スクリプトによる各アプリケーション・サーバーの固有 HTTP セッション・クローン ID の構成

スクリプトと wsadmin ツールを使用して、各アプリケーション・サーバーに固有の HTTP セッション・クローン ID を構成します。

事前処理

このタスクを開始する場合は、あらかじめ wsadmin ツールが稼働している必要があります。 詳しくは、「 wsadmin スクリプトによる wsadmin スクリプト・クライアントの開始 」トピックを参照してください。

このタスクの概要

以下のステップを実行して、各アプリケーション・サーバーに固有の HTTP セッション・クローン ID を構成します。 これらのステップの中で、Jython および Jacl コマンドに次の変数が適用されます。
  • node_name は、構成内で影響を受けるノードです。
  • server_name は、構成内で影響を受けるサーバーです。
  • cell_name は、構成内で影響を受けるセルです。
  • unique_value は、8 文字から 9 文字の固有な英数字です。 例えば、test1234 などです。

手順

  1. ノード名とサーバー名の値を取得します。 これら 2 つの値をサーバー変数に代入します。

    • Jacl を使用:

      set server [$AdminConfig getid /Node:node_name/Server:server_name/]
      出力例:
      server_name(cells/cell_name/nodes/node_name/servers/
server_name|server.xml#Server_1265038035855)
    • Jython を使用:
      server = AdminConfig.getid('/Node:node_name/Server:server_name/')

      出力例: なし

  2. 前のステップで識別されたノード値とサーバー値に関連付けられた Web コンテナーの名前を取得し、 wc 変数に代入します。

    • Jacl を使用:

      set wc [$AdminConfig list WebContainer $server]
      出力例:
      (cells/cell_name/nodes/node_name/servers/server_name
|server.xml#WebContainer_1265038035855)
    • Jython を使用:
      wc = AdminConfig.list('WebContainer', server)

      出力例: なし

  3. 前のステップで代入したノード、サーバー、Web コンテナーの値を使用して、HTTPSessionCloneId カスタム・プロパティーを作成します。

    • Jacl を使用:

      $AdminConfig create Property $wc {{name "HttpSessionCloneId"} {description ""} 
{value "value"} {required "false"}}
      出力例:
      HttpSessionCloneId(cells/cell_name/nodes/node_name/servers/
server_name|server.xml#Property_1265840905884)
    • Jython を使用:
      AdminConfig.create('Property', wc, '[[validationExpression ""][name "HttpSessionCloneId"]
[description ""][value "value"][required "false"]]')
      出力例:
      'HttpSessionCloneId(cells/cell_name/nodes/node_name/servers/
server_name|server.xml#Property_1265841318634)'
  4. 構成の変更を保存します。 詳しくは、「wsadmin ツールでの構成変更の保存」に関する資料を参照してください。