ストレージ・プールの追加
ストレージ・プールを追加し、クライアント・データの 1 次バックアップおよび 2 次バックアップを含めることができます。
始めに
- 一般
- このオプションは、さまざまな汎用プールを作成するために選択します。 このタイプのストレージ・プールは、テープ・ボリューム、ディスク・ディレクトリー、またはクラウド・ストレージを表すことができます。 汎用ストレージ・プールは、コンテナー・ベースのストレージまたは従来のボリューム・ベースのストレージのどちらかを使用します。 コンテナー・ベースのストレージ は、最適化されたインライン・データ重複排除および圧縮を提供します。 コンテナー・ストレージ・プールは、ストレージ・プール・データ用の論理コンテナーを作成します。 コンテナーは、ファイル・システム・ディレクトリーまたはクラウド・ストレージに保管されます。 従来のボリューム・ベースのストレージ は、装置クラスを使用して、プールにバックアップされるデータを保管するために使用できるストレージ装置を識別します。
「一般」ストレージ・プール・タイプを選択すると、後で特定のタイプのコンテナー・ストレージ・プールまたは従来のボリューム・ベースのストレージ・プールを選択するようプロンプトが出されます。
以下のタイプのコンテナー・ストレージ・プールを選択できます。- ディレクトリー
- このオプションは、ディレクトリー・コンテナー・ストレージ・プールを構成するために選択します。 このタイプのストレージ・プールでは、コンテナーは、構成時に指定する 1 つ以上のファイル・システム・ディレクトリー内に作成されます。 ファイル・システム・ディレクトリーは、1 つ以上のディスク装置にマップされます。
- オンプレミス・クラウド
- クラウド・コンテナー・ストレージ・プール は、オブジェクト・ベースのクラウド・ストレージを表します。 クラウドの物理的な場所がオンプレミスの場合にクラウド・コンテナー・ストレージ・プールを構成するには、このオプションを選択します。 オンプレミス・クラウドは、データ・センターの社内 ITスタッフにより管理されます。 データの取り込み中に、一時的にデータを 1 つ以上のローカル・ストレージ・プール・ディレクトリーに保管するように、クラウド・コンテナー・ストレージ・プールを構成することができます。 データは、その後、ローカル・ストレージからクラウドに移動されます。
- オフプレミス・クラウド
- クラウドの物理的な場所がベンダー提供のクラウド内でオフプレミスの場合にクラウド・コンテナー・ストレージ・プールを構成するには、このオプションを選択します。 データの取り込み中に、一時的にデータを 1 つ以上のローカル・ストレージ・プール・ディレクトリーに保管するように、クラウド・コンテナー・ストレージ・プールを構成することができます。 データは、その後、ローカル・ストレージからクラウドに移動されます。
以下のタイプの従来のボリューム・ベースのストレージを選択できます。- ディスク (1 次)
- このオプションは、ディスク上のストレージ用に 1 次ストレージ・プールを構成するために選択します。 構成時に選択するデバイス・クラスに応じて、データは、ランダム・アクセス・ディスク・ブロック (ランダム・アクセス・ストレージ・プール ) または順次ボリューム (順次アクセス・ストレージ・プール ) に保管されます。
- テープ (1 次)
- このオプションは、テープ上のストレージ用、または仮想テープ・ライブラリー (VTL) に 1 次順次アクセス・ストレージ・プールを構成するために選択します。 構成時に、テープ・ストレージ装置または VTL を表すデバイス・クラスを選択します。
- テープ (コピー)
- このオプションは、1 次ストレージ・プールからテープにバックアップされたデータ用にコピー・ストレージ・プール を構成するために選択します。 構成時に、テープ・ストレージ装置または VTL を表すデバイス・クラスを選択します。 コピー・ストレージ・プールは、1 次ストレージ・プールに保管されているデータのバックアップのみに使用されます。
- 保存
- このオプションは、保存ストレージ・プールを構成するために選択します。 保存ストレージ・プールは、保存セット・データをテープまたはオブジェクト・ストレージに保管するためにのみ使用できます。 リテンション・ストレージ・プールは、3592テープ・デバイス、LTOテープ・デバイス、 StorageTek ドライブ、またはサポートされているオブジェクト・ストレージ( https://www.ibm.com/support/pages/ibm-spectrum-protect-cloud-object-storage-support ). 保存ストレージ・プールには、関連付けられた保存コピー・ストレージ・ルール があり、プールを定義すると自動的に作成されます。 保存コピー・ストレージ・ルールは、1 次ストレージから保存ストレージ・プールに保存セット・データをコピーするために、毎日 1 回実行されます。 保存ストレージ・プールの構成時に、保存コピー・ストレージ・ルールの毎日の開始時刻を指定します。
- オブジェクト・クライアント
- このオプションは、コールド・データ・キャッシュ・ストレージ・プール を構成するために選択します。 コールド・データ・キャッシュ・ストレージ・プールは、ディスク上の 1 つ以上のファイル・システム・ディレクトリーで構成されます。 これは、テープのバックアップ操作およびリストア操作中に、オブジェクト・クライアントによって順次ボリュームの一時ステージング域としてのみ使用されます。 これは、オブジェクト・クライアントと磁気テープ装置または VTL との間の中継ストレージ・プールです。 これは、磁気テープ・ドライブまたは VTL を表す 1 次順次アクセス・ストレージ・プールにリンクされます。 構成時に、一時ディスク・ストレージ用の 1 つ以上の既存のファイル・システム・ディレクトリーを識別し、磁気テープ装置または VTL を表す 1 次順次アクセス・ストレージ・プールを識別します。
ストレージプール全体の構成設計に関する詳細については、 ドキュメントを参照してください。
- ディレクトリー
- ディレクトリー・コンテナー・ストレージ・プールには以下の前提条件があります。
- ディレクトリー・コンテナー・ストレージ・プールがデータを書き込むファイル・システム・ディレクトリーを作成します。 少なくとも 1 つのディレクトリーを定義する必要があります。 ウィザードによって、これらのディレクトリー名を要求するプロンプトが表示されますが、ウィザードを実行する前にディレクトリーを作成する必要があります。 ディレクトリー・コンテナー・ストレージ・プールは、その使用可能なディレクトリー間でデータを分散するため、別の物理ディスク・ドライブにマップされたディレクトリーを指定することで、入出力を向上させることができます。
ストレージ・プール・ディレクトリーが増大し、ファイル・システム上で使用するスペースが増加する可能性があるため、サーバー・データベースおよびログと同じ物理ファイル・システム上にあるディレクトリーを指定しないでください。
- ストレージ・プール・データの保護方法、およびウィザードに従ってその保護を構成するかどうかを決定します。 特定の前提条件が満たされた場合、ウィザードに従って以下のタイプのストレージ・プール保護を構成できます。
- 保護プールへのコピー
- サーバーで複製が有効にされている場合、ストレージ・プール保護を構成して、ターゲット複製サーバーの別のディレクトリー・コンテナー・ストレージ・プールにデータをコピーするように設定できます。 ターゲット・サーバーのディレクトリー・コンテナー・プールは protection pool と呼ばれています。 通常、保護プールにデータをコピーすることで、複製パフォーマンスを向上させ、損傷ファイルの自動修復を有効にすることができます。「ストレージ・プールの追加」ウィザードを使用して、ターゲット複製サーバーへのストレージ・プール保護を有効にするには、以下の構成が必要です。
- ターゲット複製サーバー上に少なくとも 1 つのコンテナー・プールが存在している必要があります。
- MAXRUNTIME パラメーターを指定して REPLICATE という名前の単一の複製スケジュールを使用する必要があります。
- テープへのコピー
- サーバーに 1 つ以上のテープ・ライブラリーが定義されている場合、データをテープにコピーするようにストレージ・プール保護を構成できます。 災害復旧サイトに取られるテープ・コピーを定期的に作成できます。そして、必要に応じて古いテープを入れ替えてサイトに戻すことができます。
災害復旧保護におけるテープコピーの使用に関する詳細については、 IBM® Storage Protect のドキュメント「 災害保護にコンテナコピーストレージプールを使用するかどうかを判断する 」を参照してください。
サーバー・データをターゲット・サーバーに複製していない場合、サイトに保持する 2 番目のテープ・コピーを作成するようにストレージ・プール保護を構成できます。 「ストレージ・プールの追加」ウィザードを使用してテープへのストレージ・プール保護を有効にするには、以下の構成が必要です。- サーバー上に少なくとも 1 つのテープ・ライブラリーが定義されていなければなりません。
- サイトで保持する 2 番目のテープ・コピーへの保護を構成する場合、サーバーで複製を有効にすることができません。
- ディレクトリー・コンテナー・ストレージ・プールがデータを書き込むファイル・システム・ディレクトリーを作成します。 少なくとも 1 つのディレクトリーを定義する必要があります。 ウィザードによって、これらのディレクトリー名を要求するプロンプトが表示されますが、ウィザードを実行する前にディレクトリーを作成する必要があります。 ディレクトリー・コンテナー・ストレージ・プールは、その使用可能なディレクトリー間でデータを分散するため、別の物理ディスク・ドライブにマップされたディレクトリーを指定することで、入出力を向上させることができます。
- オンプレミス・クラウドまたは オフプレミス・クラウド
- クラウド・コンテナー・ストレージ・プールには以下の前提条件があります。
- クラウド・リポジトリーにアクセスするために必要な接続情報があることを確認します。 通常、この接続情報には、ユーザー名またはアクセス・キー ID、パスワード、および URL が含まれます。 Microsoft Azure クラウド・タイプの場合、共有アクセス・シグニチャー (SAS) トークンを指定する必要があります。 Amazon S3 または IBM Cloud Object Storage クラウド・タイプの場合、既存のバケットを使用するか、 Operations Center に新しいバケットを作成させることができます。
- クラウドへのデータ転送を最適化するために、ファイル・システム・ディレクトリーを作成します。 ウィザードによって、これらのディレクトリー名を要求するプロンプトが表示されますが、ウィザードを実行する前にディレクトリーを作成する必要があります。 バックアップ・データが取り込まれると、そのデータは最初にこれらのローカル・ディスク・ディレクトリーのキャッシュに入れられます。 パフォーマンスペイロードの向上は、その後にクラウドに移動される大規模なペイロードを累積することで認識されます。 データがクラウドに転送されると、そのデータはディレクトリーから削除されます。
少なくとも 1 つのディレクトリーを定義する必要があります。 コンテナー・ストレージ・プールは、その使用可能なディレクトリー間でデータを分散するため、別の物理ディスク・ドライブにマップされたディレクトリーを指定することで、入出力を向上させることができます。
ストレージ・プール・ディレクトリーが増大し、ファイル・システム上で使用するスペースが増加する可能性があるため、サーバー・データベースおよびログと同じ物理ファイル・システム上にあるディレクトリーを指定しないでください。
ディレクトリに必要なファイルシステム容量の見積もりに関する詳細については、 IBM Storage Protect ドキュメントの 「ディレクトリコンテナおよびクラウドコンテナ ストレージプールの計画」 を参照してください。
- ディスク (1 次)
- 1 次ランダム・アクセス・ストレージ・プールとディスク上の順次アクセス・ストレージ・プールには、次の前提条件があります。
- プールを作成するサーバー上で適切な装置クラスが定義されていることを確認します。 ランダム・アクセス・ストレージ・プールを作成するには、サーバーに DISK 装置クラスが定義されている必要があります。 順次アクセス・ストレージ・プールを作成するには、サーバーに FILE 装置クラスが定義されている必要があります。 サーバーに装置クラスを作成するには、DEFINE DEVCLASS コマンドを使用します。
- ファイルを別のプールにマイグレーションしたい場合は、他に適切なストレージ・プールが存在していることを確認します。 ストレージ・プールが存在しない場合は、このウィザードを使用して作成します。 このプールは、1 次ランダム・アクセス・ストレージ・プールまたは 1 次順次アクセス・ストレージ・プールでなければなりません。 プールを作成するには、「ディスク (1 次)」または「テープ (1 次)」オプションを選択します。
- データをコピー・ストレージ・プールにバックアップしたい場合は、適切なコピー・ストレージ・プールが存在していることを確認します。 ストレージ・プールが存在しない場合は、このウィザードを使用して作成します。 コピー・ストレージ・プールを作成するには、「テープ (コピー)」オプションを選択します。
- テープ (1 次)
- テープまたは VTL のストレージ用の 1 次順次アクセス・ストレージ・プールには、以下の前提条件があります。
- プールを作成するサーバー上で適切な装置クラスが定義されていることを確認します。 テープ・ストレージ装置または VTL を表す装置クラスをサーバー上に定義する必要があります。
- ファイルを別のプールにマイグレーションしたい場合は、他に適切なストレージ・プールが存在していることを確認します。 ストレージ・プールが存在しない場合は、このウィザードを使用して作成します。 このプールは、1 次順次アクセス・ストレージ・プールでなければなりません。 データを順次アクセス・ストレージ・プールからランダム・アクセス・ストレージにマイグレーションすることはできません。 プールを作成するには、「ディスク (1 次)」または「テープ (1 次)」オプションを選択します。 「ディスク (1 次)」オプションを選択した場合は、順次アクセス・ストレージ・プールを作成するための FILE 装置クラスを選択する必要があります。
- データをコピー・ストレージ・プールにバックアップしたい場合は、適切なコピー・ストレージ・プールが存在していることを確認します。 ストレージ・プールが存在しない場合は、このウィザードを使用して作成します。 コピー・ストレージ・プールを作成するには、「テープ (コピー)」オプションを選択します。
- テープ (コピー)
- コピー・ストレージ・プールには以下の前提条件があります。
- プールを作成するサーバー上で適切な装置クラスが定義されていることを確認します。 テープ・ストレージ装置または VTL を表す装置クラスをサーバー上に定義する必要があります。
- オブジェクト・クライアント
- コールド・データ・キャッシュ・ストレージ・プールには以下の前提条件があります。
- コールド・データ・キャッシュを構成するファイル・システム・ディレクトリーを作成します。 ファイル・システム・ディレクトリーは、テープのバックアップおよびリカバリー操作中にオブジェクト・データを一時的に保持します。 オブジェクト・データは、ファイル・システム・ディレクトリー内の順次ボリュームに保管されます。 ウィザードによって、これらのディレクトリー名を要求するプロンプトが表示されますが、ウィザードを実行する前にディレクトリーを作成する必要があります。 パフォーマンスを最適化するには、複数のディレクトリーを指定した場合、それらのディレクトリーが別個の物理ボリュームに対応していることを確認してください。 コールド・データ・キャッシュは一時ストレージですが、データをテープにマイグレーションする前に、オブジェクト・クライアントからコピーされたデータを保持できるだけの大きさが必要です。 また、オブジェクト・クライアントによって指定された期間、リストア操作中にデータを保持できるだけの大きさでなければなりません。
- コールド・データ・キャッシュ・ストレージ・プールは、磁気テープ装置または VTL を表す 1 次順次アクセス・ストレージ・プールにリンクする必要があります。 ウィザードによって、1 次順次アクセス・ストレージ・プールの名前を求めるプロンプトが出されますが、このストレージ・プールは、ウィザードを実行する前に存在している必要があります。 ストレージ・プールが存在しない場合は、このウィザードを使用して作成します。 1 次順次アクセス・ストレージ・プールを作成するには、「テープ (1 次)」オプションを選択します。
手順
- ストレージプールページで、 ストレージ
プールをクリックします。 - 「ストレージ・プールの追加」 ウィザードのステップを完了します。