DEFINE BACKUPSET (バックアップ・セットの定義)

あるサーバー上に前に生成したクライアント・バックアップ・セットを定義して、このコマンドを実行するサーバーで使用できるようにするには、このコマンドを使用してください。 クライアント・ノードには、バックアップ・セットが生成されたサーバーでなく、このコマンドを実行しているサーバーからのバックアップ・セットをリストアするオプションがあります。

サーバーが共通装置タイプを共有している場合、1 つのサーバーで生成されたバックアップ・セットを別のサーバーに対して定義することができます。 バックアップ・セットが定義されているサーバーのレベルは、そのバックアップ・セットを生成したサーバーのレベル以上でなければなりません。

また、DEFINE BACKUPSET コマンドを使用して、サーバーで削除したバックアップ・セットを再定義することができます。

特権クラス

REQSYSAUTHOUTFILE サーバー・オプションが YES (デフォルト) に設定されている場合には、管理者にシステム特権が必要です。 REQSYSAUTHOUTFILE サーバー・オプションが NO に設定されている場合には、クライアント・ノードの割り当て先のドメインに対するシステム特権またはポリシー特権が管理者に必要です。

構文

構文図を読むビジュアル構文図をスキップDEFine BACKUPSET ,,node_nameノード・グループ名 バックアップ・セット名接頭部DEVclass=デバイス・クラス名 VOLumes= ,ボリューム名 RETention=365RETention=日数NOLimitDESCription=説明WHEREDATAType=ALLWHEREDATAType=,FILEIMAGETOC=PREFERREDYESNOTOCMGmtclass=class_name

パラメーター

node_name または node_group_name (必須)
データが指定されたバックアップ・セット・ボリュームに入っているクライアント・ノードまたはノード・グループの名前を指定します。 複数のノード名およびノード・グループ名を指定するには、名前をコンマで区切り、間にスペースを入れないで入力します。 ノード名にワイルドカード文字を含めることはできますが、ノード・グループ名にワイルドカード文字を含めることはできません。 バックアップ・セット・ボリュームに複数のノードのバックアップ・セットが含まれる場合、指定されたノード名のいずれか 1 つと一致するノード名を持つすべてのバックアップ・セットが定義されます。 ボリュームに現在登録されていないノードのバックアップ・セットが含まれる場合、DEFINE BACKUPSET コマンドは、そのノードのバックアップ・セットを定義しません。
backup_set_name_prefix (必須)
このサーバーに対して定義するバックアップ・セットの名前を指定します。 この名前の最大長は 30 文字です。

名前を選択すると、 IBM Storage Protect によってバックアップ・セット名を構成する接尾部が追加されます。 例えば、バックアップセットに mybackupsetという名前を付けると、 IBM Storage Protect 、3099のような一意の番号が名前に追加される。 したがって、バックアップ・セット名は、mybackupset.3099 として識別されます。 このバックアップ・セットに関する情報を後で表示するには、mybackupset* のようにその名前にワイルドカードを組み込むか、あるいは mybackupset.3099 のような完全修飾名を指定できます。

バックアップ・セット・ボリュームに複数ノードのバックアップ・セットが含まれる場合、同じバックアップ・セット名の接頭部と接尾部を使用して、各ノードにバックアップ・セットが定義されます。

DEVclass (必須)
バックアップ・セットが読み取られる元のボリュームの装置クラスの名前を指定します。
注: 指定するデバイス・クラスに関連付けられているデバイス・タイプは、バックアップ・セットが最初に生成されたデバイス・クラスと一致している必要があります。
VOLumes (必須)
バックアップ・セットを保管するのに使用されるボリュームの名前を指定します。 複数のボリュームを指定できます。名前をコンマで区切って間にスペースを入れないでください。 指定したボリュームは、バックアップ・セットを定義しているサーバーで使用可能でなければなりません。
注: 指定するボリュームは、作成された順序でリストする必要があります。そうしないと、 DEFINE BACKUPSET コマンドは失敗します。
サーバーは、複数のボリューム・バックアップ・セットに指定されたすべてのボリュームにバックアップ・セットの一部が組み込まれているかは検査しません。 最初のボリュームは常に検査されます。また場合によっては、追加ボリュームも検査されます。 これらのボリュームが正しい場合、バックアップ・セットが定義され、コマンドにリストされたボリュームのすべてのが上書きされないように保護されます。 バックアップ・セットの一部が入っているボリュームが、コマンドにリストされていない場合、ボリュームは保護されず、通常のサーバー操作中に上書きされる可能性があります。
注: デフォルトでは、バックアップ・セットが定義されると、サーバーは目次を作成しようとします。 正しくないボリュームが指定されるか、ボリュームが正しい順序でリストされていない場合、目次の作成は失敗します。 この障害が発生した場合は、コマンドのボリューム・リストを確認し、 QUERY BACKUPSETCONTENTS コマンドを使用してバックアップ・セットの内容を確認することを検討してください。
RETention
バックアップ・セットをサーバー上に保存する日数を指定します。 0 から 30000 の整数を指定することができます。 デフォルトは 365 日です。 値は次のとおりです。
days
サーバー上でバックアップ・セットを保存する日数を指定します。
NOLimit
バックアップ・セットをサーバーで無期限に保存する必要があることを指定します。

NOLIMITを指定すると、ユーザーまたは管理者がサーバー・ストレージからボリュームを削除しない限り、 IBM Storage Protect はバックアップ・セットを含むボリュームを永久に保持します。

DESCription
クライアント・ノードに属するバックアップ・セットに関連した説明を指定します。 このパラメーターはオプションです。 この説明の最大長は 255 文字です。 説明の中にブランク文字を入 れる場合には、説明を引用符で囲んでください。
WHEREDATAType
指定したタイプのデータが入っているバックアップ・セットを定義することを指定します。 このパラメーターはオプションです。 デフォルトでは、すべてのタイプのデータ (ファイル・レベル、イメージ、およびアプリケーション) のバックアップ・セットが定義されます。 複数のデータ・タイプを指定するには、スペースを入れずに各データ・タイプをコンマで区切ります。 可能な値は次のとおり:
ALL
すべてのタイプのデータ (ファイル・レベル、イメージ、およびアプリケーション) のバックアップ・セットを定義することを指定します。 ALL がデフォルト値です。
FILE
ファイル・レベルのバックアップ・セットを定義することを指定します。 ファイル・レベルのバックアップ・セットには、バックアップ・クライアントによってバックアップされたファイルおよびディレクトリーが入っています。
IMAGE
イメージのバックアップ・セットを定義することを指定します。 イメージ・バックアップ・セットには、バックアップ/アーカイブ・クライアントの BACKUP IMAGE コマンドによって作成されたイメージが含まれます。
TOC
ファイル・レベルのバックアップ・セットの目次 (TOC) を定義時に作成するかどうかを指定します。 イメージおよびアプリケーション・データのバックアップ・セットでは常に目次が作成されるため、これらのバックアップ・セットを定義する場合、TOC パラメーターは無視されます。
目次を作成するかどうかを決定するときは、以下の点を考慮してください。
  • 目次が作成されている場合は、 IBM Storage Protect Web バックアップ/アーカイブ・クライアントを使用して、ファイル・システム・ツリー全体を調べ、リストアするファイルおよびディレクトリーを選択することができます。 目次を作成するには、TOCMGMTCLASS パラメーターで指定された管理クラスのバックアップ・コピー・グループに TOCDESTINATION 属性を定義する必要があります。 目次を作成するには、バックアップ・セット操作中に追加の処理、ストレージ・プール・スペース、および場合によってはマウント・ポイントが必要です。
  • バックアップ・セットの目次が保存されていない場合でも、リストアする各ファイルまたはディレクトリーの完全修飾名が分かっていれば、バックアップ・アーカイブ・クライアントの RESTORE BACKUPSET コマンドを使用して、個々のファイルまたはディレクトリー・ツリーをリストアすることができます。
このパラメーターはオプションです。 デフォルト値は Preferred です。 可能な値は次のとおり:
No
ファイル・レベル・バックアップ・セットの目次情報を保存しないことを指定します。
Preferred
ファイル・レベル・バックアップ・セットの目次情報を保存することを指定します。 ただし、目次の作成中にエラーが発生しただけではバックアップ・セットは失敗しません。
Yes
ファイル・レベル・バックアップ・セットごとに目次情報を保存する必要があることを指定します。 目次の作成中にエラーが発生した場合は、バックアップ・セットは失敗します。
TOCMGmtclass
目次がバインドされる管理クラスの名前を指定します。 管理クラスを指定しない場合、目次は、ノードが割り当てられているポリシー・ドメインのデフォルト管理クラスにバインドされます。 この場合、目次を作成するには、指定された管理クラスのバックアップ・コピー・グループに TOCDESTINATION 属性を定義する必要があります。

例: バックアップ・セットの定義

このコマンドを実行しているサーバーに対して、クライアント・ノード JANE に属している PERS_DATA バックアップ・セットを定義します。 バックアップ・セットを 50 日間サーバー上に保存します。 ボリューム VOL001 および VOL002 にバックアップ・セット用のデータを入れるように指定します。 ボリュームは、AGADM 装置クラスに割り当てられている装置で読み取られます。 説明を入れます。
define backupset jane pers_data devclass=agadm 
volumes=vol1,vol2 retention=50 
description="sector 7 base image"

関連コマンド

表 1. DEFINE BACKUPSET に関連するコマンド
コマンド 説明
ノード・グループの定義 ノードのグループを定義します。
ノード・グループ・メンバーの定義 クライアント・ノードをノード・グループに追加します。
ノード・グループの削除 ノード・グループを削除します。
バックアップ・セットの削除 バックアップ・セットを削除します。
ノード・グループ・メンバーの削除 ノード・グループからクライアント・ノードを削除します。
バックアップ・セットの生成 クライアントのデータのバックアップ・セットを生成します。
BACKUPSETTOC の生成 バックアップ・セットの目次を生成します。
照会バックアップ・セット バックアップ・セットを表示します。
照会 BACKUPSETCONTENTS バックアップ・セットに入っている内容を表示します。
照会ノード・グループ ノード・グループについての情報を表示します。
更新バックアップ・セット バックアップ・セットと関連した保存値を更新します。
ノード・グループの更新 ノード・グループの説明を更新します。