このトピックでは、ユーザーを認証および許可するための IBM Support Assistant のデフォルト構成について、および構成を変更する方法について説明します。
IBM Support Assistant は、管理コンソールへのアクセスの認証および許可をサポートするため、基本ユーザー・レジストリーと共に構成されます。これによって、許可されていないユーザーが「ツール管理」ページおよび「アプリケーション設定」ページにアクセスするのが防止されます。 デフォルト構成は、1 つのユーザー ID のみにアクセスを許可します。管理コンソールのいずれかのビューにアクセスしようとすると、資格情報を入力するようプロンプトが出されます。デフォルトの管理ユーザー ID およびパスワードは次のとおりです。
ユーザー ID: admin
パスワード: admin
注: デフォルトのパスワードを変更することを強くお勧めします。変更手順の概要は以下のとおりです。
admin ユーザー ID のデフォルトのパスワードを変更する手順の概要は次のとおりです。
<basicRegistry id="basic" realm="ISABasicRealm">
<user name="admin" password="admin" />
<group name="adminGroup">
<member name="admin" />
</group>
</basicRegistry>securityUtility encode
securityUtility コマンドは、エンコードしたいテキストを入力するようプロンプトを出します。{xor}xxxxx エンコード値が表示されたら、server.xml 構成ファイルに password として、生成されたテキストをコピーして貼り付けます。IBM Support Assistant をエンタープライズ・アプリケーションとして既存の WebSphere Application Server にデプロイする場合、ユーザー/グループへのセキュリティー・ロールのマッピングを編集する必要があります。 ユーザー/グループへのセキュリティー・ロールのマッピングを構成する方法について詳しくは、WebSphere Application Server 管理資料を参照してください。
| ロール名 | 説明 |
|---|---|
| admin-role | admin-role ロールは、管理コンソールへのアクセスを制限します。任意のユーザーが IBM Support Assistant にアプリケーション・レベルの変更を加えることを防止するため、このロールを特定の 1 人のユーザーまたは 1 つのユーザー・グループにマップすることが推奨されています。 |
| user-role | user-role ロールは、本アプリケーションへのアクセスを制限します。Beta 3 リリースでは、すべてのユーザーが IBM Support Assistant アプリケーションおよび問題判別ツールにアクセスできるよう、このロールを特別なサブジェクトである「全員」にマップすることが推奨されています。 |
| unsecured | unsecured ロールは、全ユーザーがアクセスできる必要のあるリソースへのアクセス権限を管理するために使用されます。このロールを特別なサブジェクトである「全員」にマップしてください。 |