管理クラスおよびコピー・グループについての情報の表示

ポリシー情報を、コマンド・ライン・インターフェースまたはグラフィカル・ユーザー・インターフェースで表示できます。

グラフィカル・ユーザー・インターフェースでは、 「ユーティリティー」メニューから「ポリシー情報の表示」をクリックします。 「ポリシー情報」ウィンドウに 使用可能な管理クラスが表示されます。 コマンド・ラインで、 query mgmtclass コマンドを使用して、使用可能な管理クラスを表示します。 detail オプションでさらに詳細が表示されます。

表 1 は、標準管理クラスのバックアップおよびアーカイブ・コピー・グループのデフォルト値を示しています。
表 1. 標準管理クラスのデフォルト属性値
属性 バックアップのデフォルト アーカイブのデフォルト 説明
コピー・グループ名 (Copy group name) Standard Standard コピー・グループ名 属性は、コピー・グループの名前です。 デフォルト値は、バックアップおよびアーカイブともに standard です。
コピー・タイプ (Copy type) バックアップ アーカイブ コピー・タイプ 属性は、コピー・グループのタイプです。 バックアップのための値は常に backup で、アーカイブのための値は常に archive です。
コピー頻度 (Copy frequency) 0 日 CMD (コマンド) copy frequency (コピー頻度) 属性は、ある増分バックアップと次の増分バックアップとの間の最小経過日数です。 フル増分バックアップ時にはこの属性を使用してください。

コピー頻度は、mode パラメーターと連動します。 例えば、 frequency=0mode=modified の場合、ファイルまたはディレクトリーは、前回の増分バックアップ以降に変更された場合にのみバックアップされます。 frequency=0 および の場合、オブジェクトに対してインクリメンタルバックアップを実行するたびに、オブジェクトがバックアップされます。 mode=absolute frequency=0 および mode=absolute の場合、最後のバックアップからの変更および日数は、現在のバックアップ操作に影響しません。 頻度属性は、選択バックアップでは検査されません。

アーカイブ・コピー・グループの場合は、コピー頻度は常に CMD (コマンド) です。 オブジェクトのアーカイブを行う頻度に関する制限はありません。

Windows オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システムジャーナル・ベースのバックアップでは、コピー頻度は無視されます。

Windows オペレーティング・システム ジャーナルベースの増分バックアップは、 IBM® Storage Protect がデフォルト以外のコピー頻度 (0 以外) を強制しないため、従来のフル増分バックアップとは異なります。

データが存在するバージョン (Versions data exists) 2 バージョン 適用されません。 versions data exists (データが存在するバージョン) 属性は、 ファイルおよびディレクトリーのために保持する異なるバックアップ・バージョンの最大数を指定します。

複数のバックアップ・バージョンを許可する管理クラスを選択した場合、最新バージョンをアクティブ・バージョンと呼びます。 残りのバージョンはすべて非アクティブ・バージョンとなります。 許可されるバージョンの最大数が 5 の場合に、6 番目のバージョンを作成するバックアップが実行されると、最も古いバージョンがサーバー・ストレージから削除されます。

データが削除されたバージョン (Versions data deleted) 1 バージョン 適用されません。 versions data deleted (データが削除されたバージョン) 属性は、 削除したファイルおよびディレクトリーのために保持する異なるバックアップ・バージョンの最大数を指定します。

このパラメーターは、ファイルまたはディレクトリーを削除するまで無視されます。

ファイルまたはディレクトリーを削除すると、次に増分バックアップを実施したときに、アクティブ・バックアップ・バージョンが非アクティブに変更されます。 IBM Storage Protect サーバーは、このパラメータで指定された数を超える古いバージョンを削除する。

残りのバージョンの有効期限は、後述する retain extra versions (非アクティブ・バックアップ・バージョン保持) および retain only version (バックアップ・バージョンのみ保持) パラメーターに基づいています。

非活動バックアップ・バージョン保存 30 日 適用されません。 retain extra versions (非アクティブ・バックアップ・バージョン保存) 属性は、最新のバージョン以外のすべてのバックアップ・バージョンを保存する日数を指定します。

最新のバックアップ・バージョンとはアクティブ・バージョンのことであり、アクティブ・バージョンはいかなる場合にも削除されません。 Nolimit を指定すると、追加のバージョンは、バックアップ・バージョンの数が、versions data exists (データが存在するバージョン) または versions data deleted (データが削除されたバージョン) パラメーター設定値を超えるまで保持されます。 この場合、最も古い追加のバージョンは即時に削除されます。

バックアップ・バージョンのみ保存 (Retain only version) 60 日 適用されません。 retain only version (バックアップ・バージョンのみ保存) 属性は、ファイルまたはディレクトリーの最後に残った非アクティブ・バージョンを保存する日数を指定します。

Nolimit が指定されている場合、最後のバージョンは永久に保持されます。

コピー逐次化 (Copy serialization) 共用静的 (shared static) 共用静的 (shared static) コピーの逐次化 属性は、バックアップまたはアーカイブの実行中にファイルを使用中とするかどうか、また使用中の場合はどうするかを指定します。

この属性の値としては、次のいずれか 1 つを指定することができます。

  • Static.バックアップやアーカイブ中にファイルやディレクトリを変更してはならない。 バックアップまたはアーカイブの試行中にオブジェクトが変更された場合、そのオブジェクトはバックアップまたはアーカイブされません。
  • Shared static.バックアップやアーカイブ中にファイルやディレクトリを変更してはならない。 クライアントは、ユーザーのオプション・ファイル の changingretries オプションで指定された値に応じて、さらに最大 4 回まで、バックアップまたはアーカイブの実行を試みます。 各バックアップまたはアーカイブの試行中にそのオブジェクトが変更されている場合は、バックアップまたはアーカイブは行われません。
  • Dynamic.ファイルまたはディレクトリは、バックアップまたはアーカイブ中に変更されたかどうかに関係なく、最初の試行でバックアップまたはアーカイブされます。
  • Shared dynamic.ファイルやディレクトリは、バックアップ中またはアーカイブ中に変更されたかどうかに関係なく、バックアップまたはアーカイブされます。 クライアントは、追加でさらに 4 回までバックアップまたはアーカイブを試みます。 試行回数は、オプション・ファイルの changingretries オプションで指定されている値によって異なります。この回数は、試行中にこのファイルが変更されずにバックアップまたはアーカイブされる回数です。 ファイルは、変更が行われていても、最後の試行でバックアップ またはアーカイブされます。

    ファイル が使用中でもバックアップまたはアーカイブできる管理クラスを選択した場合は、サーバー上に保管されるバックアップ・バージョンやアーカイブ・コピーはファジー・コピーの可能性があります。 ファジー・コピー は、現在のファイル内容を正確に反映していないバックアップ・バージョンまたはアーカイブ・コピーです。 その中には変更内容が、一部だけで、全部は入っていない場合があります。 そのような状況が受け入れられない場合は、ファイルがバックアップまたはアーカイブ中に 変更されない場合にのみバックアップ・バージョンまたはアーカイブ・コピーを 作成するような管理クラスを選択してください。 静的逐次化を使用する場合、ファイルがバックアップされている間、アプリケーションは書き込みアクセスに対してそのファイルを開けません。

    ファジー・コピーを含むファイルをリストアまたはリトリーブすると、ファイルが使用できない場合があります。 リストアするファジー・コピーが使用できることが確かな場合を除き、ファイルのバックアップに動的または共用動的逐次化を使用しないでください。

    重要: 共有ダイナミック・バックアップまたはシリアライズ・ダイナミック・バックアップを指定するコピー・グループを含む管理クラスを選択する場合は注意が必要です。
コピー・モード (Copy mode) 変更済み 絶対 コピーモードパラメータは、ファイルまたはディレクトリが前回のバックアップ以降に変更されたかどうかに関係なく、増分バックアップの対象とするかどうかを決定する。

クライアントは、選択バックアップを実行する際には mode パラメーターを検査しません。

このパラメーターの値は、以下のいずれかの設定になります。

modified
オブジェクトは、前回のバックアップ後に変更された場合にのみ、増分バックアップの対象と見なされます。 オブジェクトは、次のいずれかの条件にあてはまる場合に、変更されたものと見なされます。
  • 最後の変更の日付または時刻が異なる
  • サイズが異なる
  • Windows オペレーティング・システムアーカイブ属性以外の属性が異なる
  • メタデータ (アクセス許可など) のみが変更された場合、クライアントはメタデータのみのバックアップをとることがあります。
  • Linux オペレーティング・システムOracle Solaris オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システムMac OS X オペレーティング・システムオーナーは違う。
absolute
オブジェクトは、最後のバックアップ後に変更されたかどうかに関係なく、増分バックアップの対象と見なされます。 アーカイブ・コピー・グループの場合、モードは常に absolute です。このことは、オブジェクトが最後のアーカイブ要求以後変更されたかどうかに関係なく、アーカイブされるということを示しています。
コピーの宛先 (Copy destination) Backuppool Archivepool バックアップまたはアーカイブを保管する宛先のコピー宛先 属性名 (copy destination attribute name)。

宛先は、ディスク装置のストレージ・プール、またはテープのような 取り外し可能メディアをサポートする装置のストレージ・プールになります。

バージョン保持 (Retain versions) 適用されません。 365 日 retain versions 属性は、アーカイブ済みファイルがストレージに残される日数を指定します。

指定された日数がファイルのアーカイブ・コピーに関して経過すると、それはサーバー・ストレージから削除されます。

LAN フリー (Lan free) 宛先 いいえ 属性のデフォルト値は Destination です。
重複排除使用可能 (Deduplication enabled) いいえ いいえ deduplicate data 属性は、バックアップおよびアーカイブ処理中に冗長データを IBM Storage Protect