DEFINE DATAMOVER (データ・ムーバーの定義)
このコマンドは、データ・ムーバーを定義するのに使用します。 データ・ムーバーは、データを転送するための IBM Storage Protect からの要求を受け入れる名前付き装置です。 データ・ムーバーを使用して、外部コピー操作を実行できます。
特権クラス
このコマンドを発行するには、システム特権または無制限ストレージ特権が必要です。
構文
パラメーター
- data_mover_name (必須)
- データ・ムーバーの名前を指定します。 この名前は、
REGISTER NODE TYPE=NASコマンドを使用して既に登録してあるノード名と同じでなければなりません。 この NAS データ・ムーバーからバックアップされるデータには、サーバー・データベースのこのノード名に割り当てられます。 この名前を指定するのに最大 64 文字を使用できます。 - Type
- データ・ムーバーのタイプを指定します。 このパラメーターはオプションです。 デフォルト値は NAS です。
- NAS
- データ・ムーバーが NAS ファイル・サーバーであることを指定します。
- NASCLUSTER
- データ・ムーバーがクラスター化 NAS ファイル・サーバーであることを指定します。制約事項: NASCLUSTER 値は、
DATAFORMAT=NETAPPDUMPの場合にのみ指定できます。 - NASVSERVER
- データ・ムーバーがクラスター内の仮想ストレージ装置であることを指定します。制約事項: NASVSERVER 値は、
DATAFORMAT=NETAPPDUMPの場合にのみ指定できます。
- HLAddress (必須)
- NAS ファイル・サーバーのアクセスに使用する数値 IP アドレスまたはドメイン名のいずれかを指定します。ヒント: 数値 IP アドレスを判別するには、NAS ファイル・サーバーにアクセスしてください。 次に、ファイル・サーバーの資料の指示に従って、アドレスを取得します。
- LLAddress
- Network Data Management Protocol (NDMP) セッションで NAS 装置にアクセスするための TCP ポート番号を指定します。 このパラメーターはオプションです。 デフォルト値は 10000 です。
- USERid (必須)
- NAS ファイル・サーバーで NDMP セッションを開始する権限があるユーザーのユーザー ID を指定します。 例えば、NDMP 接続用に NetApp ファイル・サーバーに構成されているユーザー ID を入力します。ヒント: ユーザー ID を判別するには、NAS ファイル・サーバーにアクセスしてください。 次に、ファイル・サーバーの資料の指示に従って、ユーザー ID を取得します。
- PASsword (必須)
- NAS ファイル・サーバーにログオンするユーザー ID のパスワードを指定します。ヒント: パスワードを判別するには、NAS ファイル・サーバーにアクセスしてください。 次に、ファイル・サーバーの資料の指示に従って、パスワードを取得します。
- ONLine
- データ・ムーバーが使用できるかどうかを指定します。 このパラメーターはオプションです。 デフォルトは YES です。
- Yes
- デフォルト値。 データ・ムーバーが使用可能であることを指定します。
- No
- データ・ムーバーが使用可能でないことを指定します。 ハードウェアの保守中に、UPDATE DATAMOVER コマンドを使用してデータ・ムーバーをオフラインに設定することができます。
ライブラリーが NAS データ・ムーバーからライブラリーへのパスを使用して制御されており、NAS データ・ムーバーがオフラインである場合は、サーバーはそのライブラリーにアクセスできません。 サーバーを停止して、NAS データ・ムーバーがオフラインである間に再始動すると、ライブラリーは初期化されません。
- DATAFormat (必須)
- このデータ・ムーバーによって使用されるデータ・フォーマットを指定します。
- NETAPPDump
- NetApp NASファイルサーバーおよび IBM® System Storage Nシリーズに使用する必要があります。
- CELERRADump
- EMC の Celerra NAS ファイル・サーバーで使用する必要があります。
- NDMPDump
- NetApp または EMC ファイル・サーバー以外の NAS ファイル・サーバーで使用する必要があります。
例: ドメイン名によるデータ・ムーバーの定義
NAS1 という名前のノードのデータ・ムーバーを定義します。 このデータ・ムーバーのドメイン名は、ポート 10000 の NETAPP2.EXAMPLE.COM です。define datamover nas1 type=nas hladdress=netapp2.example.com lladdress=10000
userid=root password=admin dataformat=netappdump例: IP アドレスによるデータ・ムーバーの定義
NAS2 という名前のノードのデータ・ムーバーを定義します。 データ・ムーバーの数値 IP アドレスは、ポート 10000 において 203.0.113.0 です。 NAS ファイル・サーバーは、NetApp でも EMC ファイル・サーバーでもありません。define datamover nas2 type=nas hladdress=203.0.113.0 lladdress=10000
userid=root password=admin dataformat=ndmpdump例: IP アドレスによるクラスター化ファイル・サーバーのデータ・ムーバーの定義
NAS3 という名前のクラスター化ファイル・サーバー用にデータ・ムーバーを定義します。 この NAS ファイル・サーバーは、NetApp の装置です。 データ・ムーバーの数値 IP アドレスは、ポート 10000 において 198.51.100.0 です。define datamover nas3 type=nascluster hladdress=198.51.100.0
lladdress=10000 userid=root password=admin dataformat=netappdump関連コマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| 定義パス | ソースから宛先へのパスを定義します。 |
| 削除 DATAMOVER | データ・ムーバーを削除します。 |
| 照会 DATAMOVER | データ・ムーバー定義を表示します。 |
| ノードの登録 | クライアント・ノードをサーバーに定義し、そのユーザーのオプションを設定します。 |
| 更新 DATAMOVER | データ・ムーバーの定義を変更します。 |
