合は、停止してから再始動します。restart を呼び出すときに組み込み Web サーバーが稼動していない場合は、単なる start の呼び出しと同等です。
  • start Watson Explorer Engine に含まれる組み込み Web サーバーを始動します。Microsoft オペレーティング・システムではサービスを登録する必要があります。その名前は embedded-webserver-config を使用して設定します。名前は、そのマシンの他のいずれのサービス名とも異なっていなければなりません。
    注: Microsoft ファイアウォールが有効であるか、「ユーザー アカウント制御 (UAC)」警告をサポートする Microsoft オペレーティング・システムで Watson Explorer Engine の組み込み Web サーバーを初めて始動するときは、ダイアログが表示され、ファイアウォールでのプログラムのブロックを解除するか、なんらかの方法でアプリケーションからネットワークへのアクセスを許可するように要求されることがあります。アプリケーションからこの Web サーバーを使用するためには、表示されるいずれかのアクセス要求を承認する必要があります。
  • stop Watson Explorer Engine の組み込み Web サーバーを停止します。Microsoft オペレーティング・システムの場合は、Web サーバーの始動時に登録されたバックグラウンド・サービスがアンインストールされます。

終了ステータス

  • 0 - コマンドが正常に実行されました
  • 1 - コマンドでエラーが発生しました
  • 2 - コマンド・ライン引数が不足しているか、使用方法が要求されました
注: Linux システムでは、127 より上の終了コードはシェルによって返されます。詳しくは、ご使用のシェルの資料を参照してください。