フォワード・プロキシー・サーバーを介した接続

組織では、セキュリティーを高めるために、HTTP 要求がフォワード・プロキシー・サーバーを通過する必要がある環境に SMS Gateway をデプロイできます。 この環境では、プロキシー・サーバーを介して SMS プロバイダーおよび Watson Assistant サービスに接続するように SMS Gateway を構成する必要があります。

SMS プロバイダーと Watson Assistant サービスの両方に同じプロキシー・サーバーを構成することも、異なるプロキシー・サーバーを介して接続することもできます。 ご使用のプロキシー・サーバーで認証が必要な場合は、HTTP 基本認証のユーザー名とパスワードを指定することもできます。

プロキシー・サーバーを介した SMS プロバイダーへの接続

SMS Gateway 構成で、以下の例に示すように、フォワード・プロキシー・サーバーの詳細を指定します。

# Proxy configuration
- SMS_PROXY_TYPE=HTTP
- SMS_PROXY_HOST=app.proxy.com
- SMS_PROXY_PORT=8080

# Basic authentication credentials
- SMS_PROXY_USERNAME=johndoe
- SMS_PROXY_PASSWORD=password1
表 1. プロキシー・サーバーを介して SMS プロバイダーに接続するための環境変数
環境変数 デフォルト値 説明
SMS_PROXY_TYPE HTTP SMS プロバイダーへの接続のフォワード・プロキシー・サーバー・タイプ。 無保護のサーバーの場合は HTTP、保護されたサーバーの場合は HTTPS に設定します。
SMS_PROXY_HOST N/A SMS プロバイダーへの接続のフォワード・プロキシー・サーバーのホスト名。
SMS_PROXY_PORT N/A SMS プロバイダーへの接続のフォワード・プロキシー・サーバーのポート。
SMS_PROXY_USERNAME N/A SMS プロバイダーへの接続のフォワード・プロキシー・サーバーのユーザー名。 この変数を指定するのは、プロキシー・サーバーで認証が必要とされる場合のみです。
SMS_PROXY_PASSWORD N/A SMS プロバイダーへの接続のフォワード・プロキシー・サーバーのパスワード。 この変数を指定するのは、プロキシー・サーバーで認証が必要とされる場合のみです。

プロキシー・サーバーを介した Watson Assistant サービスへの接続

SMS Gateway 構成で、以下の例に示すように、フォワード・プロキシー・サーバーの詳細を指定します。

# Proxy configuration
- WCS_PROXY_TYPE=HTTP
- WCS_PROXY_HOST=app.proxy.com
- WCS_PROXY_PORT=8080

# Basic authentication credentials
- WCS_PROXY_USERNAME=johndoe
- WCS_PROXY_PASSWORD=password1
表 2. プロキシー・サーバーを介して Watson Assistant サービスに接続するための環境変数
環境変数 デフォルト値 説明
WCS_PROXY_TYPE HTTP Watson Assistant サービスへの接続のフォワード・プロキシー・サーバー・タイプ。 無保護のサーバーの場合は HTTP、保護されたサーバーの場合は HTTPS に設定します。
WCS_PROXY_HOST N/A Watson Assistant サービスへの接続のフォワード・プロキシー・サーバーのホスト名。
WCS_PROXY_PORT N/A Watson Assistant サービスへの接続のフォワード・プロキシー・サーバーのポート。
WCS_PROXY_USERNAME N/A Watson Assistant サービスへの接続のフォワード・プロキシー・サーバーのユーザー名。 この変数を指定するのは、プロキシー・サーバーで認証が必要とされる場合のみです。
WCS_PROXY_PASSWORD N/A Watson Assistant サービスへの接続のフォワード・プロキシー・サーバーのパスワード。 この変数を指定するのは、プロキシー・サーバーで認証が必要とされる場合のみです。