DEFINE LIBRARY (VTL ライブラリーの定義)
この構文は、仮想テープ・ライブラリー (VTL) によって表される SCSI 制御メディア・チェンジャー装置があるライブラリーを定義するために使用します。
特権クラス
このコマンドを発行するには、システム特権または無制限ストレージ特権が必要です。
構文
パラメーター
- library_name (必須)
- 定義するライブラリーの名前を指定します。 この名前の最大長は 30 文字です。
- LIBType=VTL (必須)
- ライブラリーに、仮想テープ・ライブラリーによって表される SCSI 制御メディア・チェンジャー装置があることを指定します。 このタイプのライブラリーのドライブにボリュームをマウントするために、サーバーはメディア・チェンジャー装置を使用します。
VTL ライブラリーを定義する場合は、環境内に混合メディアを含めることはできず、ライブラリーとそのライブラリーを使用するすべての定義済みサーバー (ストレージ・エージェントを含む) にあるすべてのドライブの間にパスを定義する必要があります。 このいずれかの特性に該当しない場合は、特に負荷が高い状態のときに、パフォーマンスが SCSI ライブラリー・タイプと同レベルまで低下する可能性があります。
- SHAREd
- このライブラリー
が Storage Area Network (SAN) 内で他のサーバーと共有されるかどうかを指定します。 ライブラリー・マネージャーに対してこのライブラリーを定義する場合には、このパラメーターは必須です。
- YES
- このライブラリーを他のサーバーと共有できることを指定します。 YES を指定すると、ライブラリー・マネージャー・サーバーは他のサーバーによって要求されたボリュームをマウントして、他のサーバーへのドライブおよびボリューム割り振りをトラッキングします。
- NO
- このライブラリーは他のサーバーと共有できないことを指定します。 SHARED=NO は、ライブラリーが NAS ファイル・サーバーを介してコマンドを渡すことによって制御される場合に必要です。
- RESETDrives
- サーバーが再始動されたとき、あるいはライブラリー・クライアントまたはストレージ・エージェントの再接続が確立されたときに、サーバーが永続予約によるドライブ予約を優先使用するかどうかを指定します。 例えば、ストレージ・エージェントが使用不可になってもまだドライブへのパスを保持している場合に、永続予約によってサーバーはストレージ・エージェントの予約を中断し、ドライブにアクセスできます。

永続予約がサポートされていない場合、サーバーはターゲット装置へのパスのリセットを完了します。
永続予約がサポートされていない場合、サーバーはターゲット装置へのパスをリセットできません。永続予約のサポートには、次の制限があります。- IBM Storage Protect デバイス・ドライバーを使用している場合、永続予約は一部の磁気テープ装置でのみサポートされます。 詳細は、技術情報 1470319 を参照してください。
- IBM® デバイス・ドライバを使用している場合、永続的リザーブはデバイス・ドライバ・レベルで有効にする必要があります。 ドライバー構成については、「 IBM Tape Device Drivers Installation and User 's Guide 」を参照してください。
- サポートされるドライブをエミュレートする仮想テープ・ライブラリーを使用している場合、永続予約はサポートされない可能性があります。


- Yes
- 永続予約またはターゲット・リセットによるドライブ優先使用を使用することを指定します。 YES は、SHARED=YES で定義されているライブラリーのデフォルトです。
- No
- 永続予約またはターゲット・リセットによるドライブ優先使用を使用しないことを指定します。 NO は、SHARED=NO で定義されているライブラリーのデフォルトです。 SHARED=NOの場合、クラスター環境ではRESETDRIVES パラメーターをYESに設定しなければなりません。

- Yes
- 永続予約によるドライブ優先使用を使用することを指定します。 YES は、SHARED=YES で定義されているライブラリーのデフォルトです。
- No
- 永続予約によるドライブ優先使用を使用しないことを指定します。 NO は、SHARED=NO で定義されているライブラリーのデフォルトです。
注: ドライブ予約を持つシステムが永続予約を使用するように構成されていない場合、ライブラリー・マネージャーはドライブ予約を中断できません。 - AUTOLabel
- サーバーがテープ・ボリュームへの自動的なラベル付けを試みるかどうかを指定します。 このパラメーターはオプションです。 デフォルトは NO です。
このオプションを使用するには、 CHECKIN LIBVOLUME コマンドで CHECKLABEL=BARCODE を指定してテープをチェックインする必要があります。
制約事項: Network Attached Storage (NAS) 装置に接続されたドライブを持つライブラリーを定義する場合、 LABEL LIBVOLUME コマンドを使用して、このライブラリーのボリュームにラベルを付ける必要があります。- No
- サーバーがボリュームへのラベル付けを試みないことを指定します。
- Yes
- サーバーが、ラベルの付いていないボリュームにのみラベルを付けるように指定します。
- OVERWRITE
- サーバーが既存のラベルの上書きを試みることを指定します。 既存のラベルとバーコード・ラベルの両方がまだどのサーバー・ストレージ・プールにも ボリューム・ヒストリー・リストにも定義されていない場合にだけ、 サーバーが既存のラベルを上書きします。
- RELABELSCRatch
- サーバーが、削除されてスクラッチに戻されたボリュームに再ラベル付けするかどうか指定します。 このパラメーターを YES に設定すると、LABEL LIBVOLUME 操作が開始され、既存のボリューム・ラベルを上書きします。
VTL に仮想ボリュームおよび実ボリュームの両方がある場合、このパラメーターを使用可能にすると、両方とも再ラベル付けされます。 VTL に実ボリュームが含まれている場合、このオプションを指定するとパフォーマンスに影響する場合があります。
制約事項: Network Attached Storage (NAS) 装置に接続されたドライブを持つライブラリーを定義する場合、 LABEL LIBVOLUME コマンドを使用して、このライブラリーのボリュームにラベルを付ける必要があります。- Yes
- サーバーが、削除されてスクラッチに戻されているボリュームに再ラベル付けすることを指定します。 Yes がデフォルト値です。
- No
- サーバーが、削除されてスクラッチに戻されているボリュームに再ラベル付けしないことを指定します。
- SERial
- 定義されているライブラリーのシリアル番号を示します。 このパラメーターはオプションです。 デフォルト値は AUTODETECT です。
SERIAL=AUTODETECT の場合、ライブラリーへのパスを定義すると、ライブラリーによって報告されるシリアル番号がシリアル番号として使用されます。
SERIAL=serial_number の場合は、入力した番号がサーバーによって検出された番号と比較されます。
重要: 装置の機能によっては、SERIAL=AUTODETECT がサポートされない場合があります。 この場合、シリアル番号はブランクとして報告されます。
例: VTL ライブラリーの定義
ライブラリー・タイプが VTL の VTLLIB という名前のライブラリーを定義します。
define library vtllib libtype=vtlライブラリーにはパスが必要です。 ライブラリーの装置名は、次のようになります。

/dev/lb0
/dev/tsmscsi/lb0
lb3.0.0.0

define path server1 vtllib srctype=server desttype=library
device=/dev/lb0
define path server1 vtllib srctype=server desttype=library
device=/dev/tsmscsi/lb0
define path server1 vtllib srctype=server desttype=library
device=lb3.0.0.0