産業用カメラによってキャプチャーされた画像をマスター・エッジ・マシンに保管できるように、マスター・エッジ・マシンで画像サーバーを構成します。画像サーバーは、エッジ・コントローラーによってモニターされます。新規画像が追加されると、その画像はスコアリングされて、検査結果がセンター・アプリケーションに送信されるため、インスペクターは画像および検査結果を評価することができます。
手順
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次のコマンドを使用して、マスター・エッジ・システムに NFS サービスをインストールして開始します。
sudo apt-get install nfs-kernel-server
Power Systems サーバー上の Linux の場合、次のコマンドを使用します。
sudo yum install -y
nfs-utils
sudo yum install -y
rpcbind
systemctl start
nfs
systemctl start
nfslock
systemctl start rpcbind
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次のコマンドを使用して、imageserver という名前のディレクトリーを作成し、フォルダー所有者を変更します。
sudo mkdir
/imageserver
sudo chown user
/imageserver
ここで、user は、センター・アプリケーションにエッジを登録する際に指定するユーザーです。
- オプション:
マスター・エッジ・システムとスレーブ・エッジ・システムが両方ある場合にのみ、以下の手順を実行します。
- imageserver ディレクトリーをエクスポートするには、次のコマンドを使用して、/etc/exports ファイルを編集します。
vi
/etc/exports
- エクスポート・ファイルに次の行を追加します。IP アドレス・ネットワークは、共有フォルダーにアクセスできる IP サブネットです。形式は次のとおりです。
IP address/subnet mask。すべてのスレーブ・エッジ・システムは共有フォルダーにアクセスできる必要があります。
/imageserver IP
address/network(rw,sync,no_root_squash,no_all_squash)
例:
/imageserver
10.173.0.0/29(rw,sync,no_root_squash,no_all_squash)
- 次のコマンドを使用して、NFS サービスを再始動します。
sudo service nfs-server
restart
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各スレーブ・エッジ・マシンで、マスター・エッジの共有フォルダーに /imageserver ディレクトリーをマウントします。
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スレーブ・エッジ・マシンで次のコマンドを実行します。
mkdir
/imageserver
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次のコマンドを使用して、/etc/fstab ファイルを編集します。
vi /etc/fstab
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次の行をこのファイルに追加し、マスター・エッジの IP アドレスを指定します。
IP_address:/imageserver /imageserver nfs defaults 0
0
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スレーブ・エッジ・マシンで次のコマンドを実行して、マウントを実施します。
mount
-a