マスター暗号鍵が含まれているファイルが失われたり破損したりした場合、 IBM
Storage Protect サーバーは、暗号化されたクラウド・コンテナー・ストレージ・プール内の新規データを暗号化したり、既存のデータを暗号化解除したりすることができなくなります。 この場合、データベース・バックアップからマスター暗号鍵をリストアできます。
このタスクについて
サーバーがマスター暗号鍵にアクセスできず、暗号化されたクラウド・コンテナー・ストレージ・プールがサーバーに定義されている場合、サーバーはプールを使用不可にします。 データベース・バックアップからマスター暗号鍵をリストアすることにより、暗号化プールのアクセス・モードを READWRITE に戻すことができます。
手順
マスター暗号鍵をリストアし、暗号化されたプールを再度使用可能にするには、以下の手順を実行します。
- サーバーを停止します。
- RESTORE DB コマンドを発行して、マスター暗号鍵を復元します。
ヒント: データベースではなくマスター鍵のみをリストアするには、 RESTOREKEYS=ONLY パラメーターを指定します。
- バージョン 8.1.8 以降の場合: コマンド行で PROMPT=YES パラメーターを指定します。 コマンドを発行すると、パスワードの入力を求めるプロンプトが出されます。
DSMSERV RESTORE DB RESTOREKEYS=ONLY PROMPT=YES
重要: 指定するパスワードは、データベースのバックアップ時に使用したパスワードと同じでなければなりません。 SET DBRECOVERY コマンドを使用するか、Operations Center を使用してプールを定義するときにパスワードを指定することにより、マスター暗号鍵をリカバリーするためのデフォルト・パスワードを設定します。 ただし、 BACKUP DB コマンドでパスワードを指定することによって、このデフォルト・パスワードをオーバーライドすることもできます。 フル・データベース・バックアップおよび増分データベース・バックアップからリストアする場合は、増分バックアップに使用されたパスワードを指定します。
- サーバーを再始動します。
- 以下の手順を使用して、暗号化されたクラウド・コンテナー・ストレージ・プールのアクセス状態を変更します。
Operations Center の使用
- Operations Center メニュー・バーで、 「ストレージ」>「ストレージ・プール」をクリックします。
- 「ストレージ・プール」ページで、クラウド・コンテナー・ストレージ・プールを選択し、 「詳細」をクリックします。
- 「詳細」ページで、 「プロパティー」 タブをクリックします。
- アクセス・リストから「 READWRITE」を選択します。
- 「保存」をクリックします。
コマンド・ライン管理クライアントを使用する場合:
- ACCESS=READWRITE パラメーターを指定して UPDATE STGPOOL コマンドを発行します。
UPDATE STGPOOL poolname ACCESS=READWRITE