IBM Tivoli Monitoring, バージョン 6.3

CPU スロットル

CPU スロットルを使用して、エージェントのプロセッサー使用量を管理します。

エージェントをインストールするときには、オプションの「プロセスの優先順位クラス」および「プロセスの最大 CPU 率」設定を指定できます。これらのオプションの設定を使用して、エージェントによるプロセッサー時間の使用を制限できます。これらの設定を使用して、Log File Agent プロセスの優先順位を設定するか、プロセッサー使用量を制限することができます。通常は、どちらか一方を設定します。

「プロセスの優先順位クラス」設定を使用して、Log File Agent プロセスのオペレーティング・システム優先順位を設定します。この値を正しく設定すると、Log File Agent は、システム上の他のプロセスがプロセッサーを必要としない場合にのみ実行されます。また、この値が正しく設定されると、Log File Agent は、実行中の他のアプリケーションを妨害しない場合にのみログを処理します。「プロセスの優先順位クラス」値を使用するのは、Log File Agent が使用するプロセッサー時間を特定の割合に明示的に制限しない場合です。例えば、システムがアイドルである場合に使用します。

「プロセスの最大 CPU 率」設定を使用して、1 分間隔での Log File Agent プロセスの最大プロセッサー使用量を管理します。100 より小さい「プロセスの最大 CPU 率」値が指定された場合、スロットルが有効になります。「プロセスの最大 CPU 率」値は、1 分の時間間隔内でのエージェントによるプロセッサーの使用の最大制限を設定します。

「プロセスの最大 CPU 率」値を設定するときには、以下の点に注意する必要があります。


フィードバック