include オプション
include オプションは、バックアップおよびアーカイブ・サービスに組み込むオブジェクトを指定します。
include オプションは、次のいずれかを指定します。
幅広く指定した除外オブジェクトのグループ内にあり、バックアップおよびアーカイブ・サービスに組み込むオブジェクト。

バックアップ・サービス、アーカイブ・サービス、イメージ・サービス、およびスペース管理サービスに組み込む、幅広い除外オブジェクト・グループ内のオブジェクト。
幅広く指定した除外オブジェクトのグループ内にあり、バックアップ、アーカイブ、およびイメージ・サービスに組み込むオブジェクト。- バックアップまたはアーカイブ処理の対象として組み込むファイルのうち、暗号化処理の対象としても組み込みたいファイル。
- バックアップまたはアーカイブ処理の対象として組み込むファイルのうち、圧縮処理の対象としても組み込みたいファイル。
- 特定の管理クラスを割り当てたいオブジェクト。
- 明示的に管理クラスを割り当てていないすべてのオブジェクトに割り当てる管理クラス。
- メモリー効率の良いバックアップ処理を割り当てたいファイル・スペース。
- diskcachelocation オプションを使用して、特定のファイル・システムが、異る特定の場所をディスク・キャッシュに使用するようにしたいファイル・スペース。
オブジェクトに特定の管理クラスを割り当てない場合、ポリシー・ドメインの活動ポリシー・セット内のデフォルト管理クラスが使用されます。 活動ポリシー・セットで使用可能な管理クラスに関する情報を表示する場合は、query mgmtclass コマンドを使用します。
include ステートメントに汎用命名規則 (UNC) 名を指定することによって、リモートにアクセスされるファイルを組み込むことができます。
exclude.dir ステートメントは、パターンに一致するすべての include ステートメントをオーバーライドします。


exclude.fs および exclude.dir ステートメントは、パターンと一致するすべてのインクルード・ステートメントをオーバーライドします。
include ステートメントは大/小文字を区別しません。- サーバーも、inclexcl オプションを使って、これらのオプションを定義することができます。
サポートされるクライアント
このオプションは、すべてのクライアントに有効です。 サーバーも include.fs.nas を定義することができます。
オプション・ファイル



このオプションは、サーバー・スタンザ内のクライアント・システム・オプション・ファイル (dsm.sys) に入れます。 これらのオプションは、プリファレンス・エディターの「包含/除外」タブで設定できます。
これらのオプションは、クライアント・オプション・ファイル (dsm.opt) に入れます。 これらのオプションは、プリファレンス・エディターの「包含/除外」タブで設定できます。
構文
- include、include.backup、include.file
- これらのオプションは、バックアップ処理のためにファイルを組み込んだり、管理クラスを割り当てるために使用します。include オプションは、アーカイブおよびバックアップ処理に影響を与えます。 アーカイブおよびバックアップ処理で各種の管理クラスを割り当てたい場合は、独自の管理クラスとともに 必ず include.archive と include.backup を指定します。 この例では、アーカイブ操作の実行時に
archmc管理クラスが割り当てられます。 include.backup はバックアップ処理にのみ使用され、アーカイブ処理には使用されないため、アーカイブ操作の実行時に管理クラスが割り当てられます。



include.archive /home/test/* archmc include.backup /home/test/*
include.archive c:\test\*\ archmc include.backup c:\test\* - include.archive
- アーカイブ処理の対象のファイルを組み込むか、または管理クラスを割り当てます。



include.attribute.symlink



シンボリック・リンクまたは別名であるファイルまたはファイルのグループを、バックアップ処理専用の幅広く指定した除外ファイル・グループに含めます。
注: Mac OS X、エイリアスも含まれる。- include.compression
- compression オプションを yes に設定した場合は、 ファイルを圧縮処理の対象に組み込みます。 このオプションは、バックアップおよびアーカイブに適用されます。




include.dedup



クライアント・サイドのデータ重複排除のためのファイルを組み込みます。 クライアント・サイドのデータ重複排除操作を制御するために、include.dedup オプションの値として ieobjtype を指定します。 デフォルトでは、すべてのデータ重複排除適格オブジェクトが、クライアント・サイドのデータ重複排除用に組み込まれます。有効な ieobjtype パラメーターは次のとおりです。- ファイル
- 画像
SYSTEMState
Asr
デフォルトは File です。
- include.encrypt
- 指定されたファイルを暗号化処理に含めます。 デフォルトには、クライアントは暗号化処理を実行しません。重要: バックアップ/アーカイブ・クライアント上で暗号化を使用可能にする唯一の方法は、include.encrypt オプションを用いることです。 include.encrypt ステートメントを使用しないと、暗号化は実行されません。制約事項:
- 暗号化は、クライアント・サイドの重複排除と両立しません。 暗号化用に含まれているファイルは、クライアント・サイドの重複排除によって重複排除されません。
- include.encrypt オプションを使用したクライアント暗号化は、 IBM® Storage Protect サーバー 8.1.1 以降のレベル、または IBM Storage Protect7.1.8 以降のバージョン 7 レベルに対する LAN フリーのバックアップおよびアーカイブ操作ではサポートされなくなりました。 暗号化されたバックアップ・バージョンとアーカイブ・コピーの LAN フリーのリストア操作およびリトリーブ操作は引き続きサポートされます。 データがサーバーへの送信前に暗号化される include.encrypt オプションを使用してデータを暗号化する必要がある場合は、LAN ベースのバックアップ操作またはアーカイブ操作を使用してください。
- 暗号化は、永久増分バックアップ・モード (MODE=IFIncremental および MODE=IFFull) を使用する VMware 仮想マシンのバックアップとは両立しません。 クライアントが暗号化用に構成されている場合、永久増分バックアップは使用できません。
- 暗号化は、 IBM Storage Protect for Virtual Environments Data Protection for VMware Recovery Agent と互換性がありません。 クライアントが暗号化用に構成されている場合、V7.1 クライアントを使用して、フルバックアップ・モードまたは増分バックアップ・モード (MODE=Full および MODE=Incremental) を指定して作成されたバックアップをリストアできます。 ただし、暗号化されたバックアップを Recovery Agent を使用してリストアすることはできません。


include.fs


AIX® JFS2 ファイル・システムの場合: dsm.sys ファイルの snapshotcachesize オプションまたは include.fs オプションを使用して、スナップショット・ベースのファイルのバックアップまたはアーカイブ中にすべての古いデータ・ブロックを保管できるように、適切なスナップショット・サイズを指定します。クライアントが増分バックアップのファイル・スペースを処理する方法を制御するために、これらの追加オプションを dsm.sys ファイルで include.fs オプション (diskcachelocation および memoryefficientbackup) の値として指定できます。
include.fs、memoryefficientbackup、および diskcachelocation の各オプションは、オプション・ファイルの同一行になければなりません。
include.fs /home memoryefficientbackup=diskcachemethod diskcachelocation=/usr include.fs /usr memoryefficientbackup=diskcachemethod diskcachelocation=/home include.fs /Volumes/hfs3 memoryefficientbackup=diskcachemethod diskcachelocation=/Volumes/hfs2 AIX JFS2 filesystems only: include.fs /kalafs1 snapshotproviderfs=JFS2これらのオプションが、オプション・ファイルと include.fs オプションの両方で使用されていると、include.fs の値はオプション・ファイルまたはコマンド・ラインの値の代わりに、指定されたファイル・スペース用として使用されます。
include.fs
オープン・ファイル・サポートが構成されている場合、クライアントは、他のアプリケーションによってロックされている (つまり使用中の) ファイルのスナップショット・バックアップまたはアーカイブを実行します。 スナップショットを使用すると、スナップショットが取られた時点のファイル・システムと一致する特定時点コピーから、バックアップが取得されます。 ファイル・システムへのその時点以降の変更内容は、バックアップには組み込まれません。 include.fs オプションの snapshotproviderfs パラメーターを none に設定して、どのドライブがオープン・ファイル・サポートを使用しないかを指定することができます。クライアントが増分バックアップのファイル・スペースを処理する方法を制御するために、これらの追加オプションを dsm.opt ファイルで include.fs オプション (diskcachelocation および memoryefficientbackup) の値として指定できます。
これらのオプションが、オプション・ファイルと include.fs オプションの両方で使用されていると、include.fs の値はオプション・ファイルまたはコマンド・ラインの値の代わりに、指定されたファイル・スペース用として使用されます。include.fs d: memoryefficientbackup=diskcachem diskcachelocation=e:\temp include.fs e: memoryefficientbackup=diskcachem diskcachelocation=c:\temp
include.fs.nas
管理クラスを Network Attached Storage (NAS) ファイル・システムにバインドするには、 include.fs.nas オプションを使用します。 dsm.sys ファイルで include.fs.nas オプションとともに toc オプションを使用することによって、NAS ファイル・システム・イメージ・バックアップ中にクライアントが目次 (TOC) 情報を保存するかどうかを指定することもできます。 このオプションは、 AIX および Solaris のクライアントでのみ有効です。
include.fs.nas
管理クラスを Network Attached Storage (NAS) ファイル・システムにバインドするには、 include.fs.nas オプションを使用します。 クライアント・オプション・ファイル (dsm.opt) で include.fs.nas オプションとともに toc オプションを使用することによって、NAS ファイル・システム・イメージ・バックアップ中にクライアントが目次 (TOC) 情報を保存するかどうかを指定することもできます。

include.image

ファイル・スペースまたは論理ボリュームを組み込むか、 backup image コマンドで使用する場合は管理クラスを割り当てます。 backup image コマンドは、他の組み込みオプションをすべて無視します。
Linux® x86_64 をご利用のお客様へ:以下の状況では、 snapshotcachesize オプションを使用してください:- backup image コマンドを使用する場合
- dsm.sys ファイルで使用する
- include.image オプションを使用する
snapshotcachesize オプションをこのような状態で使用すると、イメージ・バックアップの実行中にすべての旧データ・ブロックを保管できるように、適切なスナップショット・サイズを指定できます。
スナップショット・サイズ 100 % で、有効なスナップショットが保証されます。
AIX JFS2 ファイル・システムの場合: 以下の状況では、 snapshotcachesize オプションを使用します。- backup image コマンドを使用する場合
- dsm.sys ファイルで使用する
- include.image オプションを使用する
snapshotcachesize オプションをこのような状態で使用すると、イメージ・バックアップの実行中にすべての旧データ・ブロックを保管できるように、適切なスナップショット・サイズを指定できます。


このオプションは、 AIX、 Linux、および Oracle Solaris クライアントに有効です。
include.image
ファイル・スペースまたは論理ボリュームを組み込むか、 backup image コマンドで使用する場合は管理クラスを割り当てます。 backup image コマンドは、他の組み込みオプションをすべて無視します。デフォルトでは、クライアントは、オフライン・イメージ・バックアップを実行します。 オンライン・イメージ操作を有効にして制御するには、dsm.opt ファイルで次のオプションを include.image オプションの値として指定します: snapshotproviderimage、presnapshotcmd、および postnapshotcmd。
include.systemstate
このオプションは、システム状態のバックアップを指定した管理クラスにバインドします。 このオプションを指定する場合、すべてパターンとして指定します。 このオプションを指定しない場合、システム状態バックアップはデフォルト管理クラスにバインドされます。
パラメーター
- パターン
- バックアップまたはアーカイブ処理のために組み込むか、あるいは特定の管理クラスを割り当てるオブジェクトを指定します。


注: NAS ファイル・システムの場合: include ステートメントが適用されるファイル・サーバーを指定するには、ファイル指定の前に NAS ノード名を付ける必要があります。 NAS ノード名を指定しないと、 識別されたファイル・システムは、 クライアント・システム・オプション・ファイル (dsm.sys) または コマンド・ラインで指定された NAS ノード名を参照します。
注: NAS ファイル・システムの場合: include ステートメントが適用されるファイル・サーバーを指定するには、ファイル指定の前に NAS ノード名を付ける必要があります。 NAS ノード名を指定しないと、 識別されたファイル・システムは、 クライアント・オプション・ファイル (dsm.opt) または コマンド・ラインで指定された NAS ノード名を参照します。パターンが単一引用符や二重引用符で始まる場合、または埋め込まれたブランクや等号がある場合は、値を単一引用符 (') または二重引用符 (") で囲まなければなりません。 始まりと終わりの引用符は同じタイプの引用符でなければなりません。


include.image オプションの場合、パターンはマウントされたファイル・システムまたはロー論理ボリュームの名前です。
include.image オプションの場合、パターンはファイル・システムまたはロー論理ボリュームの名前です。
注: include.systemstateを指定した場合、有効なパターンは allのみです。
optional_parameter
- 「management_class_name」
- オブジェクトに割り当てたい管理クラスの名前を指定します。 管理クラスが指定されないと、デフォルト管理クラスが使用されます。 include ステートメントで管理クラスをバックアップ・グループに関連付けるには、以下の構文を使用します。




include virtual_filespace_name\group_name management_class_name
include virtual_filespace_name/group_name management_class_nameここで、- 仮想ファイル・スペース名 (virtual_filespace_name)
- Backup Group コマンドで、グループに関連付けた IBM Storage Protect サーバー仮想ファイル・スペースの名前を指定します。
- group_name
- これは、 Backup Group コマンドの実行時に作成したグループの名前です。
- 管理クラス名 (management_class_name)
- グループ内のファイルと関連付ける管理クラスの名前です。例えば、MyGroup という名前のグループが、MyVirtualFileSpace という名前の仮想ファイル・スペースに保管されているとします。 TEST という名前の管理クラスをグループに関連付けるには、次の構文を使用します。




include MyVirtualFileSpace/MyGroup TEST
include MyVirtualFileSpace\MyGroup TEST
| optional_parameter | 以下のオプションと一緒に使用 |
|---|---|
| ieobjtype | include.dedup |
| memoryefficientbackup | include.fs |
| diskcachelocation | include.fs |
![]() ![]() 動的イメージ |
![]() ![]() include.image |
![]() ![]() ポストスナップショットcmd |
![]() ![]() include.image |
![]() ![]() プリナップショット |
![]() ![]() include.image |
![]() スナップショット・キャッシュ・サイズ |
![]() include.image |
![]() スナップショット・プロヴィダーフ |
![]() include.image |
![]() ![]() スナップショット・プロバイダー・イメージ |
![]() ![]() include.image |
例
- オプション・ファイル:



include /home/proj/text/devel.* include /home/proj/text/* textfiles include * managall include /WAS_ND_NDNODE mgmtclass include /WAS_APPNODE mgmtclass include.image /home include.archive /home/proj/text/ * myarchiveclass include.backup /home/proj/text/ * mybackupclass include.compression /home/proj/text/ devel.* include.encrypt /home/proj/gordon/* include.fs.nas netappsj/vol/vol0 homemgmtclass



include.dedup /Users/Administrator/Documents/Important/.../*
AIX only: include.image /home MGMTCLASSNAME snapshotproviderimage=JFS2 snapshotcachesize=40 include.image /home snapshotproviderimage=NONE include.fs /kalafs1 snapshotproviderfs=JFS2
LINUX only: include.image /home snapshotproviderimage=LINUX_LVM include.image /myfs1 dynamicimage=yes include.image /home MGMTCLASSNAME snapshotproviderimage=NONE include.image /myfs1 dynamicimage=yes include.attribute.symlink /home/spike/.../* include.fs /usr memoryefficientbackup=diskcachemethod
Windows only: include c:\proj\text\devel.* include c:\proj\text\* textfiles include ?:\* managall include WAS_ND_NDNODE mgmtclass include WAS_APPNODE mgmtclass include.backup c:\win98\system\* mybackupclass include.archive c:\win98\system\* myarchiveclass include.encrypt c:\win98\proj\gordon\* include.compress c:\test\file.txt include.image h: MGMTCLASSNAME snapshotproviderimage=vss include.image x: snapshotproviderimage=none include.image y: snapshotproviderimage=vss include.image z: MGMTCLASSNAME snapshotproviderimage=none include.fs c: snapshotproviderfs=vss include.systemstate ALL mgmtc3 include.dedup c:\Users\Administrator\Documents\Important\...\* include.dedup e:\*\* ieobjtype=image include.dedup ALL ieobjtype=systemstate include.dedup ALL ieobjtype=ASR- コマンド・ライン:
- 適用しません。
