AIX システムでのファイル・システムの準備

AIX® 論理ボリューム・マネージャーを使用して、サーバーのボリューム・グループ、論理ボリューム、およびファイルシステムを作成する必要があります。

手順

  1. 使用可能なすべての hdiskX ディスクのキュー項目数と最大転送サイズを増やします。 各ディスクに対して以下のコマンドを発行します。
    chdev -l hdisk4 -a max_transfer=0x100000
    chdev -l hdisk4 -a queue_depth=32
    chdev -l hdisk4 -a reserve_policy=no_reserve
    chdev -l hdisk4 -a algorithm=round_robin
    これらのコマンドをオペレーティング・システム内部ディスク (hdisk0 など) に対して実行しないでください。
  2. IBM Storage Protect データベース、活動ログ、アーカイブ・ログ、データベース・バックアップ、およびストレージ・プールのボリューム・グループを作成します。 以前に識別した対応するディスクのデバイス ID を指定して、 mkvg コマンドを発行します。
    例えば、装置名 hdisk4、hdisk5、および hdisk6 がデータベース・ディスクに対応している場合は、データベース・ボリューム・グループなどにそれらを組み込みます。
    システム・サイズ: 以下のコマンドは、中規模システム構成に基づいています。 小規模システムおよび大規模システムでは、必要に応じて構文を調整する必要があります。
    mkvg -S -y tsmdb hdisk2 hdisk3 hdisk4
    mkvg -S -y tsmactlog hdisk5
    mkvg -S -y tsmarchlog hdisk6
    mkvg -S -y tsmdbback hdisk7 hdisk8 hdisk9 hdisk10
    mkvg -S -y tsmstgpool hdisk11 hdisk12 hdisk13 hdisk14 ... hdisk49
  3. 論理ボリュームを作成するときに使用する物理ボリューム名と空き物理区画数を決定します。 前のステップで作成したボリューム・グループごとに、 lsvg を発行します。
    例えば次のとおりです。
    lsvg -p tsmdb
    出力は次のようになります。 FREE PPs 列は、物理区画を表しています。
    tsmdb:
    PV_NAME  PV STATE   TOTAL PPs  FREE PPs  FREE DISTRIBUTION
    hdisk4   active     1631       1631      327..326..326..326..326
    hdisk5   active     1631       1631      327..326..326..326..326
    hdisk6   active     1631       1631      327..326..326..326..326
  4. mklv コマンドを使用して、各ボリューム・グループに論理ボリュームを作成します。 ボリューム・サイズ、ボリューム・グループ、および装置名は、システムのサイズやディスク構成におけるバリエーションに応じて異なります。
    例えば、中規模システムで IBM Storage Protect データベース用のボリュームを作成するには、以下のコマンドを発行します。
    mklv -y tsmdb00 -t jfs2 -u 1 -x 1631 tsmdb 1631 hdisk2
    mklv -y tsmdb01 -t jfs2 -u 1 -x 1631 tsmdb 1631 hdisk3
    mklv -y tsmdb02 -t jfs2 -u 1 -x 1631 tsmdb 1631 hdisk4
  5. crfs コマンドを使用して、各論理ボリューム内のファイルシステムをフォーマットします。
    例えば、中規模システム上のデータベース用にファイル・システムをフォーマットするには、次のコマンドを発行します。
    crfs -v jfs2 -d tsmdb00 -p rw -a logname=INLINE -a options=rbrw 
     -a agblksize=4096 -m /tsminst1/TSMdbspace00 -A yes
    crfs -v jfs2 -d tsmdb01 -p rw -a logname=INLINE -a options=rbrw 
     -a agblksize=4096 -m /tsminst1/TSMdbspace01 -A yes
    crfs -v jfs2 -d tsmdb02 -p rw -a logname=INLINE -a options=rbrw 
     -a agblksize=4096 -m /tsminst1/TSMdbspace02 -A yes
  6. 次のコマンドを発行して、新しく作成されたすべてのファイル・システムをマウントします。
    mount -a
  7. df コマンドを発行して、すべてのファイル・システムをリストします。
    ファイル・システムが正しい LUN で正しいマウント・ポイントにマウントされていることを確認します。 また、使用可能なスペースを確認してください。
    以下のコマンド出力例は、使用スペースの量が通常は 1% であることを示しています。
    tapsrv07> df -g /tsminst1/*
    Filesystem      GB blocks  Free     %Used   Iused   %Iused   Mounted on
    /dev/tsmact00   195.12     194.59   1%      4       1%       /tsminst1/TSMalog
  8. 「サーバーインスタンスのユーザー ID およびディレクトリの作成」 の手順で作成したユーザー ID が、サーバーのディレクトリに対して読み取りおよび書き込みアクセス権を持っていることを確認してください。