クラウド・オブジェクト・ストレージのパフォーマンスの最適化
データの取り込み中には、1 つ以上のローカル・ストレージ・プール・ディレクトリー内のデータを一時的に保管するように IBM Storage Protect を構成できます。 データは、その後、ローカル・ストレージからクラウドに移動されます。 この方法により、データのバックアップおよびアーカイブのパフォーマンスを向上させることができます。
始めに
バックアップおよびアーカイブのパフォーマンスを最適化するには、IBM Storage Protect バージョン 8.1 がインストールされていることを確認します。
このタスクについて
ストレージ・プール・ディレクトリーを定義した後、IBM Storage Protect サーバーは、そのディレクトリーをクラウド・オブジェクト・ストレージに転送するデータの一時ランディング・スポットとして使用します。 サーバーは、自動化されたバックグラウンド・プロセスを使用して、ディレクトリー内のローカル・ストレージからクラウド・オブジェクト・ストレージにデータを転送します。 この転送プロセスを開始あるいは管理するために追加ステップを実行する必要はありません。 サーバーは、ローカル・ストレージからクラウド・ストレージへのデータの移動を正常に完了すると、そのデータをディレクトリーから削除し、その後の着信データ用にスペースを解放します。
ストレージ・プール・ディレクトリーのフリー・スペースがなくなると、バックアップ操作は早期に停止します。 この状態を回避するために、割り振るストレージ・プール・ディレクトリーを増やすことができます。 また、データがクラウドに移動した後、データがローカル・ディレクトリーから自動的に削除されるまで待つこともできます。 定義しなければならない必要なストレージ・プール・ディレクトリー数は、サーバー上のディスク構成によって異なります。 最初のバックアップが行われると、サーバーは、定義したすべてのディレクトリーにわたってデータを分散します。
ローカル・ストレージに必要なスペースの量は、データ重複排除および圧縮を行った後に、毎日バックアップすることが予想されるデータの量に基づきます。 クラウド・オブジェクト・ストレージへの安定したネットワーク接続がある場合は、日次バックアップに必要な量と、必要なスペースの量は、ほぼ同じです。
さらに詳しい計画情報については、 ディレクトリー・コンテナーストレージ・プールとクラウド・コンテナー・ストレージ・プールの計画を参照してください。
手順
- クラウド・コンテナー・ストレージ・プールは、Operations Center の「ストレージ・プールの追加」ウィザードを使用して作成します。 あるいは、 DEFINE STGPOOL コマンドを使用してプールを作成します。
- DEFINE STGPOOLDIRECTORY コマンドを使用して、1 つ以上のストレージ・プール・ディレクトリーを定義します。 各ストレージ・プール・ディレクトリーには、それぞれのファイル・システムがあることを確認してください。 Linux® システムでは、 ext3 の代わりに xfs または ext4 をファイル・システムとして使用してください。大容量ファイルの削除には、 ext3でより多くの時間がかかるためです。 新しいストレージ・プール・ディレクトリーは、ルート・ファイル・システムを共有したり、他の IBM Storage Protect リソース (データベースやログなど) によって使用されるファイル・システムを共有したりしないようにしてください。