DELETE VOLHISTORY (順次ボリューム・ヒストリー情報の削除)

このコマンドは、不要となったボリューム・ヒストリー・ファイル・レコード (例えば、廃止されたデータベース・バックアップ・ボリュームのレコード) を削除するために使用します。

ストレージ・プール内にないボリューム (例えば、データベース・バックアップ・ボリュームまたはエクスポート・ボリューム) のレコードを削除すると、 IBM Storage Protect がそれらを専用ボリュームとして獲得した場合でも、ボリュームはスクラッチ状況に戻ります。 装置タイプ FILE のスクラッチ・ボリュームは削除されます。 ストレージプールボリュームのレコードを削除しても、ボリュームは IBM Storage Protect データベースに残ります。 回復計画ファイル・オブジェクトのレコードをソース・サーバーから削除した時には、ターゲット・サーバーのオブジェクトに削除のマークが付けられます。
制約事項: DELETE VOLHISTORY コマンドを使用して、ボリューム・ヒストリー・ファイルからバックアップ・セット・ボリュームに関する情報を削除しないでください。 情報を削除する場合は、代わりに DELETE BACKUPSET コマンドを使用してください。

DRM のユーザーの場合、データベース・バックアップの有効期限は、この DELETE VOLHISTORY コマンドではなく、 SET DRMDBBACKUPEXPIREDAYS コマンドで制御する必要があります。 DELETE VOLHISTORY コマンドを使用すると、ボリュームのレコードが削除されます。 これによって、MOVE DRMEDIA コマンドによって管理されたボリュームが失われることがあります。 DRM データベース・バックアップ・ボリュームの自動期限切れを管理するには、SET DRMDBBACKUPEXPIREDAYS コマンドを使用します。

ヒント:
  • 最新のデータベース・バックアップの集合のボリュームは削除されません。
  • 既存のボリューム・ヒストリー・ファイルは、このコマンドを使用しても自動的には更新されません。
  • DEFINE SCHEDULE コマンドを使用すると、ボリューム・ヒストリー・レコードを定期的に削除できます。

特権クラス

このコマンドを発行するには、システム特権が必要です。

構文

構文図を読むビジュアル構文図をスキップDELete VOLHistoryTODate =日付TOTime=23:59:59TOTime=時刻Type =AllDBBackupDEVclass=class_nameDBSnapshotDEVclass=class_nameDBRpfEXPortRPFileDELETELatest=NoDELETELatest=NoYesRPFSnapshotDELETELatest=NoDELETELatest=NoYesSTGNewSTGReuseSTGDelete

パラメーター

TODate (必須)
削除したい順次ボリューム・ヒストリー情報を選択するのに使う日付を指定します。 指定した日付以前のレコードのみを削除することができます。 この日付は、以下のいずれかの値を使用して指定できます。
説明
MM/DD/YYYY 特定の日付 01/23/1999
TODAY 現在日付 TODAY
TODAY-days または-days 現在の日付から、指定した日数を引いた日付。 指定できる最大日数は 9999 です。 TODAY–30 または –30。

30 日以上古いレコードを削除するには、TODAY-30 または単に -30 を指定することができます。

EOLM (End Of Last Month) 前月の最終日 EOLM
EOLM- 前月の最終日から、指定した日数を引いた日付 EOLM-1

前月の最終日の 1 日前に活動状態であったファイルを組み込みます。

BOTM (Beginning Of This Month) 今月の初日 BOTM
BOTM + 今月の初日に、指定した日数を加えた日付 BOTM+9

今月 10 日に活動状態であったファイルを組み込みます。

TOTime
指定された日付のこの時刻以前に作成されたレコードを削除することを指定します。 このパラメーターはオプションです。 デフォルト値はその日の終り (23:59:59) です。 この時刻は、以下のいずれかの値を使用して指定できます。
説明
HH:MM:SS 指定された日付の特定の時刻を指定します。 12:30:22
NOW 指定された日付の現在時刻を指定します。 NOW
NOW+HH:MM または +HH:MM 指定した日付の現在時刻プラス指定した時間と分 NOW+03:00 または +03:00

TOTIME=NOW+03:00 または TOTIME=+03:00を指定して 9:00 に DELETE VOLHISTORY コマンドを発行すると、 IBM Storage Protect は、指定された日付の 12:00 以前のレコードを削除します。

NOW-HH:MM または -HH:MM 指定した日付の現在時刻マイナス指定した時間と分 NOW-03:30 または -03:30

TOTIME=NOW-3:30 または TOTIME=-3:30を指定して 9:00 に DELETE VOLHISTORY コマンドを発行すると、 IBM Storage Protect は指定された日付の 5:30 以前のレコードを削除します。

Type (必須)
ボリューム・ヒストリー・ファイルから削除するレコードのタイプ (日付および時刻の基準にも適合している) を指定します。 可能な値は次のとおり:
All
すべてのレコードを削除することを指定します。
制約事項: DELETE VOLHISTORY コマンドは、リモート・ボリュームのレコードを削除しません。
DBBackup
データベースのフルバックアップおよび差分バックアップに使用されたボリューム (ボリューム・タイプが BACKUPFULL および BACKUPINCR) に関する情報が入ったレコードで、指定された日時基準を満たすレコードだけを削除するよう指定します。 データベースの最新のフルバックアップおよび差分バックアップの集合のレコードは削除されません。
DEVclass= クラス名
データベース・バックアップの作成に使用された装置クラス名を指定します。 このオプション・パラメーターは、サーバー間仮想ボリューム装置クラスを使用して作成されたデータベース・バックアップを削除するために使用することができます。 装置クラスのタイプは SERVER でなければなりません。 このパラメーターは、タイプが BACKUPFULL、BACKUPINCR、または DBSNAPSHOT のボリューム・ヒストリー項目の削除にのみ使用することができます。
フル・データベース・バックアップまたは差分データベース・バックアップのボリュームは、次のすべての条件を満たしている場合にのみ削除することができます。
  • データベース・バックアップ・ボリュームの作成に使用された装置クラスが指定の装置クラスと一致している。
  • ボリュームが指定の日時かそれ以前に作成されている。
  • ボリュームが、最新のフル・データベース・バックアップおよび差分データベース・バックアップの集合に含まれていない。
  • ボリュームが、指定の日時以降に作成された差分データベース・バックアップを含むフルバックアップおよび差分バックアップの集合に含まれていない。
DBSnapshot
スナップショット・データベース・バックアップに使用されたボリュームに関する情報が入ったレコードで指定された日時基準を満たすレコードのみを削除するよう指定します。 最新のスナップショット・データベース・バックアップに関連するレコードは削除されません。
DEVclass= クラス名
データベース・バックアップの作成に使用された装置クラス名を指定します。 このオプション・パラメーターは、サーバー間仮想ボリューム装置クラスを使用して作成されたデータベース・バックアップを削除するために使用することができます。 装置クラスのタイプは SERVER でなければなりません。 このパラメーターは、タイプが BACKUPFULL、BACKUPINCR、または DBSNAPSHOT のボリューム・ヒストリー項目の削除にのみ使用することができます。
スナップショット・データベース・バックアップ・ボリュームは、次のすべての条件を満たしている場合にのみ削除することができます。
  • データベース・バックアップ・ボリュームの作成に使用された装置クラスが指定の装置クラスと一致している。
  • ボリュームが指定の日付および時刻かそれ以前に作成されている。
  • ボリュームが、最新のスナップショット・データベース・バックアップの集合に含まれていない。
DBRpf
フルデータベース・バックアップ・ボリュームと差分データベース・バックアップ・ボリューム、 および回復計画ファイル・ボリュームに関する情報が入っているレコードだけを削除することを指定します。
EXPort
エクスポート・ボリュームに関する情報が入っているレコードだけを削除することを指定します。
RPFile
ターゲット・サーバーで保管された回復計画ファイル・オブジェクトに関する情報を含むレコード、および指定された日付および時刻基準を満たすレコードだけを削除するよう指定します。
DELETELatest
最新の回復計画ファイルが削除に適格であるかどうかを指定します。 このオプション・パラメーターは、サーバー間仮想ボリューム装置クラスを使用して作成された最新の回復計画ファイルを削除するために使用することができます。

このパラメーターは、タイプ RPFILE のボリューム履歴項目 (例えば、 PREPARE コマンドで DEVCLASS パラメーターを使用して作成された回復計画ファイル) を削除する場合にのみ使用できます。 このパラメーターを指定しない場合には、最新の RPFILE 項目は削除されません。

いいえ
最新の RPFILE ファイルは削除されないことを指定します。
はい
最新の RPFILE ファイルが指定された日時基準を満たしている場合、削除されることを指定します。
RPFSnapshot
スナップショット・データベース・バックアップのために作成された回復計画ファイル・オブジェクトに関する情報を含み、ターゲット・サーバーで保管されており、指定された日時基準を満たすレコードだけを削除するよう指定します。 最新の RPFSNAPSHOT ファイルが削除されるのは、 指定された日時の基準を満たしており、DELETE パラメーターが Yes に 設定されている場合のみです。
DELETELatest
最新の回復計画ファイルが削除に適格であるかどうかを指定します。 このオプション・パラメーターは、サーバー間仮想ボリューム装置クラスを使用して作成された最新の回復計画ファイルを削除するために使用することができます。

このパラメーターは、タイプ RPFSNAPSHOT のボリューム履歴項目 (例えば、 PREPARE コマンドで DEVCLASS パラメーターを使用して作成された回復計画ファイル) を削除する場合にのみ使用できます。 このパラメーターを指定しない場合には、最新の RPFSNAPSHOT 項目は削除されません。

いいえ
最新の RPFSNAPSHOT ファイルは削除されないことを指定します。
はい
最新の RPFSNAPSHOT ファイルが指定された日時基準を満たしている場合、削除されることを指定します。
STGNew
新しい順次アクセス・ストレージ・ボリュームに関する情報が入っているレコードだけを削除することを指定します。
STGReuse
再利用された順次ストレージ・プール・ボリュームに関する情報が入っているレコードだけを削除することを指定します。
STGDelete
削除済みの順次ストレージ・プール・ボリュームに関する情報が入っているレコードだけを削除することを指定します。

例: 回復計画ファイル情報の削除

03/28/2016 以前に作成された、すべての回復計画ファイル情報を削除します。
delete volhistory type=rpfile todate=03/28/2016

関連コマンド

表 1. DELETE VOLHISTORY に関連するコマンド
コマンド 説明
ボリューム履歴のバックアップ 外部ファイルのボリューム履歴情報を記録します。
スケジュールの定義 クライアント操作または管理コマンドのスケジュールを定義します。
ボリュームの削除 ボリュームをストレージ・プールから削除します。
インベントリーの期限切れ インベントリー満了処理を手動で開始します。
DRMEDIA の移動 DRM メディアをオンサイトおよびオフサイトに移動します。
準備 回復計画ファイルを作成します。
照会 RPFILE 回復計画ファイルについての情報を表示します。
照会ボリューム履歴 サーバーによって収集された順次ボリューム履歴情報を表示します。
drmrpfexpiredaysの設定 回復計画ファイルの期限切れの基準を設定します。
drmdbbackupexpiredaysを設定する データベース・バックアップの集合期限切れの基準を指定します。