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Set Password

set password コマンドは、ワークステーションの IBM Storage Protect パスワードを変更するか、別のサーバーへのアクセスに使用する資格情報を設定します。

set password コマンドを 入力するときに旧および新規パスワードを省略した場合には、 旧パスワードについては一度、新規パスワードについては 2 度プロンプトが出されます。

パスワードの長さは、最大で 63 文字です。 パスワードの制約は、パスワードが保管および管理される場所、およびクライアントが接続する IBM Storage Protect サーバーのバージョンによって異なります。

お使い IBM Storage Protect のサーバーが 6.3.3 以降のバージョンであり、かつパスワードの認証に LDAP ディレクトリサーバーを使用している場合
以下の任意の文字を使用して、パスワードを作成します。
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 . ! @ # $ % ^ & * _ - + = ` ( ) 
| { } [ ] : ; < > , ? / ~

パスワードは大/小文字の区別をし、LDAP ポリシーによって適用される可能性がある追加の制約事項に従います。

お使いの IBM Storage Protect サーバーのバージョンが 6.3.3 以降であり、かつパスワードの認証に LDAP ディレクトリサーバーを使用していない場合
以下の任意の文字を使用して、パスワードを作成します。
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 . ! @ # $ % ^ & * _ - + = ` ( ) 
| { } [ ] : ; < > , ? / ~

パスワードは IBM Storage Protect サーバー・データベースに保管されます。 IBM Storage Protect 8.1.16以降では、 SESSIONSECURITY=STRICTの場合パスワードに大/小文字の区別があります。 SESSIONSECURITY=TRANSITIONALの場合、パスワードに大/小文字の区別はありません。

留意事項:

コマンド・ラインでは、1 つ以上の特殊文字が含まれているパラメーターは、必ず引用符で囲みます。 引用符を使用しなければ、特殊文字はシェル・エスケープ文字、ファイル・リダイレクト文字など、オペレーティング・システムに対して有意な文字として解釈される可能性があります。

Windows オペレーティング・システム
Windows システムの場合:
コマンド・パラメーターは引用符 (") で囲みます。
コマンド・ラインの例:
dsmc set password "t67@#$%^&" "pass2><w0rd"
Oracle Solaris オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システム
AIX®、 Linux®、および Solaris システムでは:
コマンド・パラメーターは単一引用符 (') で囲みます。
コマンド・ラインの例:
dsmc set password -type=vmguest 'Win 2012 SQL' 'tsml2dag\administrator' '7@#$%^&7'

特殊文字を含むパスワードをオプション・ファイルに入力するときは、引用符は必要ありません。

Linux オペレーティング・システムOracle Solaris オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システム制約事項: set password コマンドは、ローカルに保管されたパスワードに対して連邦情報処理標準 (FIPS) 対応のオペレーティング・システム環境をサポートしません。

FIPS サポートについて詳しくは、 技術情報 2007756を参照してください。

サポートされるクライアント

このコマンドは、すべてのクライアントに有効です。

以下のパラメーターは、 VMware 操作に適用されます。これらの操作は、 IBM Storage Protect for Virtual Environments: Data Protection for VMwareのデータ・ムーバーとしてクライアントを使用している場合にのみ使用可能です。
  • TYPE=DOMAIN
  • TYPE=VM
  • TYPE=VMGUEST

構文

構文図を読むビジュアル構文図をスキップ SET Password オールドプー新報その他サーバーその他のユーザー IDその他のパスワードTYPE=TSMTYPE=ドメインTYPE=FASTBackタイプ=ファイラーTYPE= VMtype=vmゲスト allvm

パラメーター

旧パスワード
ワークステーション用の現行パスワードを指定します。
新規作成
ワークステーション用の新規パスワードを指定します。
他のサーバー 他のユーザーID 他のパスワード
これらの 3 つのパラメーターは、クライアントが別のサーバー (ファイラーや ESXi ホストなど) にアクセスするために使用する属性を指定します。
その他のサーバー
クライアントがファイルを保護するためにアクセスできるサーバーのホスト名または IP アドレスを指定します。
その他ユーザー ID (other_user_id)
クライアントが他のサーバーにログオンするために使用するサーバー上のアカウントのユーザー ID。 このアカウントは、ユーザーが他のサーバーにログオンした後に実行する操作を行うために必要な特権を持っている必要があります。
その他のパスワード (other_password)
他のサーバー上のユーザー ID に関連付けられているパスワード。
Type
このパスワードがバックアップ/アーカイブ・クライアント用であるか、または別のタイプのサーバー用であるかを指定します。

ご使用のバックアップ/アーカイブ・クライアント用のパスワードを指定するには、TYPE=TSM を使用します。 デフォルト・タイプは TYPE=TSM です。

Windows オペレーティング・システム TYPE=DOMAIN を使用して、Windows ドメイン管理者の資格情報を設定し、ユーザーがファイル・リストア操作のためにリモート Windows プロキシー・ノード (ファイル・リストア・インターフェース) にログインできるようにします。 このオプションには、 IBM Storage Protect for Virtual Environments: Data Protection for VMwareのライセンスが必要です。
set password -type=domain コマンドでは、次の形式を使用します。
set password -type=domain -validate administrator_name password
ここで、
検証
資格情報を保管する前に、Windows ドメイン管理者の資格情報を検証します。 妥当性検査が失敗すると、資格情報は保管されず、ユーザーはファイル・リストア・インターフェースにログインできません。 validate パラメーターは、TYPE=DOMAIN パラメーターと一緒に使用する場合にのみ有効です。
管理者名
ドメイン管理者のアカウント名を指定します。 アカウント名には、Windows ドメイン名と管理者 ID が含まれている必要があります。 アカウント名は、次の形式で指定する必要があります。
domain_name\administrator_ID
パスワード
指定されたドメイン管理者アカウントに関連付けるパスワードを指定します。

リモート・マウント・プロキシー・ノードの構成要件について詳しくは、「 IBM Storage Protect for Virtual Environments: Data Protection for VMware 」の資料を参照してください。

Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システム

Linux および Windows クライアントで TYPE=FastBackを使用して、Windows FastBack Disaster Recovery Hub サーバー上の FastBack ボリュームのマウントおよび取り外しに必要な Tivoli Storage Manager FastBack 資格情報を保管します。

vStorage バックアップ・サーバー上のパスワード・ファイルには、 VMware 仮想センター・システムの Windows 管理者 ID、または特定の ESX サーバーの UNIX ユーザー ID のいずれかが必要です。 FastBackのプロキシー・バックアップの場合、パスワード・ファイルには FastBack 管理者 ID とパスワードが含まれている必要があります。 以下にいくつかの例を挙げます。
dsmc set password 192.0.2.24 admin admin 123 -type=fastback
dsmc set password 192.0.2.24 WORKGROUP:admin admin 123 -type=fastback
dsmc set password windserv administrator windpass4 -type=fastback
重要: バックアップ/アーカイブ FastBack サブコマンドを入力する前に、リポジトリーからバックアップ/アーカイブ・クライアントに FastBack ボリュームをマウントおよびアンマウントするために必要なユーザー資格情報を定義する必要があります。 資格情報を定義するには、fbserver オプションを使用します。
以下は、必要な各種構成および資格情報の簡単な説明です。
  • バックアップ/アーカイブ・クライアントは、専用 vStorage バックアップ・サーバーにインストールされます。 vStorage バックアップ・サーバー上の クライアントは、複数のネットワーク共有リポジトリーに接続している必要があります。
クライアントが接続されているそれぞれのネットワーク共有リポジトリーごとに、以下の手順に従ってください。
  1. FastBack Manager からのリモート・ネットワーク・アクセス用にリポジトリーを構成します。 IBM Documentationの Tivoli Storage Manager FastBack 製品ドキュメントを参照してください。 https://www.ibm.com/docs/en/tsmf.

    この手順は、リモートからリポジトリーに接続するためのドメイン名、ネットワーク共有ユーザー ID、およびネットワーク共有パスワードを確立します。

  2. バックアップ/アーカイブ・クライアント・ワークステーションで、次のコマンドを手動で入力します。
    dsmc set password type=fastback FBServer domain:networkaccessuserid 
       networkaccesspassword

    fbserver オプションは、 FastBack サーバー・ワークステーションの短縮ホスト名を指定します。 FastBack DR ハブの場合、 fbserver オプションは、DR ハブがインストールされているワークステーションの短縮名を指定します。

    Networkaccessuserid は、Windows 管理者 ID または FastBack 管理パスワードのいずれかです。

    Domain はユーザー ID のドメイン名です。

    Networkaccesspassword は、Windows 管理者 ID または FastBack 管理パスワードのいずれかです。

  3. これらの資格情報は、fbserver オプションを使用して指定した短縮ホスト名に基づいて取得されます。
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Linux および Windows システムで TYPE=FILERを使用して、このパスワードがファイル・サーバーでのスナップショット差分操作用であることを指定します。

TYPE=FILER の場合は、ファイル・サーバー名、およびそのファイル・サーバーにアクセスするために使用するユーザー ID とパスワードを指定する必要があります。 例: dsmc set password -type=filer myfiler filerid filerpasswd

TYPE=FILERを指定すると、パスワードが有効であるかどうかを検証せずに、パスワード (TSM.sth) ファイルにパスワードが保管されます。 TYPE=FILER を指定して保管されたパスワードは、クライアントのノード間で共有できます。 例えば、NODE_A によって保管されたパスワードを NODE_B が使用できます。 ファイル・サーバーごとに 1 つの資格情報のセットのみが保管されます。

注: クライアントは、 NetApp Flex GroupボリュームをファイラーONTAP 9.8 以降のバージョンでのみサポートします。
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TYPE=VM を使用して、ESX サーバーまたは vCenter サーバーへのログオンに使用するパスワードを設定します。

dsmc SET PASSWORD -type=VM hostname administrator password
ここで、
ホスト名
バックアップ、リストア、または照会する VMware VirtualCenter または ESX サーバーを指定します。 このホスト名は、vmchost オプションで使用されているホスト名の構文と一致していなければなりません。 つまり、vmchost でホスト名ではなく IP アドレスを使用している場合は、このコマンドでも、短縮ホスト名や完全修飾ホスト名ではなく、IP アドレスを指定する必要があります。
管理者
vCenter ホストまたは ESXi ホストへのログオンに必要なアカウントを指定します。
パスワード
vCenter または ESXi の管理者に指定したログイン・アカウントに関連付けられたパスワードを指定します。

プリファレンス・エディターを使用して、vmchost オプション、vmcuser オプション、および vmcpw オプションを設定します。

さらに、クライアント・オプション・ファイルに vmchost オプションを設定してから、set password コマンドを使用して、そのホスト名を、そのホストへのログオンに使用される管理者アカウントおよび管理者アカウント・パスワードに関連付けることができます。 例えば、set password TYPE=VM myvmchost.example.com administrator_name administrator_password などです。

Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システム
仮想マシンを保護するために INCLUDE.VMTSMVSS オプションを使用する場合は、 Linux および Windows クライアントで TYPE=VMGUESTを使用します。 set password コマンドでは、次の形式を使用します。
set password -type=vmguest guest_VM_name administrator password
ここで、
ゲスト VM 名 (guest_VM_name)
保護する仮想マシン・ゲストの名前を指定します。
管理者
ゲスト VM へのログオンに必要なアカウントを指定します。
パスワード
ログイン・アカウントに関連付けるパスワードを指定します。
INCLUDE.VMTSMVSS オプションで保護されている複数の仮想マシンへ、同じ資格情報を使用してログオンする場合、ALLVM パラメーターを指定すると、すべての仮想マシンに対するパスワードを設定できます。 ALLVM パラメーターによって、INCLUDE.VMTSMVSS オプションに組み込まれているどのゲストにクライアントがログオンする場合でも、同じ資格情報が使用されるように設定できます。 次のコマンド TYPE=TSM は、ALLVM の使用例を示しています。 この例では、ユーザー名 Administrator とパスワード Password を使用して、 INCLUDE.VMTSMVSS オプション:
set password -type=vmguest ALLVM Administrator Password
共有資格情報と個別資格情報の組み合わせも設定できます。 例えば、使用環境では、大部分の仮想マシンは同じ資格情報を使用しているが、いくつかの仮想マシンは異なる資格情報を使用している場合に、複数の set password を使用して資格情報を指定できます。 例えば、大部分の仮想マシンは、ログイン名として Administrator1 を、パスワードとして Password1 を使用しているとします。 また、VM2 という名前の 1 つの仮想マシンは、ログイン名として Administrator2 を、パスワードとして Password2 を使用しているとします。 このシナリオに対して、以下のコマンドを使用して資格情報を設定します。
  • set password -type=vmguest ALLVM Administrator1 Password1 (大部分の VM の資格情報を設定する)。
  • set password -type=vmguest VM2 Administrator2 Password2 (VM2 固有の資格情報を設定する)。

次の例では、set password コマンドを使用します。

Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システムOracle Solaris オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システムMac OS X オペレーティング・システムタスク
Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システムOracle Solaris オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システムMac OS X オペレーティング・システムパスワードを osecret から nsecret に変更する。

set password osecret nsecret

Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システムOracle Solaris オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システムMac OS X オペレーティング・システムタスク
Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システムOracle Solaris オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システムMac OS X オペレーティング・システムファイルサーバーのrootユーザーのユーザーIDとパスワードを設定する myFiler.example.com

dsmc set password -type=filer myFiler.example.com root

Please enter password for user id "root@myFiler.example.com": ******** Re-enter the password for verification:******** ANS0302I Successfully done.

Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システムOracle Solaris オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システムMac OS X オペレーティング・システムタスク
Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システムOracle Solaris オペレーティング・システムAIX オペレーティング・システムMac OS X オペレーティング・システムファイルサーバーのrootユーザーのユーザーIDとパスワードを設定する myFiler.example.com

dsmc set password -type=filer myFiler.example.com root secret

Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システムタスク
Windows オペレーティング・システムLinux オペレーティング・システム FastBack サーバー のユーザーIDとパスワードを設定する。 myFastBackServer -fbserver オプションは、サーバー名のために archive fastback コマンドおよび backup fastback コマンドで使用します。

Linux operating systemsdsmc set password -type=FASTBack myFastBackServer myUserId 'pa$sword'Windows operating systemsdsmc set password -type=FASTBack myFastBackServer myUserId "pa$sword"

重要:
  1. dsmc set password -type=fastback コマンドは、バックアップ/アーカイブ・クライアントが接続することが予期される FastBack リポジトリーごとに 1 回、専用クライアント・プロキシー・ワークステーション上で繰り返す必要があります。
  2. ネットワーク共有リポジトリーの場合は、 dsmc set password -type=fastback myFBServer domainName:userId passwordという形式で dsmc set password -type=fastback コマンドを発行します。

    指定するサーバー名 (この例では myFBServer ) は、 backup fastback コマンドまたは archive fastback コマンドの -fbserver オプションで指定する名前と一致している必要があります。

  3. FastBack サーバーまたは FastBack Disaster Recovery Hubの場合、指定するユーザー ID とパスワードには FastBack 管理者特権が必要です。

    バックアップ/アーカイブ・クライアントの接続先となる FastBack DR ハブ上の FastBack サーバー・ブランチ・リポジトリーごとに、 dsmc set password -type=fastback コマンドを 1 回ずつ発行する必要があります。

Linux オペレーティング・システムタスク
Linux オペレーティング・システムバックアップアーカイブクライアントは、ショートホスト名が myFBServer である FastBack サーバーリポジトリに接続しています。 user ID は、リポジトリー共有に対する読み取り/書き込み権限を持つ FastBack ネットワーク・ユーザー ID です。 DOMAIN は、ユーザー ID が所属するドメインです。 myNetworkPass は、そのユーザー ID に対応するパスワードです。

dsmc set password -type=fastback myFbServer DOMAIN:USERID myNetworkPass

Linux オペレーティング・システムタスク
Linux オペレーティング・システムバックアップ・アーカイブ・クライアントは、ショート・ホスト名が myFbDrHub であるDRハブ・マシン上のリポジトリに接続しています。 ユーザー ID は Windows 管理者 ID です。 DOMAIN は、DR Hub マシンが所属するドメインです。 myNetworkPass は、その管理者 ID の対応するパスワードです。

dsmc set password -type=fastback myFbDrHub DOMAIN:administrator adminPasswd

Windows オペレーティング・システムタスク
Windows オペレーティング・システムユーザーがファイル復元インターフェイスにログインするために必要なWindowsドメイン管理者認証情報を設定し、Windowsドメイン認証情報を保存します。 この例では、すべてのユーザー・アカウントが登録されている Windows ドメインの名前は example_domainです。 Kev_the_admin は Windows ドメイン管理者 ID、 pas$word! は管理者の対応するパスワードです。

dsmc set password -type=domain -val "example_domain\Kev_the_admin" "pas$word!"