UPDATE SUBRULE (階層化サブルールの更新)

このコマンドを使用して、ストレージ・ルールの例外であるサブルールを更新します。

特権クラス

このコマンドを発行するには、システム特権が必要です。

構文

構文図を読むビジュアル構文図をスキップ UPDate SUBRULE 親ルール名 (parent_rule_name) サブルール名 ACTiontype=TIERBYAgeTIERBYStateNOTiering1TARGETSTGpool=ターゲット・ストレージ・プールTIERDelay=delayMAXPRocess=4MAXPRocess=有効ADDNode=,node_nameADDFilespace=File_Space_Name2REMNode=,node_nameREMFilespace=File_Space_Name3NAMEType=名前タイプCODEType=コード・タイプ
注:
  • 1 パラメーター ACTIONTYPETIERDELAYADDNODE、または REMNODEのいずれかを指定する必要があります。 ただし、同じコマンドに ADDNODE および REMNODE を指定できません。
  • 2 ADDFILESPACE パラメーターは、 ADDNODE パラメーターも指定されている場合にのみ指定できます。
  • 3 REMFILESPACE パラメーターは、 REMNODE パラメーターも指定されている場合にのみ指定できます。

パラメーター

parent_rule_name (必須)
親ストレージ・ルールの名前を指定します。
subrule_name (必須)
サブルールの名前を指定します。 名前は一意のものである必要があり、最大長は 30 文字です。
ACTiontype (必須)
サブルール・タイプを指定します。 以下の値のいずれかを指定する必要があります。
TIERBYAge
経過時間しきい値に達した後にデータを階層化することを指定します。
TIERBYState
経過時間しきい値に達した後、非アクティブ・データのみを階層化することを指定します。
NOTiering
データを階層化しないことを指定します。
TARGETSTGpool
ターゲット・ストレージ・プールの名前を指定します。 このパラメーターはオプションです。 デフォルトでは、ターゲット・ストレージ・プールは親ストレージ・ルールから継承されます

クラウド・ストレージにこのパラメーターを指定する場合は、 Microsoft Azure クラウド・コンピューティング・システムまたは Simple Storage Service (S3) プロトコルを使用するクラウド・コンテナー・ストレージ・プールを指定する必要があります。このパラメーターをテープ・ストレージに指定する場合は、物理または仮想のテープ・ライブラリー用に定義されたストレージ・プールを指定する必要があります。

TIERDelay
データが階層化される間隔 (日数) を指定します。 0 から 9999 までの整数を指定できます。 このパラメーターはオプションです。 ACTIONTYPE=TIERBYAGE を指定する場合、デフォルト値は 30 です。 ACTIONTYPE=TIERBYSTATE が指定されている場合、デフォルト値は 1 です。 ACTIONTYPE=NOTIERING が指定されている場合、ティア遅延を指定することはできません。
MAXPRocess
サブルールの並列処理の最大数を指定します。 このパラメーターはオプションです。 1 から 99 の範囲の値を入力することができます。 デフォルト値は 4 です。
ヒント: データをテープに階層化するプロセスを最適化するには、ルールとそのサブルールのすべての MAXPROCESS 値の合計が、テープ・ドライブの数以下であることを確認してください。
ADDNode
サブルールに追加するノードの名前を指定します。 このパラメーターはオプションです。
ADDFilespace
1 つ以上の仮想マシンを指定します。これらの仮想マシンは、ファイル・スペースとして IBM Storage Protect サーバーに登録され、サブルールに追加されます。 このパラメーターは、仮想マシンにのみ適用され、オプションです。 ワイルドカード文字を使用することができます。 指定する値の最大文字数は 1024 です。 以下のいずれかの値を指定することができます。
*
アスタリスク (*) を指定して、すべてのファイル・スペースまたは ID を指定します。 これがデフォルトです。
filespace_name
ファイル・スペースの名前を指定します。
FSID
ファイル・スペース ID (FSID) の名前を指定します。 このパラメーターは、ユニコード形式のファイル・スペースを持つクライアントに有効です。 同じコマンドでファイル・スペース名と FSID の両方を指定しないでください。

ユニコード形式のファイル・スペースを持つクライアントの場合、ファイル・スペース名または FSID のいずれかを入力できます。 ファイル・スペース名を入力した場合、サーバーは、入力されたファイル・スペース名を変換しなければならないことがあります。 例えば、サーバーは、入力された名前をサーバーのコード・ページからユニコードに変換しなければならない場合があります。

ノードとファイル・スペースを指定する場合、次のルールが適用されます。
  • 単一のノードと単一のファイル・スペースを指定できます。これは既存の仮想マシン 1 つに対応します。
  • すべてのファイル・スペースを表すためにワイルドカードとしてアスタリスク (*) を使用するか、すべてのファイル・スペースを含むために値を入力しないことで、単一ノードとすべてのファイル・スペースを指定できます。
  • ノードのコンマ区切りリストと、すべてのファイル・スペースを含むためにファイル・スペースなしで入力できます。
  • 単一のノードと、ファイル・スペース名に 1 つ以上のアスタリスクを含むファイル・スペース名を指定できます。 アスタリスクは、名前の任意の場所に配置できます。
  • ファイル・スペース名にワイルドカード文字を使用する場合、ノードとファイル・スペースのペアが重複する可能性あるため、複数のワイルドカード・パターンを指定することはできません。 各ワイルドカード・パターンでは、ファイル・スペースとノードのペアを 1 つ以上指定できますが、1 つのパターンのペアが別のパターンのペアと重複してはなりません。 例えば、ノード NODE1 とファイル・スペース ABC* をある 1 つのサブルールに指定して、ノード NODE1 とファイル・スペース A* を同じサブルールや別のサブルールに指定することはできません。
REMNode
サブルールから削除するノードの名前を指定します。 このパラメーターはオプションです。
REMFilespace
サブルールから削除するファイル・スペースの名前を指定します。 このパラメーターはオプションです。
NAMEType
入力したファイル・スペース名をサーバーにどう解釈させたいかを指定します。 このパラメータは、 IBM Storage Protect クライアントのファイルスペースがUnicode形式で、Windows、 NetWare, または Macintosh OS X オペレーティングシステムを使用している場合に使用します。 このパラメーターはオプションです。
ノード名とファイル・スペース名または FSID を指定する場合、このパラメーターは必須です。
制約事項: このパラメーターを指定する場合、ファイル・スペース名にアスタリスクを含めることはできません。

以下のいずれかの値を指定することができます。

SERVER
サーバーは、サーバーのコード・ページを使用してファイル・スペース名を解釈します。 これがデフォルトです。
UNIcode
サーバーは、入力されたファイル・スペース名をサーバーのコード・ページから UTF-8 コード・ページに変換します。 変換が正常終了するかどうかは、名前の文字とサーバーのコード・ページによって決まります。
制約事項: ストリングにサーバー・コード・ページで使用できない文字が含まれている場合、またはサーバーがシステム変換ルーチンにアクセスできない場合は、変換が失敗する可能性があります。
FSID
サーバーは、ファイル・スペース名をその FSID として解釈します。
CODEType
サブルールに組み込むファイル・スペースのタイプを指定します。 デフォルト値は BOTH です。これは、コード・ページ・タイプに関係なくファイル・スペースが含まれることを指定します。 このパラメーターは、すべてのファイル・スペースに関する情報を表示するためにアスタリスクを入力するときにのみ使用してください。 このパラメーターはオプションです。 以下のいずれかの値を指定することができます。
UNIcode
ユニコード形式のファイル・スペースを組み込みます。
NONUNIcode
ユニコード形式ではないファイル・スペースを組み込みます。
BOTH
コード・ページのタイプに関係なくファイル・スペースを組み込みます。

クラウド階層化のためのサブルールの更新

TIERROSTERS ストレージ・ルールを使用して、従業員の名簿をディスク・ストレージからクラウド・ストレージに階層化します。 THISWEEK サブルールによって現行の週の名簿は階層化されず、ディスクのローカル・ストレージに残されます。 現在は THISWEEK サブルールによって、NODE1 ノードのデータのみがディスクに保持されています。 NODE2 ノードのデータもディスク上に保持されるようにこのサブルールを更新します。

update subrule tierrosters thisweek actiontype=notiering addnode=node2

テープ階層化のためのサブルールの更新

TIERTOTAPE ストレージ・ルールを使用して、30 日前の医療データをディレクトリー・コンテナー・ストレージ・プールから磁気テープ・ストレージ・プールに移動します。 CARDIAC サブルールは、NODE6 ノードに保管されている心臓病の患者データを、最初はローカル・ディスク・ストレージに保持するようにします。 90 日後、非アクティブ・データのみがテープに階層化されます。 CARDIAC サブルールを更新して、すべての心臓病のデータをローカル・ディスク・ストレージに保持し、階層化しないようにします。

update subrule tiertotape cardiac actiontype=notiering

関連コマンド

表 1. UPDATE SUBRULE に関連するコマンド
コマンド 説明
DEFINE SUBRULE (階層化) 階層化ストレージ・ルールの例外を定義します。
サブルールの削除 サブルールを削除します。
サブルールの照会 サブルールについての情報を表示します。
UPDATE SUBRULE (階層化) 階層化ストレージ・ルールの例外であるサブルールを更新します。