[Linux]

インストールのための Red Hat Enterprise Linux 8 の準備

WebSphere® Application Server をインストールするために Red Hat Enterprise Linux® バージョン 8 システムを準備するには、追加のステップを実行する必要があります。

事前処理

Linux システムのインストール準備」のすべてのステップを実行します。 これらのステップは、どの Linux システムに WebSphere Application Server をインストールする場合にも共通です。

このタスクの概要

Linux システムをインストールするために必要な共通ステップを完了した後、 Red Hat Enterprise Linux バージョン 8 に必要な追加のシステム固有のステップも実行する必要があります。

前提条件パッケージがインストールされていることを確認します。 Linux パッケージの登録制限によって、前提条件チェッカー・プログラムが Linux システム上で前提条件パッケージを検査できません。 詳しくは、 Linux パッケージのインストールおよび検証を参照してください。

ディスクから製品をインストールするときに、Security-Enhanced Linux (SELinux) が有効になっていて、 Red Hat Enterprise Linux バージョン 8 オペレーティング・システムで適用されている場合は、以下のオプションを使用してディスクをマウントします。
-o context=system_u:object_r:textrel_shlib_t:s0
重要: Red Hat Multi Level Security (MLS) を使用している場合は、最後の s0 パラメーターを確認してください。

手順

  1. すべてのハードウェア・プラットフォームで、以下の yum コマンドを実行して、必要なすべてのパッケージとその依存関係をインストールします。
    yum install gtk2 libXtst xorg-x11-fonts-Type1 psmisc libnsl

    gtk2libXtst、および xorg-x11-fonts-Type1 の各パッケージは、グラフィカルな IBM Installation Manager およびプロファイル管理ツールをサポートするために必要です。 psmisc パッケージは、基本的なインストールおよびプロファイル作成のサポートを提供します。

  2. POWER システムでは、カーネル・レベルが 3.10.0-123.6.3.el7以上に設定されていることを確認してください。 以下のコマンドを実行します。
    uname -r
  3. POWER ® LE の場合は、プラットフォーム固有の以下の制限事項を確認してください。
    • IBM® Installation Manager バージョン 1.9.1.5 以降が必要です。
    • WebSphere 構成ツール (プロファイル管理ツールを含む) は、コマンド行のみのモードでサポートされます。
    • Java™ 8 はデフォルト SDK です。

結果

必要なすべてのパッケージをインストールしないと、インストールが正しく完了しません。 エラー・メッセージが、欠落ライブラリー、グラフィカル・インターフェースがロードできないこと、またはインストール中に発生したそれ以外のエラーを示します。

次の作業

前提条件を検証し、製品ディスクを検証し、インストール目標を設定した後、以下のいずれかのインストール手順を選択して WebSphere Application Server のインストールを開始できます。