ダイナミック・ディスクのサポート (Windows のみ)

Windows 環境では、以下のタイプのダイナミック・ディスクがサポートされています。このダイナミック・ディスクのリストでは、 ダイナミック・ディスクの作成と構成が Windows のディスク・アドミニストレーターを使用して行われることが前提となっています。

サポート対象のすべての Microsoft Windows で、ダイナミック・ディスクにボリュームをリストアするオペレーティング・システムは、そのボリュームを基本ディスクにリストアする必要があります。ボリュームを基本ディスクにリストアした後、そのディスクをダイナミック・ディスクに変換します。 ボリュームを直接ダイナミック・ディスクにリストアすることはできません。
注: Microsoft Window 2008 32 ビットまたは 64 ビット・オペレーティング・システムを使用している場合、シンプル・ダイナミック・ディスクのボリューム・レベル・リストアは実行できません。 Instant Restore およびファイル・レベルのリストアは、これらのオペレーティング・システムについて動作します。

バックアップの考慮事項

単純ボリューム以外のダイナミック・ディスクのスナップショット中に、保護サーバーでメモリー使用率が増大する可能性があります。使用率の増大により、スナップショットが完了しないことがあります。このような状態になるのは、スナップショットの実行中に多数のデータの変更があった場合です。

バックアップの成否は、使用可能なメモリーの量と、保護サーバーでスナップショットを実行する場合の Copy-On-Write (COW) の入出力ロードの量で決まります。 入出力アクティビティーが原因で使用可能メモリーの限度を超えるような場合、 FastBack Client システムの仮想アドレス・スペースは 2 GB までに制限されているため (32 ビット・サポートの制限)、プロセスは強制終了されます。スナップショットの強制終了が実動の入出力に影響を与えることはありませんが、目標復旧時点 (RPO) には影響を与えます。

単一の LUN にマップされているボリューム (基本ディスク、単純ダイナミック・ディスクなど) では、このようなことは起こりません。

これらのタイプのスナップショットが強制終了されるリスクを軽減するには、以下のタスクを実行します。
  1. スナップショット時の Copy-On-Write のデータ量を削減します。 例えば、スナップショットのスケジュールを入出力アクティビティーが少ない時間枠に設定します。
  2. スナップショットの完了に必要な時間を短縮します。例えば、 スナップショットの頻度を増やすようにスケジュールします。スナップショットの頻度を増やすようにスケジュールすることと、スナップショットの実行が入出力アクティビティーの多い時間枠と重なる可能性とのバランスを取ってください。

    スナップショットの完了に必要な時間は、LAN バックアップではなく SAN バックアップを使用することでも短縮できます。

  3. FastBack Server のハードウェアが、最良のスナップショット・パフォーマンス引き出すように構成されていることを確認します。 例えば、FastBack Server リポジトリーには、最高のパフォーマンスが得られるストレージ・デバイスを使用するようにしてください。

また、Continuous Data Protection はダイナミック・ディスクに対してはサポートされません。

リストアの考慮事項

ボリューム・リストアおよび Instant Restore は、サポート対象のオペレーティング・システム環境で使用されている基本ディスクおよび単純ディスクでのみ可能です。 ボリュームをダイナミック・ディスクにリストアするには、そのボリュームを基本ディスクにリストアする必要があります。 ボリュームを基本ディスクにリストアした後、そのディスクをダイナミック・ディスクに変換します。 ボリュームを直接ダイナミック・ディスクにリストアすることはできません。

通常のベア・マシン・リカバリー・ディスクは、以下の手順でダイナミック・ディスクに変換することができます。

  1. 管理者、または管理者グループのメンバーとしてログオンします。
  2. 「コントロール パネル」の「パフォーマンスとメンテナンス」を開き、「管理ツール」をクリックし、次に「コンピュータの管理」をダブルクリックします。
  3. ナビゲーション・ペインで、「ディスクの管理」をクリックします。
  4. ディスクが表示されているペインで、変換する基本ディスクを右クリックし、次に「ダイナミック ディスクに変換」をクリックします。
    注: ディスク・タイトルは「詳細」ペインの左側に表示されます。 ディスク・タイトルが含まれているグレイの領域を右クリックします。
  5. 変換するディスクの隣にあるチェック・ボックスが選択されていない場合は選択します。「OK」をクリックします。
  6. ディスク内のボリュームのリストを表示するには、「詳細」をクリックします。
  7. 「変換」をクリックします。
  8. プロンプトが表示されたら、「はい」をクリックします。
  9. 「OK」をクリックします。

ソフトウェア・ミラーで 2 つのディスクのいずれかを 除去すると、ディスクに対する残った方のシグニチャーが変わります。このような結果になった場合は、以下の手順を実行します。

  1. 新規チェーンを削除します。
  2. history.txt ファイルで、古いチェーンのすべてのスナップショットに対して、旧シグニチャーを新規シグニチャーで置き換えます。この番号を取得するには、右クリックして残った方のドライブを選択します。「プロパティ」を選択します。 ウィンドウにシグニチャーが表示されます。

クラスター環境のサポート

Microsoft Cluster Server (MSCS) は、ネイティブではダイナミック・ディスクをサポートしません。

Veritas Cluster Server (VCS) 環境では、ダイナミック・ディスクのタイプとして単純ボリュームとスパン・ボリュームだけがサポートされています。 VCS 環境では、ダイナミック・ディスクに対するバックアップおよびリストアの考慮事項が適用されます。

Veritas Storage Foundation for Windows では、 MSCS 用のクラスター・オプションが提供されています。このオプションにより、 MSCS クラスターで使用される、ダイナミック・ディスク用のクラスター・リソースが追加されます。この構成はサポート対象外です。

Veritas Storage Foundation for Windows を使用して作成されたダイナミック・ディスクのうち、クラスター環境以外で使用されるディスクはサポートされません。