構成マイグレーション・ツールのトラブルシューティング
「Liberty サーバーの選択」ウィンドウにサーバーがリストされない
「Liberty サーバーの選択」ウィンドウのサーバー・リストには、Eclipse のサーバー・ビューにある WebSphere Application Server Liberty サーバーが取り込まれます。 Liberty サーバーが存在しない場合、サーバーはリストされません。 マイグレーションを取り消し、Liberty サーバーを Eclipse に追加して、マイグレーションを再開してください。
「Tomcat サーバーの選択」ウィンドウにサーバーがリストされない
「Tomcat サーバーの選択」ウィンドウのサーバー・リストには、Eclipse のサーバー・ビューにある Tomcat サーバーが取り込まれます。 Tomcat サーバーが存在しない場合、サーバーはリストされません。 「Tomcat サーバーの選択」ウィンドウで、「キャンセル」をクリックして「Tomcat サーバー構成上の依存関係」ウィンドウに戻ります。 ドロップダウン・リストで、ファイル・システムから Tomcat サーバーをマイグレーションするか、アプリケーションのみをマイグレーションするかを選択できます。 代替方法として、「キャンセル」をクリックしてアプリケーションのマイグレーションを取り消し、その後、Tomcat サーバーを Eclipse に追加して、アプリケーションのマイグレーションを再開してください。
アプリケーションが SQLException を受け取る
生成されたデータ・ソース構成は、${shared.resource.dir}
で指定された場所で必要なデータベース JAR ファイルを探します。 指定されている場所に関連 JAR ファイルをコピーするか、JAR ファイルの場所を参照するように、Liberty サーバー内の dataSource
構成エレメントを変更してください。
JMS アプリケーションが ClassNotFoundException によって生じた NamingException を受け取る
WebSphere MQ リソース・アダプターの場所は、生成された構成内で wmqJmsClient.rar.location
変数によって指定されています。 デフォルトのロケーションは ${shared.resource.dir}/wmq/wmq.jmsra.rar です。 指定されている場所にファイルをコピーするか、WebSphere MQ リソース・アダプター・ファイルの場所を参照するように wmqJmsClient.rar.location
変数を変更してください。
JMS アプリケーションが UnsatisfiedLinkError によって生じた DetailedJMSException を受け取る
BINDING モードで WebSphere MQ に接続する JMS アプリケーションの生成済み構成を、WebSphere MQ ネイティブ・ライブラリーの場所を参照するように手動で更新する必要があります。 wmqJmsClient
エレメントの nativeLibraryPath
属性にライブラリーの場所を指定してください。
認証が成功していないというメッセージをアプリケーションが受け取る
Tomcat サーバー構成内の user
エレメントが暗号化パスワードを含んでいるため、マイグレーション時にパスワードをハッシュ・アルゴリズムでエンコードできませんでした。 Liberty 構成エディターを使用して、マイグレーションされた構成内の password
属性を Tomcat サーバーからの元の暗号化されていない値に変更し、ハッシュ・アルゴリズムでエンコードしてください。
使用可能な UserRegistry 実装サービスが複数ある
Tomcat 構成をマイグレーションした後に、Liberty サーバーを開始した際に CWWKS3006E エラー・メッセージが表示された場合、異なる id
属性値を持つ 1 つ以上の basicRegistry
エレメントが存在している可能性があります。
CWWKS3006E: 構成例外が発生しました。 使用可能な UserRegistry 実装サービスが複数あります。 どれを使用するかをシステムが判別できません。
マイグレーション済み basicRegistry
エレメントはすべて、migratedUserRegistry
に設定された id
属性値を使用して作成されます。 異なる id
値を持つ、または id
属性のない 1 つ以上の既存の basicRegistry
エレメントがある場合、すべての basicRegistry
エレメントの id
属性を同じ値に設定するようにしてください。