画像サーバーの構成

産業用カメラによってキャプチャーされた画像をマスター・エッジ・マシンに保管できるように、マスター・エッジ・マシンで画像サーバーを構成します。画像サーバーは、エッジ・コントローラーによってモニターされます。新規画像が追加されると、その画像はスコアリングされて、検査結果がセンター・アプリケーションに送信されるため、インスペクターは画像および検査結果を評価することができます。

手順

  1. 次のコマンドを使用して、マスター・エッジ・システムに NFS サービスをインストールして開始します。
    sudo apt-get install nfs-kernel-server
    Power Systems サーバー上の Linux の場合、次のコマンドを使用します。
    sudo yum install -y nfs-utils
    sudo yum install -y rpcbind
    systemctl start nfs
    systemctl start nfslock
    systemctl start rpcbind
  2. 次のコマンドを使用して、imageserver という名前のディレクトリーを作成し、フォルダー所有者を変更します。
    sudo mkdir /imageserver
    sudo chown user /imageserver
    ここで、user は、センター・アプリケーションにエッジを登録する際に指定するユーザーです。
  3. オプション: マスター・エッジ・システムとスレーブ・エッジ・システムが両方ある場合にのみ、以下の手順を実行します。
    1. imageserver ディレクトリーをエクスポートするには、次のコマンドを使用して、/etc/exports ファイルを編集します。
      vi /etc/exports
    2. エクスポート・ファイルに次の行を追加します。IP アドレス・ネットワークは、共有フォルダーにアクセスできる IP サブネットです。形式は次のとおりです。
      IP address/subnet mask。すべてのスレーブ・エッジ・システムは共有フォルダーにアクセスできる必要があります。
      /imageserver IP address/network(rw,sync,no_root_squash,no_all_squash)
      例:
      /imageserver 10.173.0.0/29(rw,sync,no_root_squash,no_all_squash)
    3. 次のコマンドを使用して、NFS サービスを再始動します。
      sudo service nfs-server restart
  4. 各スレーブ・エッジ・マシンで、マスター・エッジの共有フォルダーに /imageserver ディレクトリーをマウントします。
    1. スレーブ・エッジ・マシンで次のコマンドを実行します。
      mkdir /imageserver
    2. 次のコマンドを使用して、/etc/fstab ファイルを編集します。
      vi /etc/fstab
    3. 次の行をこのファイルに追加し、マスター・エッジの IP アドレスを指定します。
      IP_address:/imageserver /imageserver nfs defaults 0 0
    4. スレーブ・エッジ・マシンで次のコマンドを実行して、マウントを実施します。
      mount -a