blueprint design server 用の PostgreSQL データベースの構成

blueprint design server で PostgreSQL データベースを使用するには、blueprint design server をインストールする前に、PostgreSQL データベースをインストールします。

このタスクについて

blueprint design server をインストールする前に、PostgreSQL をインストールします。IBM® UrbanCode™ Deploy を評価する場合は、blueprint design server と同じシステム上にデータベースをインストールできます。

例えば、Red Had Enterprise Linux (RHEL) 7 システム上に PostgreSQL をインストールするコマンドは、次の例のようになります。

yum -y install postgresql-server

RHEL 7 システム上で PostgreSQL データベースを初期化して開始するコマンドは、次の例のようになります。

postgresql-setup initdb ; systemctl start postgresql

注: blueprint design server では、データベースからのデータは UTF-8 でエンコードされている必要があります。

blueprint designer のインストール・ファイルには、blueprint design server が PostgreSQL データベースと通信するために必要な JDBC ファイルが含まれています。

手順

コマンド行ウィンドウを開き、表作成特権を持つユーザーとしてデータベースにログインします。デフォルトの PostgreSQL ユーザーは postgres です。
制約事項: RHEL 上に PostgreSQL をインストールする場合、root ユーザー・アカウントを使用してデータベースにアクセスすることはできません。root ユーザーとして RHEL 7 にログインした場合、次のコマンドを実行することにより postgres アカウントにアクセスできます。
```
su - postgres
```
データベース・サーバーにログインするコマンドは、次の例のようになります。
```
psql
```

データベースを作成します。以下のコマンドは、このデータベースの作成方法の例です。

CREATE DATABASE ibm_ucdp;

CREATE USER ibm_ucdp WITH PASSWORD 'password';

GRANT ALL PRIVILEGES ON DATABASE ibm_ucdp TO ibm_ucdp;

PostgreSQL コマンド行を終了するには、¥q を入力します。
blueprint design server と通信するように PostgreSQL データベースを構成します。
1. ホスト・ベース認証用の構成ファイルを開きます。サーバーの開始時に、このファイルのロケーションを指定します。デフォルトでは、ファイルの名前は pg_hba.conf です。デフォルトでは、RHEL 7 ではファイルは /var/lib/pgsql/data/ にあり、Windows ではファイルは C:¥Program Files¥PostgreSQL¥version_number¥data¥ にあります。
2. ホスト・ベース認証用の構成ファイルで、blueprint design server への接続用のパスワード・ベース認証を構成します。例えば、IPv4 接続または IPv6 接続のいずれかにハッシュ・パスワードを指定するには、METHOD パラメーターを md5 に設定します。設定は、以下のようなコードになります。
```
# TYPE  DATABASE    USER        CIDR-ADDRESS          METHOD
# "local" is for Unix domain socket connections only
local   all         all                               ident
# IPv4 connections:
host    all         all         192.168.2.0/24        md5
# IPv6 connections:
host    all         all         ::/0                  md5
```
  注: ローカル認証方式は変更しないでください。
3. ホスト・ベース認証用の構成ファイルに、blueprint design server の CIDR アドレスを指定します。 CIDR アドレスには、接続の IP アドレスとそのルーティング接頭部の両方が含まれます。http://www.postgresql.org/docs/9.3/static/auth-pg-hba-conf.htmlを参照してください。例えば、IPv4 接続を使用する場合は、CIDR-ADDRESS を ip_address/routing_prefix に設定します。以下のコードでは、IPv4 CIDR-ADDRESS は 192.168.2.0/24 に設定されています。
```
# TYPE  DATABASE    USER        CIDR-ADDRESS          METHOD
# "local" is for Unix domain socket connections only
local   all         all                               ident
# IPv4 connections:
host    all         all         192.168.2.0/24        md5
```
4. PostgreSQL 構成ファイルを開きます。ファイルの名前は postgresql.conf です。デフォルトでは、RHEL 7 ではファイルは /var/lib/pgsql/data/ にあり、Windows ではファイルは C:¥Program Files¥PostgreSQL¥version_number¥data¥ にあります。
5. PostgreSQL 構成ファイルで、データベース通信ポートを開きます。 port パラメーターを含む行をアンコメントし、適切な値を指定します。例えば、JDBC 接続用のデフォルト通信ポートを指定するには、port を 5432 に設定します。この行は、以下のようなコードになります。
```
port = 5432
```
6. PostgreSQL 構成ファイルに、listen する対象の IP アドレスを指定します。 listen_addresses パラメーターを含む行をアンコメントし、適切な値を指定します。例えば、すべてのアドレスを listen するには、listen_addresses を '*' に設定します。この行は、以下のようなコードになります。
```
listen_addresses = '*'
```
データベースを再始動します。例えば、RHEL 7 で再始動するには、次のコマンドを実行します。
```
systemctl restart postgresql
```
サーバーのインストールを開始します。 blueprint design server のインストールを参照してください。データベース・タイプを求めるプロンプトが出されたら、postgres と入力してください。
blueprint design server がデータベースに接続するために使用する JDBC ドライバー・クラスを指定します。デフォルト値は org.postgresql.Driver です。
次に、JDBC 接続ストリングを指定します。通常、これは次の形式を使用します。
```
jdbc:postgresql://DB_URL:DB_PORT/DB_NAME
```
次の例は JDBC 接続ストリングを示しています。
```
jdbc:postgresql://localhost:5432/ibm_ucdp
```
作成したデータベースのユーザー名とパスワードを入力します。

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