CPU スロットルを使用して、エージェントのプロセッサー使用量を管理します。
エージェントをインストールするときには、オプションの「プロセスの優先順位クラス」および「プロセスの最大 CPU 率」設定を指定できます。これらのオプションの設定を使用して、エージェントによるプロセッサー時間の使用を制限できます。これらの設定を使用して、Log File Agent プロセスの優先順位を設定するか、プロセッサー使用量を制限することができます。通常は、どちらか一方を設定します。
「プロセスの優先順位クラス」設定を使用して、Log File Agent プロセスのオペレーティング・システム優先順位を設定します。この値を正しく設定すると、Log File Agent は、システム上の他のプロセスがプロセッサーを必要としない場合にのみ実行されます。また、この値が正しく設定されると、Log File Agent は、実行中の他のアプリケーションを妨害しない場合にのみログを処理します。「プロセスの優先順位クラス」値を使用するのは、Log File Agent が使用するプロセッサー時間を特定の割合に明示的に制限しない場合です。例えば、システムがアイドルである場合に使用します。
「プロセスの最大 CPU 率」設定を使用して、1 分間隔での Log File Agent プロセスの最大プロセッサー使用量を管理します。100 より小さい「プロセスの最大 CPU 率」値が指定された場合、スロットルが有効になります。「プロセスの最大 CPU 率」値は、1 分の時間間隔内でのエージェントによるプロセッサーの使用の最大制限を設定します。
「プロセスの最大 CPU 率」値を設定するときには、以下の点に注意する必要があります。
- 「プロセスの最大 CPU 率」値は、1 分の測定間隔内での目標です。1 分より小さい間隔については、エージェントがプロセッサー時間の 100% を使用しても、1 分の測定間隔の目標を達成することは可能です。比較の手段として、Linux インストール済み環境では、top コマンドを使用して、プロセスのプロセッサー使用量を表示し、毎秒変化する値を表示することができます。しかし、1 分間隔でのプロセスのプロセッサー使用量を評価する方法としては、間隔の値 60 を指定した top コマンド (top -d 60) のほうが適切です。
- 「プロセスの最大 CPU 率」値は、1 分の測定間隔内での目標です。実際の使用量はこの値より小さい場合があります。例えば、1 分間隔の後半に多くのイベントが到着した場合、エージェントは、間隔の前半の使用量が少なかったことを考慮しないため、間隔の後半で最大制限を超えることはありません。
- CPU スロットルは、エージェントが仮想マシン (VM) 内で実行されている場合には、予期されたとおりに動作しないことがあります。VM のクロックは正確ですが、VM に割り振られる実際のプロセッサー時間は、VM の内部から判別できません。したがって、特定の実時間の中で使用可能な実際のプロセッサー時間を確定できない可能性があります。時間を確定できないために、エージェントがそのプロセッサー使用量を不正確に認識し、その目標を達成できないことがあります。
- CPU スロットルを使用すると、大量のデータを処理するために必要な経過時間が引き延ばされます。イベントを処理するには、所定のプロセッサー時間が必要です。制限の設定が低すぎる場合、エージェントは、高いイベント率に対応できないことがあります。