データ・ストレージ用のクラウド・コンテナー・ストレージ・プールの構成

重複排除されたデータと重複排除されていないデータをクラウド・コンテナー・ストレージ・プールに保管して、必要に応じてデータをリストアすることができます。

始めに

クラウド・コンテナー・ストレージ・プールに適用される要件と制限を確認します。

以下のサービス・プロバイダーとプロトコルのいずれか 1 つを使用するようにクラウド・コンテナー・ストレージ・プールを構成できます。
  • Simple Storage Service (S3) を使用する Amazon Web サービス (AWS)
  • Microsoft Azure
  • Google Cloud Storage
  • S3 を使用する IBM Cloud Object Storage
  • S3 および IBM Cloud を使用する IBM Cloud Object Storage
制約事項: クラウド・コンテナー・ストレージ・プールを構成する際には、以下の制約事項が適用されます。
  • クラウド・コンテナー・ストレージ・プールは、 Linux® on System z ® オペレーティング・システムではサポートされません。
  • バージョン 8.1.13以降、 IBM Storage Protect のクラウド・コンテナー・ストレージ・プールでは、Swift ベースのクラウド・タイプ (SWIFT、 V1SWIFT、および IBMCLOUDSWIFT) は非推奨になりました。 新しい接続に Swift ベースのクラウド・タイプを指定することはできません。 ただし、 IBM Storage Protect 8.1.12 以前のクラウド・コンテナー・ストレージ・プールに対して Swift ベースのクラウド・タイプを指定した場合は、バージョン 8.1.13以降の IBM Storage Protect のユーザーのために、新しく作成されたクラウド接続に Swift クラウド資格情報が自動的にマイグレーションされます。
以下のステップを実行して、構成情報を取得し、デバイス・クラスを指定します。
  1. クラウド・サービス・プロバイダーの構成情報を入手します。
  2. データベース・バックアップ操作で使用する装置クラスを指定します。 クラウド・コンテナー・ストレージ・プールに暗号化を使用する場合、データベース・バックアップ内のクラウドの暗号鍵を保護するためにサーバーのマスター暗号鍵が使用されます。
    1. Operations Center メニュー・バーで、「サーバー」をクリックします。
    2. サーバー行を選択して、「バックアップ」を選択します。
    3. データベース・バックアップ操作に使用する装置クラスを選択して、「バックアップ」をクリックします。
    ヒント: あるいは、 SET DBRECOVERY コマンドを使用して、データベース・バックアップのデバイス・クラスを指定します。

手順

クラウド・コンテナー・ストレージ・プールにデータを保管するには、以下の手順を実行します。

  1. クラウド・コンテナー・ストレージ・プールを作成します。 クラウド・サービスを識別する構成情報を指定する必要があります。
    • Operations Center の使用
      1. メニューバー Operations Center で、 [ストレージ ] > [ストレージプール] をクリックします。
      2. 「ストレージ・プール」 ページで、 「+ ストレージ・プール」をクリックします。
      3. 「ストレージ・プールの追加」ウィザードのステップを実行します。 コンテナー・ベースのストレージのタイプとして、「オンプレミス・クラウド (On-premises cloud)」または「オフプレミス・クラウド (Off-premises cloud)」を選択します。
    • コマンド行管理クライアントの使用
      1. クラウド・プロバイダーに必要な資格情報を定義するには、 DEFINE CONNECTION コマンドを発行します。
      2. クラウド・コンテナー・ストレージ・プールを定義するには、 DEFINE STGPOOL コマンドを発行します。
      3. クラウド・プロバイダーに移動されるコンテナーのアセンブリーのためにローカル・ストレージ内の領域を定義するには、 DEFINE STGPOOLDIR コマンドを発行します。
  2. 新規ストレージ・プールを使用するように管理クラスおよびポリシー・セットを更新します。 新規ストレージ・プールを使用するように管理クラスを更新するには、以下のステップを実行します。
    • Operations Center の使用
      1. Operations Center メニュー・バーで、 「サービス」をクリックします。
      2. 「ポリシー」 ページで、ポリシー・ドメインを選択し、 「詳細」をクリックします。
      3. 「詳細」 ページで、 「ポリシー・セット」 タブをクリックします。
      4. 「構成」 トグルをクリックします。 ポリシー・セットは編集可能になります。
        ヒント: アクティブでないポリシー・セットを編集するには、「進む」矢印と「戻る」矢印をクリックしてポリシー・セットを見つけます。
      5. 表の「バックアップの宛先」フィールドを編集することにより、新規ストレージ・プールを使用するように 1 つ以上の管理クラスを更新します。
      6. 「保存」をクリックします。
  3. 以下のステップを実行して、変更されたポリシー・セットを活動化します。
    1. 「アクティブ化」をクリックします。
      アクティブ・ポリシー・セットを変更するとデータ損失が起こる可能性があるため、アクティブ・ポリシー・セットと新規ポリシー・セットの相違点の概要が表示されます。
    2. 2 つのポリシー・セットの中の対応する管理クラスの相違点を確認して、クライアント・ファイルに対する影響を検討します。 現在のアクティブ・ポリシー・セットの管理クラスにバインドされているクライアント・ファイルは、活動化の後、新規ポリシー・セット内の同じ名前を持つ管理クラスにバインドされます。
    3. 現在のアクティブ・ポリシー・セットの中で、新規ポリシー・セットに対応するものがない管理クラスを特定して、クライアント・ファイルに対する影響を検討します。 これらの管理クラスにバインドされているクライアント・ファイルは、活動化の後、新規ポリシー・セット内のデフォルト管理クラスによって管理されます。
    4. ポリシー・セットによって実装された変更が受け入れ可能な場合は、 「これらの更新がデータ損失の原因となる可能性があることを理解しています」 チェック・ボックスを選択し、 「アクティブ化」をクリックします。
  4. 「構成」 トグルをクリックします。 ポリシー・セットは編集不可になります。
  5. ローカル・ストレージを利用するには、 DEFINE STGPOOLDIRECTORY コマンドを使用して、このストレージ・プールのストレージ・プール・ディレクトリーを作成します。 詳細については、 「クラウドオブジェクトストレージのパフォーマンスの最適化」 を参照してください。