ダウンロードしたアーカイブを使用した Liberty のインストール

z/OS®以外のすべてのサポート対象プラットフォームでアーカイブ・ファイルを解凍することで、 Liberty を素早くインストールできます。

始めに

ご使用のシステムが、 Libertyを使用するためのオペレーティング・システムおよび Java™ 要件を満たしている必要があります。 WebSphere Application Server detailed system requirementsを参照してください。

IBM i プラットフォームの場合注:
IBM i プラットフォーム上の Liberty は、システム全体のバージョンの Java を使用します。 IBM iに Java をインストールするには、以下のガイドラインに従ってください。
  • サポートされる最小 Java レベル 以降をインストールします。
  • IBM i上の ZIP ファイルから WebSphere® Liberty をインストールすることはできますが、 IBM i上の ZIP ファイルから Java をインストールすることはできません。
  • 最新の Java グループ PTF がインストールされていることを確認します。 詳しくは、 Java products and options on IBM i を参照してください。
詳しくは、 IBM i サーバーへの Java のインストールを参照してください。

このタスクについて

IBM i プラットフォームの場合分散: [AIX MacOS Linux Windows]

保証されたサービス・レベルと IBM® サポートを備えた実稼働環境で Liberty を使用するには、 WebSphere Application Server (base)WebSphere Application Server Network Deployment、または WebSphere Application Server Liberty Coreを購入する必要があります。 Liberty は、これらのエディションに含まれています。また、 Passport Advantage® オンラインからエディション固有のアーカイブ・ファイルとして別個にダウンロードすることもできます。 関連するサービスは、 Fix Centralから入手できます。 サポートされない JAR ファイルまたは ZIP ファイルから Liberty をダウンロードしてインストールした場合、後でサポートされるエディションを購入し、既存のインストール済み環境のライセンスをアップグレードすることができます。

以下の表に、各タイプのインストール・アーカイブ・ファイルをダウンロードできる場所を示します。
表 1. インストール・アーカイブ・ファイルのロケーション
ファイル 内容 パスポート・アドバンテージ・オンライン IBM Fix Central
サポートされるエディション固有の Liberty ランタイム環境をインストールするための JAR ファイル

例: wlp-nd-all-16.0.0.x.jar

ランタイム
エディション固有。フィックスパック 8.5.5.8 以降
機能
そのエディションに適用されるすべてのフィーチャー
サポートされない Liberty ランタイム環境を限定的な実動ライセンスでインストールするための ZIP ファイル

ライセンス・アップグレード JAR ファイルを使用して、サポートされるエディションにアップグレードできます。

例: wlp-webProfile7-16.0.0.x.zip

ランタイム
フィックスパック 8.5.5.6 以降
機能
オプションの Java EE 7 フィーチャー・セット
SDK
オプションの IBM Java 8 SDK
 
エディション固有の Liberty ランタイム環境をインストールするための JAR ファイル

ライセンス・アップグレード JAR ファイルを使用して、サポートされない JAR ファイルをサポートされるエディションにアップグレードできます。

例: wlp-nd-runtime-16.0.0.x.jar

ランタイム
エディション固有。フィックスパック 8.5.5.1 以降
機能
最新レベルの 8.5.5.2 フィーチャー・セットにいたるまで
  完全サポート対象の JAR ファイル
ライセンス・アップグレードの JAR ファイル:
  • 試行版またはサポート対象外エディションをサポート対象エディションにアップグレードする
  • サポート対象エディションを、より機能の豊富な別のサポート対象エディションにアップグレードする

例: wlp-nd-license.jar

ランタイム環境およびフィーチャーはありません

手順

  1. アーカイブを次のいずれかのサイトからダウンロードします。
  2. アーカイブを任意のディレクトリーに解凍します。
    すべてのアプリケーション・サーバー・ファイルは、 wlp ディレクトリーのサブディレクトリーに保管されます。
  3. オプション: ご使用の環境に合わせて JAVA_HOME プロパティーを設定します。

    Liberty を実行するには、Java ランタイム環境 (JRE) または Java SDK が必要です。 Liberty 環境のカスタマイズで説明されているように、 server.env ファイル内の JAVA_HOME プロパティーを使用して、Java SDK または JRE のロケーションを指定できます。 server.env ファイルで JAVA_HOME プロパティーを設定すると、 Liberty サーバーが実行されているユーザー・プロファイルに関係なく、 Liberty は同じ Java ランタイム・ロケーションを使用します。

    IBM i プラットフォームの場合 IBM i プラットフォームでは、 JAVA_HOME プロパティーをシステム・レベルの環境変数として設定することは推奨されません。 IBM i プラットフォームは共有環境であり、システム・レベルの環境変数を変更すると、他のアプリケーションに影響を与える可能性があります。

    分散: [AIX MacOS Linux Windows] Linux® または UNIX システムでは、代わりに、ユーザーの .bashrc ファイルで JAVA_HOME を設定するか、JDK または JRE のパスを PATH 環境変数に追加することができます。 Windows システムでは、代わりにシステム環境変数として JAVA_HOME を設定するか、 PATH システム変数に JDK または JRE のパスを追加することができます。 例えば、Windows システムでは、以下のコマンドを使用して JAVA_HOME プロパティーを設定し、Java /bin ディレクトリーをパスに追加することができます。
    set JAVA_HOME=C:\Progra~1\Java\JDK8
    set PATH=%JAVA_HOME%\bin;%PATH%
    注: Liberty ランタイム環境は、 JAVA_HOME プロパティー、 JRE_HOME プロパティー、およびシステム PATH プロパティーの順序で java コマンドを検索します。

    サポートされる Java 環境とその入手先について詳しくは、 サポートされる最小 Java レベルを参照してください。